「人間まるだし」にして出てきたのもの
Netflixに鳴り物入りで投下された日本オリジナルコンテンツ「全裸監督」。
「素敵なダイナマイトスキャンダル」と同じく、あの頃はよかったとサブカルおじさん大喜びコンテンツ。時代や世代は変わっても、結局昔のおじさんに憧れる、今のおじさんたちが作ったコンテンツ。
でもあのテーマはマーケティングの結果なのでしょう。実際コンテンツにお金を払う層の中年に刺さりまくってるので、仕事としては正解なのでしょう。
Netflixにはそうではない倫理観に期待してたので、残念。
内容よりもっと落胆したのは、息苦しいのはコンプライアンスを押し付ける空気のせい!と言わんばかりの広告代理店の俺たちのバブルカムバック!感が透けて見える糞ダサい広告展開。
足を踏んでいながら踏まれた側から「痛いです!」と声を上げられる事を鬱陶しいとしか思ってない、やっとあがりはじめた踏まれた側の声を大声でかき消す広告展開に心底うんざり。
どんなにプラットフォームが素晴らしくても、どれだけ潤沢な予算があっても、決定権のある人の倫理観によって台無し。
「人間まるだし」にして露わになったのは強者の倫理観なんてね。
透明なおばさんは無力だなー
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