第4章 激闘の2日間
part1 1月3日 〜初陣〜
2024年、はや3日が経とうとしていた。
デッキを借りて約2週間弱が過ぎた今日1月3日...
練習時間やデッキ相談なども充分に出来るであろうこの期間を私は....
カードは一切触らず、ほぼこたつの中で過ごしていた( ・∇・)!
言い訳すると
デッキをお借りしたのはもう年末に差し掛かるタイミングであったので、仕事納めやら予定やら何やらで全然ポケカをする時間は取れなかったのだ。
そしていざ時間が取れそうでも、寒さと何故か机の上にある美味しそうな物が私を離さなかったのだ( ・∇・)
悪いのは年末年始に美味しい物が食べられるおめでたい風潮と人類の偉大なる発明(こたつ)であり
決して私が悪いわけではない事がわかると思う。
ともあれ今日1月3日は年末年始の予定も終わり、時間が取れそうだったのでこの日を新年1発目のポケカスタートとすることにした(´▽`)
この日はチームメンバーの村人氏(※以降むらっぴと呼ぶ)がシティの練習相手をしてくれると言ってくれたので、早速デッキを用意して待ち合わせのカードショップへと向かった。
ショップには集合時間より少し早めに着いたため、デュエルスペースで待つこととした。
中に入るとチームメンバーの1人マリモ氏が奥様(以降Mさんと呼ぶ)と一緒にカードを見に来ていた。
マリモ氏ご夫妻に新年の挨拶をして
「今日はむらっぴとシティに向けて練習をするんです」
という話をしていたら彼もすぐにやってきた。
むらっぴともちゃんと新年の挨拶をし、デュエルスペースへ向かう前に一言...
「あのカード出して(^-^)!!」
我ながらなんて野郎だ...
むらっぴもいきなり言われたからかびっくりした様子だったが
と約束していたチョボマキとアギルダーを渡してくれた!
(※誤解なきように言いますがちゃんとお礼はしています。関係性があってのやり取りですが、人間関係が悪化する恐れがありますので良い子は真似しないように)
察しの良い方はお気づきだろうが
ここでようやくデッキが完成したのである!
つまり1月3日にして初めて
『ひろき大先生式ミュウVMAX』が始動したのだ(゚∀゚)
真面目に練習しろよ!!
と怒る方もいるかもしれない。ここまで聞いてればそうだろう...
ですが、別に何もしてなかったわけではないのだ( ・∇・)
この2週間弱、仕事やら予定やら何やらでカードこそ触る機会がなかったとはいえ、ほぼ毎日先生のnoteを読み私は
受験生並みにむちゃくちゃ勉強していた(`・ω・´)
カードは触らないまでもちゃんとやる事、出来る事はやっていたのだ!
あとこれも言うまでもないと思うが、アギルダー以外のロストシティなどカードももちろんこの後しっかりむらっぴから剥ぎ取った(^o^)
さてデッキも整ったところで早速練習開始だ!
マリモ氏ご夫妻もこの後予定がないということだったので練習を見てくれる流れになった。
いざ練習始めるという時にむらっぴが
「そういえば今さらなんですけどミュウで大丈夫なんですか?」と聞いてきた。
この時はメンバーにはシティで使うミュウのレシピは公開してたものの、どういう理由でミュウにしたかは伝えてなかったので心配して聞いてくれたみたいだった。
なので
「あー大丈夫よ!先生のレシピと攻略本があるから(^O^)」と答えてあげた。
すると
「あのー、先生って誰ですか^_^?」
と言われた....
「はいー???先生を知らないだと....
こいつはとんだ大馬鹿者がいたもんだぜ∑(゚Д゚)
いくら伝えてないとはいえ『ひろき大先生式ミュウV MAX』は今じゃトレンドだぞ?
CLジュニア部門優勝構築やのに見てないのか(-.-;)y-~~~」
と説教してやりたい気持ちはあったがここは冷静になった。
尊敬する先生のお気持ちを考えたらこんな事で怒る人ではないだろう...
弟子になったからにはそれ相応の立ち振る舞いをせねば!
というわけで
「すごいnoteを書かれた人がいはるんよ!んで参考にというか丸パクリさせてもらってる(^ ^)」
と大人な対応をして対戦準備を進めた。
知らない奴にはこのデッキの強さを体感してもらい
実力でわからすだけよ( ・∇・)!!
対戦準備が終わりいよいよ
『ひろき大先生式他力本願ミュウV MAX』
の記念すべき第1戦目...
むらっぴが使ったデッキはなんと『カビゴンLO』だった。
「シティで1人ぐらいおるかもなんで一応作りました(^^)」
と言っていた。善意でやってくれたのだろう。だが自分は
「話題にはなってたけど最近減ってきてるから当たらんやろ(๑•ૅㅁ•๑)」
と思っていた。
とりあえず試合を進める...
結果は勝った!だが詳しい内容は覚えていない。
理由としてカビゴン側がそんなに回らずだったのと自分はカビゴンを意識してなかったので真剣にプレイしてなかったのもあった。
だがこの時の行動を後で死ぬほど後悔することになるとは....
続けて第2戦目!相手は『ロストギラティナ』だ。
今度はこちらから使ってもらうデッキをお願いして対戦した。
「ここからが本番だ!( ̄^ ̄)」
と気合いを入れた!
頭の中ではイメージをしっかりしていたはずなのにいざ対戦をするとやはり初心者🔰...
ぎこちないプレイながらもなんとかnoteに書かれた動きを目指し戦っていた...
そしてミュウ使い達のようにカッコよくは宣言出来ないものの
「ふゅ、ふゅーじょんしすてむ(`・ω・´)!
今更こんな言い慣れてないフュージョンシステムもないだろう...
少し恥ずかしい感じもしたがなんとかプラン通りに勝利を掴んだ(^^)
結果として練習4連戦を3勝1敗で戦いぬいた。
(ギラティナ2勝 カビゴン1勝 トドロクツキ負)
1敗はアドリブで貼った自分の雪道で勝手に負けるという初心者あるあるだ(∩∀`*)
先生の攻略本のままプレイしたら今のところ負けなしだ!
「どーーよ!これが先生のミュウの強さだ(゚∀゚)
むらっぴにも良さが伝わったんじゃないかな??」
「あ、はい...いいと思います(・・;)」
んーなんかいまいち伝わってないな...
まあアドリブのプレミが良さを消してしまったのもあるかもしれない。これは私のミスだ!そうであるならばそこは甘んじで受け入れよう(・∀・)
ともあれ幸先の良いスタートを切れたのは間違いない。ここで一旦休憩を挟み、その後練習の目玉であるリザードン対面をお願いすることにした!
休憩を挟むタイミングでマリモ氏から
「自分達はもう今から帰るんですけど良かったらうちに来て練習しませんか^ ^?」
とありがたい提案をされた。
実は奥さんのMさんはシティリーグを1月7日、つまり自分と一緒の日に控えていたので、どうせならMさんの練習も兼ねてみんなでやらないかとのことだった!
マリモ氏ご夫妻はカード見に来ていただけなのでデッキ等は持ってきてなかったため、場所をマリモ氏の家にお邪魔して練習する事になった。
ちなみにマリモ氏はメンバーで数少ないリザードン使いだ!
むらっぴも練習用にデッキは作って持ってくれているがメインデッキではない為、マリモ氏がリザ対面をしてくれるのは非常にありがたかった( ´ ▽ ` )
お言葉に甘えることにして、4人はマリモ氏の自宅へ向かった。
part2 1月3日 〜誤算〜
先にマリモ氏夫妻がショップを出て、残りの自分達が後を追いかける形になった。
少し時間を空けてから来てくださいとの事だったので
「何かお土産を買って行きましょか(^-^)?」
とむらっぴが提案したのを受けて、マリモ氏の自宅へ向かう前にどこかに寄ってから行くことにした。
着いた先は...
何故かゲームセンターだった( ̄∀ ̄)
空き時間も潰せるし、まあ今はクレーンゲームの景品は多種多様いろいろあるのだ!
いくつか喜ばれそうなお菓子なりを取って持っていきたいところ...
景品を吟味して挑戦したものは....
ポケカが景品のやつだ(`・∀・´)!!
我々、ポケカプレイヤー達に持っていくお土産といえば間違いなくカードだ!!
希少パックなら尚のこと良し!!
となんかどっかのサイトで見た事があった気がした(^^)
(※リョウぺディア参照)
というわけで
イーブイヒーローズゲットだぜ(°▽°)!!
他にもお菓子などにも挑戦はしたものの全然ダメやったのでパックだけになってしまったが、時間も時間なのでここで終わってマリモ氏のお家に向かった。
「お邪魔しまーす(・∀・)」
マリモ氏の家にお邪魔するのはこれで3回目だ。
お土産を渡して、特製のバトル部屋に移動する。
マリモ氏の家にはカードプレイヤーなら誰しもワクワクするようなバトル部屋が存在する!
気になる方はマリモ氏と仲良くなってお呼ばれする関係を目指すのがよいだろう( ̄∀ ̄)
さて、部屋につくなり我々は動画を撮影した。
実はチーム内で今後YouTube活動をやるかもしれないので対戦動画なるものを撮ってみたのだ!
おそらくだが実況、解説をこの私が務めさせてもらう対戦動画になると思う(´∀`)(作れたら)
自分に真面目な解説等は誰も望んでいないと思う為、好き放題喋りまくる動画になると思うがもし出来上がったらみんなチャンネル登録と高評価よろしく頼む(*゚∀゚*)
動画も撮り終わり、ここからが本番だ。
マリモ氏にリザードン対面をお願いした。
お互いデッキをシャッフルし準備を始める...
おっとその前に戦いの儀はしっかり行わねばな(*・ω・)ノ
午前はするのを忘れてたからな。
親しき中にも礼儀ありだ!
えーとなになに、ポケカ公式の通りだと....
まずは互いに礼だ!
(挨拶をしっかりしましょう)
次にお互いにデッキをシャッフル!
(この時相手のカードは見ないように顔は上げておきましょう)
そしてお互いバトル場にポケモンを置きサイドまで準備が出来たら準備完了のポーズを取り、大きな声で「バトル場は出してもいいタネポケモンです」と伝える!
(恥ずかしい場合はポーズだけでもオッケー)
後は開始の合図と共に全力で相手とやり合いましょう!
たしかこうやったっけな( ・∇・)?
皆さんも対戦前はしっかりと行うようにしよう!!
さていよいよ誰もが気になる戦い
「ひろき大先生式ミュウV MAX vsリザードンex」
が始まった!
ここで勝てばこのデッキがいかに強いかをメンバーに証明するいいチャンスでもあった為、かなり気合いを入れて戦った。
互いに展開をし、それぞれの思惑がぶつかり合う白熱したバトルが行われる...
そして15分ほど経過....
自「負けました....」(サイド2-6)
マ「も、もう一回やりますか?」
自「お願いします。」
あれ?おかしいな...
リザには勝てるはずだったんだが...
何かミスをしたのかな??
まあでもそんなに甘くはないという事だろう(・ω・)
実際noteを書いたひろき先生でも11戦して9勝2敗だ!2回は負けてるのだ!
練度も低い自分ならその負けを最初に喰らってもなんら不思議ではない。
おそらく先生も2敗してから改良を重ねて9連勝といったところだろう。間違いない!
今回の負けを活かして、次自分も勝てばいいのよ( ・∇・)
そう自分に言い聞かし、再戦をした。
自分は1戦目より少し回りは悪いもののなんとか盤面を作り上げる...
そして決着!!
勝者リザードンex!!
自「負けました...」(サイド1-5 投了)
マ「か、勝ちました...」
自「自分、note見ながらやってもいいすか?」
マ「ど、どうぞ」
あれ??勝てない...
やっぱり何かがおかしい...
自分のプレイに何らかのミスがあったのか...
いやそれ以外考えられない(;´д`)
そう思い、一度ちゃんとnoteを見ながら戦ってみることにした。
攻略本を見ながらやるのだ!
easyゲームになることは間違いない(^-^)
自「見ながらやったらさすがに勝てると思うので、先行後攻入れ替えて2連戦といきましょう(`・∀・´)」
マ「いいですよー(^^)」
ここで2連戦の提案は我ながらこすい提案だった。
ここで2連勝をして、勝敗を五分に持ち込む腹づもりだった。しかも攻略本を片手にだ(・ω・)
自「さーて、マリモ氏にはこのデッキ本来の強さをとくと味わっていただくとしよう!リザードンの時代は終わったんだと思い知らせてやるψ(`∇´)ψ
いくぞーー!!」
40分経過...
2連戦...その勝者はもちろん
リザードンex!!!
自「.......」
マ「す、少し休憩しましょか?」
自「....(頷く)」
負けた...
noteを見ながらでも負けた...
盤面をnote通りにするのを目指し、カードを引いているのに一向に出来上がらない....
このデッキが強いことは間違いない!
ひろき大先生やお弟子さんが現に結果を出している。
じゃあ一体どういうことだ?
違う点があるとすればプレイヤーだ....
やはり自分みたいな初心者ミュウ使いには扱うのが無理なのか。゚(゚´Д`゚)゚
しかし、もう今更デッキを変更は出来ない。
頼れるものはこれしかないんだ...
自分の中で考えがいろいろ回り、そして何か壊れる音がした。
少しの休憩の後、次の対戦はシティ組、つまりMさんと戦うこととなった。
自分は先ほどの敗戦を引きずり、どこか力の入らない感じで対戦準備をした。
そしていざ戦いが始まり、何も考えずに自然とこう宣言していた。
「フュージョンシステム!フュージョン、ハッ!!(`・ω・´)」
一瞬の沈黙が流れた...
と同時にはっ!と我に返っていた...
「やってもうたーー(゚o゚;
相手はMさんやのに、完全に素の状態でプレイしちゃったΣ(・□・;)
どうしよう、絶対引かれてる....」
むらっぴも「あっやったわ(・Д・)」という顔でこっちを見ていた。
どういうことか説明しておこう...
おそらく自分の周りでも気づいてない人が多いと思うが、まず自分は普段クールで知的なキャラを装っている。なので周りから見れば親しみやすいお兄さんキャラに見えるだろう(・∀・)
しかし、本来の素の自分はけっこうな厨二のアホ...
いや少年の心を持った抜けたキャラなのだ。
だが社会人の都合、そのキャラをそのまま出すと下に見られ上手くいかないこともある...
なので基本的に素が出ないように普段から心がけているのである。
素の状態はポケカやるひとの仲ならチームメンバーの数人とケンパッパさんにちょっと見せたぐらいだ!
だが不覚にも出てしまった....
先ほど壊れた音がしたのは見せかけのキャラの鎧だった。
Mさんには普段のクールキャラからいきなりキャラ崩壊をしたように見えるに違いない...
絶対引かれたしキモく映ったに違いない(−_−;)
とりあえず試合を進めなければ....
そう思って顔を上げ、ターンを返した。
Mさんは静かにゲッコウガを置き、そして
「かくしふだ!2枚...
ドロー\\\\٩( 'ω' )و ////!!」
「まさかの乗ってきたー(((o(*゚▽゚*)o)))!!」
絶対絶命からのまさかのノリ!
Mさんもこっちの世界の住人だったとは(゚∀゚)
しかも急な対応のはずなのにこの切り返し...
「この人かなりやるぞ!」
(実際はMさんは自分の素の状態をもともとわかってて合わせてくれたみたい^ ^)
そうとわかればこちらも遠慮はしない...
殻を捨て去り全力でお相手するまで∑(゚Д゚)!
ちなみにMさんの使用デッキはトドロクツキデッキだ。
お互い1ターン目は静かな立ち上がりを見せ、
むかえた2ターン目...
Mさんが先に動いた!!
(ここから先のバトル描写や画像は脳内イメージに合わせて厳選したものとなりますが、言動はほぼリアルに2人が発したものを再現しております)
M「トドロクツキにエネルギーを貼って技いきます!カラミティ.....
ストーーーム!!」
とてつもない火力にバトル場のミュウはなす術もなくやられた....
サイドはMさんが先行した。
だがこれは自分の仕掛けた罠だった!(noteを見ればわかる)
トドロクツキは草🌱弱点だ。つまり自分のデッキの
こいつの出番である!!
自「かかったな!こいつをくらえ!!
バトル場のミュウを逃して技宣言!!
ニンジャ....
トルネーーード!!!」
弱点をつき見事に強烈な一撃をお見舞いした。
そしてサイド2枚取り返し状況は五分になった!
もちろんすぐにアギルダーは倒され、一進一退の攻防が続いた。
さっきまでの気力がない自分は何処へ行ったのだろう...
素で戦える楽しさがぼろぼろの敗戦を忘れさせてくれ、やる気に満ち満ちていた!
自「やるなぁMさん!」
M「そっちこそ!」
もう勝敗はどうでも良く楽しくなっていた!
素で戦い、ここまでのノリに付き合ってくれたMさんには本当に感謝しかないm(_ _)m
なんか横から痛い目線を感じるがそんなことはもうどうでもいい(*´∀`)
「決着着くまでとことんやってやるぜー(=゚ω゚)ノ」
迎えた最終局面...
残されたサイドは2枚ずつ...
先に動いた方の勝ちだが、お互い疲弊しているため
最後の一撃を打つチャンスを探り合い、睨み合いが続いていた。(手札が詰まってお互いドローGOしてただけ)
先に動いたのは...
自分だった(`・ω・´)!!
ハイパーボールを引き、ミュウVMAXを持ってきて進化させパワータブレットを2枚使った。
そしてボスの指令でベンチのトドロクツキを呼び出した!
長かったバトルもついに決着の時を迎えた。
自「最後の一撃!!
クロスフュージョン!テークーノー...
バスタッ」
マ「うるさーい!お前らいい加減にしろ!ちゃんと真面目にというか真剣にやれーー!!」
怒られた....( ´_ゝ`)
マ「お前ら2人ともシティまで日がないんやぞ!
ふざけてる場合か!ちゃんとやらな勝てへんやろ(# ゚Д゚)」
マリモ氏の言うことは正論である...
しかし
自「真面目にやっても勝てへんかったし( ´Д`)y━」
M「そうだ!それなら楽しんでやった方がええやん|( ̄3 ̄)|」
2人揃っての言い訳反論タイムだった。
だってそうだろう?
絶対に勝てると自信満々に強いデッキ、そして攻略本まで使ったのに勝てなかったのだ....
言い訳もしたくなるのもわかるだろ?
ちなみにMさんも自分がマリモ氏と対戦してる間、むらっぴと戦いけっこうズタボロにやられていた。
マ「はぁ〜もうあかんわこの2人... ( `°罒°)ムキー
むらっぴもなんか言ってやってよ(。・д・)」
と促され、ここまで黙ってたむらっぴもゆっくりと口を開いた。
む「りょうさん(^-^)
せっかく練習に付き合ってるんやし....
0勝5敗とかしたら許さんすよ....」
「あ、はいm(__)mすみませんでした...」
普段優しいむらっぴなだけに怖すぎて一瞬で冷静になった。
怒られた後は、時間もけっこう遅くに差し掛かってこともあり、少しポケカ談議と談笑をしてその日はお開きになった。
帰り際、マリモ氏から
「これも他力本願パワーに加えてやってください!表が出やすいおまじない掛けたコインです!これでウッウロボで表出てたら今日の結果も変わってたと思うので!シティファイトです(^^)」
とラッキーのコインを渡された。
「ありがとうございます!必ず表出してきます(゚∀゚)」
とお礼を言って受け取った。
これでまた自分の『他力本願ミュウVMAX』にまた一層磨きがかかった形になった。
そして何となくシティでやれそうな気がしてきた!
もう頼れるのは自分ではなくて他人様だ!
ズタボロにされたり怒られたりしたが何やら元気が湧いてきた(*゚∀゚*)
長い練習の1日が終わり家についた。
帰りに元気をもらった事によってウキウキと上機嫌に帰ってきた!
頭の中は仲間とポケカをしたり、Mさんとの白熱のバトルなど楽しい記憶しか残ってなかった(^-^)
「そうだ!楽しかったし今日の振り返りでもまとめてXにでも投稿しよう(^O^)」
そう思って当日のまとめが書かれたメモを開いた。
1番最初に目にした文字は
『対リザードン 0勝4敗』
現実を見てしまった。一気に記憶が蘇る....
大誤算だ...こんな事になるなんて...
うやむやにしていた現実を確認し、先ほどの元気は消え失せ、目の前がまた真っ暗になる感覚を味わった....
part3 1月6日 〜前日の王子様〜
いよいよ明日はシティだ。
だが、練習会の散々たる結果に自信というものはカケラも残ってはいなかった...
前日まで4日、5日と2日間あったわけだが外せない予定やら何やらでポケカを触る時間はなかった(/ _ ; )
そして今日、1月6日も夜まで仕事等で夜まで忙しくポケカをやる予定は無かった。
自信を失ったまま本番を迎えることになるのは覚悟していた...
「不安しかないけどXでつぶやいたらみんなから励ましてもらえるやろ(;ω;)
それで元気もらって明日乗り切ろう!」
そう思い『練習時間1日、他力本願で頑張ります』と
投稿した。
しばらくすると
「明日ファイトー!」や
「頑張って!」
などとフォロワーさんがリプを返してくれた。
ありがたさが込み上げてくる...
だが同時に負けられないと言う気持ちも出てきてしまい、不安を取り除く為に投稿したはずがなぜか自分を追い込む形となってしまった...
その後はエールを送られるたびにプレッシャーを感じ始めた。
フォロワーさんは一切悪くないのだが自分のメンタルが崩壊し始めていた(;_;)
「頑張って」「応援してます」「いけるよー」
いろんな励ましの言葉が飛んでくる。
「だめだ。これ以上はちょっときついや...
もう一旦通知を切ろう...」
と思ったその時だった!
???「....りーしませんか?」
自分「へ?今なんて??」
???「今日、自分と
フリーをしませんか?」
「はい!!もちろん喜んで!!お願いします(๑˃̵ᴗ˂̵)」
皆が応援メッセージをくれる中、ただ1人何かを察したのかフリー対戦をしましょうと一言そう言ってくれたのだ!
なぜわかったんだ?
自分が今不安で押しつぶされそうな感じであることに...
フリーをしてもらえるのであればそこでプレーして自信を取り戻せるかもしれない( ;∀;)
あんな文章1つで察してくれるなんて...
声をかけてくれたその人とは
我らが頼れるチームマクレガーのリーダー
ふじっぴーさんである(≧∀≦)!!
もうまじでカッコ良すぎる!!
本当に欲しい言葉を何も言わずとも察してくれて声をかけてくれるなんて出来るか??
思えばシティでハピナスのデッキを貸してくれた時もそうだ。
あの時も迷ってる事は伝えてたものの前日に何か言ったわけではないが何かと気にかけてくれ救いの手を差し伸べてくれた( ´ ▽ ` )
もう言わせてもらう...
こんなんもう....
同性やからかっこいいの憧れになってるけども、もし仮に自分が女やったら惚れてグイグイいって狙ってるで(つД`)ノ
おっと興奮しすぎて取り乱してしまった。
失礼しました( ̄∀ ̄)
ただまあこういうところが人を惹きつけるポイントでもあるのだろう!本当に素晴らしい人であり、我らがリーダーだ(^^)
仕事で夜遅くはなるがリモートで対戦でも大丈夫ですかとお願いすると、二つ返事で快く引き受けてくれた。
ふじっぴーさんと練習するのは本当にありがたかった。
というのもふじっぴーさんは誰しもが認める強者だ( ^∀^)
しかもほぼ全てのデッキを高いレベルでこなす事ができるプレイヤーだ!
対面をお願いするであろうリザードンもメインデッキではないがメインで使ってる人達以上のプレイで相手をしてもらえるのは間違いなかった!
つまり今日のフリーでふじっぴーさん相手に勝つ事が出来たのなら、失った自信を取り戻し、かつ先生のミュウは強いんだと改めて証明できるに違いないのだ(゚∀゚)!
時刻は夜11時....
対戦のゴングはまもなくだ。
睡眠時間を考えると時間的におそらく3戦出来ればいい方だろう...
この戦いに全力を出して明日に繋げるんだ\\\٩(๑`^´๑)۶////
さあいくぞ!!死力を振り絞れー!!
1戦目!!!
「はーひふへほー」 (サイド2-6)
まだまだぁー(`・ω・´)
2戦目!!!
「は、はひふへほー」(サイド0-6)
さ、3戦目....(´༎ຶོρ༎ຶོ`)
ふ「事故って1体しかリザ立てれませんでした(^-^;」
自「は!はひふへほーほーほー!!」(サイド6-3)
試合終了!!
結果は1勝2敗。
しかもようやく手にした勝ちも事故勝ちの1勝と価値があるとは言えなかった....
この試合がシティ前、最後となるわけだがやはり自信を取り戻す結果には至らなかった。
最後にふじっぴーさんから
「もう時間も遅いんで、ゆっくり寝て明日に備えてくださいね!3戦目は事故ったとはいえ、いい感じに勝ち筋追えてたので、そのプレイング意識でファイトです(^-^)」
と言われた。
「散々な結果だから慰めてくれたんだ(>_<)
せっかく対戦してもらったのにこのままではふじっぴーさんが気を遣って思いつめてもしまうかもしれない...それだけはいけない!!」
そう思って顔を上げてしっかり
感謝を伝えた.°(ಗдಗ。)°.!!
日付も変わり、時刻は2時手前を指していた。
リモートを切り、シティの持ち物や登録しているデッキリストに不備や間違いがないか最終確認を始めた。
まず持ち物の確認だ。(元の所持者)
カード⭕️(にしけんさん+むらっぴ)
コイン⭕️(マリモ氏)
新しいスリーブ⭕️(マリモ氏)
ダメカン⭕️(自分)
続いて登録したレシピの確認をする。
レシピ⭕️(ひろき大先生)
え、なんか他力本願の物が増えているって?
よく気づいたな!だがもう細かいことは気にするな( ・∇・)
確認作業は終わった。後はスリーブの入れ替えだ。
入れ替え中、ここに至るまでの出来事を振り返っていた。
デッキ選択の葛藤や出来事、
ひろき大先生との出会いや感動、
チームメンバーの手助けや支え
これら全てがあってここまで来たんだなと心にグッとくる物があった(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)
泣き出しそうな感情を抑え込み
「明日のためにしっかり寝なければ(>_<)」
と思い布団に入った。
先生のミュウを使って約2日間...
結果としてリザードンには1勝6敗と目も当てられないような成績で終わってしまったわけだが、
せめて睡眠ぐらいはしっかり取って、万全のコンディションでシティに挑もうと思っていた。
もう自分に出来る事はこれくらいだ!
しかし、今涙を流せばしばらくは落ち着かないだろう。そして睡眠時間は削られる...
寝不足で頭が回らずに負けましたなんて
それこそみんなに申し訳がたたない。
布団に入り目を瞑る。
変に感情的になったせいか
シティへの不安とプレッシャーが襲ってきた。
明日の為にも寝なければならないのにそれらが邪魔をしてくる...
こういう経験はおそらく皆あると思うが、
寝よう寝ようと思えば思うほど寝られないものだ!
ある説によると
あれこれ考えすぎて脳が興奮状態のままになっていたり、疲労やストレスから自律神経が乱れることで不眠を引き起こすらしい( ̄Д ̄)ノ
まさに今自分はこの状態になっているのだろう。
やばい。どうしよう...
このままでは眠れないまま朝を迎えてしまう( ;´Д`)
負のサイクルにハマり
プレッシャーなどが押し寄せる中
目を瞑り『何としても寝るんだ(>_<)』と考えながら
およそ1〜2分経っただろうか.....
寝た!!!!
第4章 終
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