イラスト解説【いとまな隙間へ落ちたさくらんぼ】
ソファーの隙間へ落ちたよ私。チェリーパイとなるんだとおもってたけど。おもわずいきながらえた、残念だ実にざんねん。美しいままに終わりたかったなぁ、ただ腐るのを待つしかないとは。一冊の文庫としけもくじゃ到底つまらない、チェリーのお暇。
「あっ、あいつならお暇から救ってくれるかも…」
黒い犬はただ、じとっと隙間のさくらんぼをみている。
今回のイラストはソファーの隙間へ落ちてしまったさくらんぼを描いたものです。
彼女はチェリーパイになって午後3時にはおやつとして食べられるとおもっていました。
でも、現在午後3時半。幼馴染みのかたわれはもう
失くなってしまっただろうな。
いいなぁ美しいままに終われて、私は醜く終わる予定にたった今強制変更。
隙間に落ちていた同士である文庫本としけもくを使ってやるけど、これからの長さを考えると今も
なんだか悲観的なこころ。
目線の先に黒いこいぬが座ってる。
「あいつが終わらせてくれたら。」一縷の望みを
かけて彼らを見つめてみる。彼らはじとっとした視線を返すだけ…