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ウン十年ぶり、動物園(一人で)

なん十年ぶりかに動物園行ってきた。一人で。
最後に行ったのがいつだったかも思い出せない。幼稚園児のとき以来か、もしかして。

大阪市内都市部ど真ん中、天王寺動物園、入園料500円。
安い。それすらも知らなかった。どういう仕組みなんだ。
中に入ってから餌やり体験なんかでいっぱいお金使うシーンに出くわすんじゃないかと警戒したけど、そんなことも結果なかった。
というか飲食とグッズコーナー以外でお金使うところほんとなかったな。時期にもよるかもだけど。その気になれば交通費含めても1000円いかないぞ。

動物が見たくなったといえど、賑やかな場所だとビクビクしちゃう人間だからそこに一抹の不安があった。どっちが動物かわかんない警戒心。
でも行って気付いたのが動物園って基本落ち着いた空間なんすね。人が居なかったわけでもなく園児の団体も居たりして賑わってはいたけど、動物らののんびりした姿の影響もあってかみんなぽけーっと観覧する雰囲気。
マナーとしてあまり動物の前で騒がない方がいいという意識なのか、そういうのが共有されてのあの空間。動物らも基本暇そうにしてるからそらそうなるかと、一番の発見そこだったな。
一人で来てる人どんぐらいいるかも気になってたポイントだけど、案外居た。都市部いつでも来れる場所に500円で入れる動物園があるんだからそらスーツ姿でフラッと来る人もいるよねって。
「動物園 ひとり」で検索して出てきた記事に「カップルや家族連れに(一人の自分は)メンタルをやられる」なんてことが書かれててビクビクしちゃってたけどまぁそれは大袈裟だと思う。テーマパーク色の強いところだと話変わってくるかもだけど。

動物園に行ったことが無さすぎて、入園してすぐちっちゃい羽毛が宙に舞っているのを見ただけで「ど、動物の気配がある!」と感動しちゃった。
その羽毛に誘われるかのように「鳥の楽園」ゾーンへ。
怖かったな。
巨大な鳥小屋の中に入って網を介さず目の前の鳥らを楽しむ場所だったんだけど、動物園慣れしてなさすぎてデカめの鳥が飛ぶ姿見ただけでまあまあビビってたな。ちゃんと「飛ぶ姿」が見れる良い展示であった。
この「怖い」という感想、ここだけでなくずっと続く。生き物ってデカくて怖いんだなという感覚をいい歳して学ぶのであった。

これは途中の橋でガーゴイルのように人間を見下ろす鳥。こっち来ねぇかと怖かった。

次、クマ。マレーグマ。
ずっとウロウロノソノソ。

モコッとしていてクマといえど動物園で見るクマは可愛い……

いややっぱ怖いな。あんま怖い怖いって言うのも動物好きの人には悪いんだけど。気味が悪いとかそういうのとは違う見慣れないものへの「怖い」なので大目にみてほしい。
爪が長く、腕も長い。なにかこう生きるための機能を兼ね備えた雰囲気が「敵わない」という気持ちにさせてくれた。獰猛な性格というわけではないらしい。

なんか眠そうな表情しか撮れなかったシロクマ。犬っぽかった。
撮影の腕なんてものはないのでこんな写真ばっか。

アシカ(カリフォルニアアシカ)、水槽の中を泳ぐさまを見ることができたんだけど
「それなりの大きさ」+「結構な速度」が合わさりこれも結構怖かった。ガラス越しに目の前を結構なスピードで横切る迫力。
カリフォルニアアシカのユウキくんは能登半島にあるのとじま水族館から引っ越し(避難)してきたらしい。

猛禽類ゾーン。

くたぁっとした寝姿のフクロウ。電車の中でこういう人よく見るけど。
ハヤブサやらワシの檻にスズメが入り込んで猛禽類用のお肉ついばんでた。大丈夫なんだ……。

夜行性動物舎、室内がシンプルに暗くて(当たり前)怖かった。あんまスマホの画面チカチカさせるのも悪いかと思って写真撮れなかった。
コウモリがすげぇいる。いっぱいいると怖い。

その他色々。

シンプル可愛い鳥
ぐっすりトカゲ
色合いとボディライン可愛いバード

ハンモックキャベツ食いサル

ライオンとか狼とかキリン、サイ、カバ全然撮ってなかった。撮るより見る方優先しちゃって。二回目行くことあったらもうちょっと余裕できてカメラマンごっこできるかもしんないから、またそのとき。カバも現実味のない大きさと迫力で怖くて良かったな。

3時間ぐらい居た。そんだけ居ても全然気疲れしなかった。落ち着いて居座れるいい場所であった。
落ち着いた雰囲気と言いながら内心まあまあはしゃいでる自分が居たんだけど。
動物園、良いな。いい歳して今さらこんなこと言うのも照れくさいんだけど。
年間パスちょっと考えちゃう。2000円らしい。
でも年間パス買っちゃう自分という絵面に気恥ずかしさ覚えるな。また今度考えよう。

天王寺動物園はもうすぐ110周年らしいです。改修工事中のエリアはそのころに終わるのかな

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