出会い系アプリに手を出した結果の話(第1クォーター)

過去エピソードの第1弾を記させていただきます。

過去エピソードシリーズは、過去に自身が体験した出来事をおちゃらけに書いて、忘れたいことすら健忘録にするという謎作業となります。
よろしければお付き合いください。

さて・・・・・・・・・


実はオジサン離婚経験がありまして、現在独身貴族(いや、奇族)を満喫中なのですよ。
(ん?独居老人まっしぐら?聞こえない聞こえない・・・。)


今回は離婚したあと、1人が寂しくなった頃のお話です。


離婚後一人暮らしに突入するのですが、実は一人暮らしが初めてだったオジサン。
自分のためだけにする家事や炊事が割と楽しくて「こりゃ1人で生きていけちゃう参ったなこりゃこりゃ。」なんて暮らしをしていたのですが、慣れきってくると当然飽きてきます。話し相手も居ないですし。
それでいてそれを忘れるくらい没頭出来る趣味も無く。

ってなると健康な男子であれば「彼女欲しいな」って発想になるはずです。
単純でしょ?男って馬鹿なんです。馬鹿は風邪をひきません。だから健康。(←健康の伏線回収早っ)

ということでオジサン考えるわけです。
どうやってお姫様を見つけようか。

あ、一瞬話が逸れますが、よく男女問わず「出会いが無い」っていう方多いですよね?
アレって出会うための行動が伴ってるのに結果が出ない人がようやく使っていいセリフのような気がします。

というわけで当時のボクは出会いが無いとは言えませんでした。行動力がイマイチだったし、割と引っ込み思案な性格だったもので。

そんなボクが勇気を出して、清水の舞台から飛び降りる気持ちで、ただのオジサンが突然noteを始めるくらいの思い切った行動力で、出会い系アプリをダウンロードすることにしました。(今そこそこ流行りの「マッチングアプリ」という表現はあえて使いません。)

正直いい評判を聞かないクソゴミアプリ(色々すいません)だったのでまぁお試しくらいの気持ちでした。

早速会員登録をして、プロフィールを作ります。
とりあえず盛りすぎないように、誤解されないように。クソダサさがバレないように。
写真も一応1枚だけ載せました。当たり障りの無い、無加工で7割顔面を隠したものをチョイス。
人様に誇れるような顔面を持ち合わせていないので当然の対応です。

しかしせっかくアカウントを作ったのに、持ち前の引っ込み思案が爆発します。
女性のプロフィールを見れば「なんか胡散臭い。サクラじゃないの?」
女性のつぶやきや日記を見れば「頭悪いなぁ・・・。UPする前に誤字脱字確認しろよ。」
難癖つけて全然アクションを起こさないオジサン。
へいへいへい、時には起こせよムーブメント。

そんな感じで結局始めてから数ヶ月、波風立てることなくほとんど顔がわからないプロフィールのみを無駄に晒す日々が続いていました。

そんなある日のことです。ほぼ放置状態だったクソゴミアプリから通知が来ました。
「ほぇー。通知なんてくるんだ。」と思いながら数週間ぶりにアプリを開くと、女性からの足跡がついていました。
足跡を残すか残さないかは設定で変えれるので、おそらくほとんどの会員は足跡を残さない設定にしているはずなのです。
ですので、わざわざ足跡を残すのは割と珍しいことなのです。(そんなに目立つプロフィールじゃないから尚更)
つまり、起こす前にムーブメントがわざわざ向こうからやってきてくれたのです。

早速プロフィールを確認します。
・写真は無し
・オジサンより5歳以上年下
・小柄
・バツあり
・真面目な出会い希望
・簡単な自己紹介文(内容覚えてないです。)

どうするか一瞬迷いましたが、ムーブメントに一応乗ってみることにしました。
やりとりをしてみて、違うなと思ったらお断りすればいいんです。

同じように足跡をつけて、そのあとすぐにメールしました。クソゴミアプリ内のメール機能で、1通5ポイント消費します。1ポイント=10円なので、箸にも棒にも引っかからない可能性もあるのに1通50円。10通で500円。
でもケチるのダサいじゃん?ということで、迷いなくメールを作成します。
内容は、ご挨拶とアクセスしてくれたことのお礼、そしてメールやりとりしませんか?のお誘いです。

10分後くらいに返信が来ました。
メールをくれたことのお礼とやりとりを続けることに了承をいただく内容でした。
さぁ皆さん。ここから恋が始まりますよ。見ててください。


最初は2人の共通の話題として、前のパートナーの話をしました。それぞれ苦労があるなぁと思いながら。
更にそこからお互いのタイプの異性の話や趣味の話に展開します。
思ってたより会話が弾みます。
会話が弾むとともに5ポイントも弾んでどこかへ消えていきます。

よくあるパターンのようなのですが、ある程度やり取りした結果イイなと思ったらLINEとかに移行するらしいですよ奥様。
ということで、いつまでも課金することを避けたいオジサンは思い切ってLINEに誘ってみたところ、快く快諾してくださいました。

LINEやりとりに移行してからは、より活発にやり取りをするようになりました。
ポイントの縛りから解放されたのですから、当然の話です。ましてや出会いを求める男女ですから言わずもがな。

お互いの写真を送り合い、更にテンションが上がります。やりとりも更に燃え上がります。(ご経験のある方。頷いてますね?見えてますよ?)
そうなると当然「会いたい」という気持ちに移行して参ります。(ご経験のある方。大きく頷いてますね?首が千切れそうになってますよ?)

LINEやりとりに移行してから数週間後、オジサンと女性は会うことになりました。
まずは食事。ランチデートの約束をしたのです。
あ、ここで皆様が疑問に思っていることにお答えしましょう。
(疑問に思ってることにしてね?わかった?)

なぜランチデートだったのか?

だってまぁ言ってもきっかけが出会い系ですもの。
浮ついてても慎重派であるオジサンの姿勢は簡単には崩れません。
ですのでまずは食事で様子を見る。
更にディナーだと夜食べるじゃないですか?夜は良くない。夜は人を狂わせる。男は狼ですよ。ロンリーウルフですよ。(ちなみに狼も5匹くらい集まるとバンドを組んだりするらしいですね。)

最初のランチデートは気取らずに入れる高くない店をチョイスしました。
お相手の女性に恐縮してほしくなかったし、何より1発目からオシャンでお高い店なんて行ったらハードル上がるでしょ?
ハードルは飛び越えなきゃいけないのに、高すぎるとそのうち潜ることになっちゃいますから。


当日。

とてもラフな服装で気取らない感じを演出するオジサン。(というより気取った感じが似合わないだけ。)
待ち合わせ場所に向かうと女性が待ち合わせ時間よりも早く待っていました。
聞いてた印象よりも少し小柄に見えます。
お顔はまぁ普通で、事前に拝見した写真とそんなに違和感はありません。そして女性も割とラフな服装でした。

合流した2人は予定していたお店に入ります。
店内は割とゆったりしており、居心地は良さそう。
早速パスタを注文します。
待ってる間に会話が始まります。事前にやりとりをしていたので会話はスムーズです。何事も事前準備は大事ですね。

注文したパスタを食べながら、お互いのことを知るためにたくさんお話ししました。
お店に2時間くらい滞在し、「次はお酒を飲めるところでゆっくり飲もう。」と約束をし、その日は解散しました。
ほらね。オジサンは紳士なのですよ。何せガツガツしてませんから。(ただの引っ込み思案説)

「またね。」と挨拶をして帰路に着くオジサン。
謎に疲労感に襲われます。
あれ?どーして?緊張してたのかな・・・?


その後も何度か食事に行きました。飲みにも行きました。
しかし、なかなか一歩を踏み出せないオジサン。
何度か会ううちに段々とその理由がぼんやり見えてきました。

女性は会うたびに自分語りが多く、人の話を横取りしてまで・・・まぁ自分を大いに語るんです。
むしろ「オジサンの話聞いてる?横取りする隙ばかり伺ってない?」と思うくらい。
悪い方では無いんですが、そんな噛み合わせの悪い感じがむず痒く、オジサンをかなり躊躇させます。

むず痒さを感じてるある日、お食事に誘ってもらいましたが給料前で出費を抑えたくて、お断りしたことがあったんですよ。
すると女性は「お金が無かったらその大事にしてる家具を売ってお金を作るんだよ!」とメッセージを送信してきたのです。

え?え?どした?
一応生活に必要なものを売ってまで、女性と食事に行かなきゃいけません?
自分語りを浴びなきゃいけません?

あれ・・・・・・これは・・・・・・?
むず痒いところが段々とピリピリしてくるのでした。


長くなってしまいましたね。
今回はこの辺で。
次回は怒涛の後半戦を書き綴ろうと思います。
(訂正:メッチャ長くなったので全4編に分けちゃいました。)

お目汚し失礼いたしました。

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