見出し画像

フェルトで作るぬい用ハット(型紙なし・気合・勢い・熱量・愛)


⬆この記事から独立させたのが今回のnoteです。


⬆作り方はこの方のブログから着想を得ましたが、かなり自己流での製作になりましたので、私もある程度詳しくぬい用ハットの作り方を残しておきます。


今回はシルクハット(トップハット)に近い形を目指して製作しましたが、応用すればバケットハットやカンカン帽の様なものも作れるんじゃないかな……と思います!

また、今回私が作ったのはSUPER EIGHTの「GR8EST BOY」と呼ばれる大きめサイズのぬい用ハットです。

サイズ比較。
左がタテ約30cmのBOY、右がタテ約15cmのちびぬい

BOYはほぼ赤子サイズなので、ぬいにしては結構デカめです。
ちびぬいサイズなら工程をもう少し簡略化してもいいのかも。


材料

・フェルト 18×18cm 5枚

 …私は裏面がシールになっているこちらを購入しました。なくても両面テープで代用可かとは思いますが、裏面に方眼があり使いやすかったのでこのタイプをおすすめします。
 また、余裕があればぬいの頭囲に合わせたサイズを購入してください。(うちのBOYは頭囲43cmのため、18cmのフェルトを3枚繋ぎ合わせて製作しました)

・接着芯…ハットの縦の部分の強度を保つため
・巻き尺…ぬいの頭のサイズを計るため
・布用ボンド
・定規
・フェルト(ピンク)…装飾用

あったら便利
・コンパス…私は定規+フリーハンドで円を書きましたが、コンパスがあれば絶対に楽でした

先に完成図を見せておきます。
ところどころガタガタだったりして粗雑な部分はありますが、ぬいに被らせてしまえばなんでもかわいいものです。
信じて突き進みましょう。


☆まずサイズを計る

ぬいの頭に巻き尺を巻き付け、頭のサイズを測ります。
ポイントは「見せたい部分よりも上を計ること」。

人間のバストやヒップのようにいちばん大きいところを計ってしまうと、すっぽりサイズになってしまいます。
そうすると目が隠れてしまうかもしれませんので、必ず出来上がりをイメージしながら少し小さめに採寸してください。

そしてサイズを計ったら、さらにそれよりも1〜2cm程度小さめに作ってちょうどいいくらいです。
例えばうちのBOYは頭囲約45cmでしたが、この後の工程は頭囲43cmとして製作しています。

また、ハットの縦の長さも決めます。
目安としてはぬいの頭の半分程度ですが、実際にフェルトを当てて印など付けつつバランスを見ていくのをおすすめします。
(このとき、方眼が活躍します。)


☆縦部分をつくる

そうしたら、縦になる部分(頭囲サイズ×ハットの縦の長さ)の上下に切り込みを入れていきます。
このあと、てっぺんの部分とつばの部分を貼り合わせていく際に、円周に貼り合わせていく作業があるためです。

また、接着芯も【頭囲サイズ×ハットの縦の長さ】の長方形で印を付けてカットしておきます。

ここまで完了したらまだ貼り合わせずに一旦置いておきます。


☆てっぺん部分を作る

ぬいの頭囲サイズを円周として、フェルトに円を描きます。
※コンパスがない場合は直径の長さの線で十字を描き、気合いでそれ同士を繋いで円形にします。

例えば、うちのBOYは頭囲43cmのため、
43cm(円周)÷3.14(円周率)で【直径約14.7cm】を目安に円を描きました。

そしてこれをカットする際の注意ですが、必ずカッターなどを使い、外側の切れ端が繋がったまま残るように裁断してください。
そのままハットのつばに使うためです。

その後、外側の切れ端が幅2cmほどのドーナツ状になるように、そのさらに外側を丸く切っていきます。今度はハサミで大丈夫です。

そうしたらそのドーナツ状フェルトを裏返してまた別の黄緑フェルトの上で型を取り、左右対称の同じものをもう1つ作っておいてください。
こちらはつばの裏面になります。後で調節できるよう、気持ち大きめでカットしておくとよいです。


☆縦部分と接着芯を貼り合わせる

フェルトがシールタイプならば裏のシートを慎重に剥がし(粘着面同士がくっつくとややこしいです)(2敗)、真ん中部分に接着芯を貼り合わせていきます。

何枚かのフェルトを繋ぎ合わせる場合は、このときに1つの長い生地ができるようなイメージです。


☆縦部分にてっぺんを貼り合わせる

(シールタイプとして説明します。シールがない場合は適宜両面テープやボンドなどを使用して同じように貼り合わせてください。)

まずはてっぺん部分のシールを剥がし、粘着面の付いたフェルトは一旦置いておいてください。

そして、まずは剥がした方のシートを縦部分に添わせ、ゆっくりと貼り合わせていきます。
(シールタイプでない場合は同じ大きさに切った接着芯などを使ってください。)
シールがくっついていたほうではなく、円形のアタリを取った面(紙のほう)をくっつけていくと粘着が強くなる気がします。

縦部分を円形に貼り合わせることができたら、上から先ほど剥がしていたてっぺん用フェルトを貼ります。


☆つばを貼り合わせる

縦部分の下部に残っている粘着面に、まずはてっぺん部分と同じく剥がした方のシート(接着芯で代用可)を貼り合わせていきます。

そしててっぺんと同じ要領でシール部分を貼っていき、先程切っておいたもう1枚のつば用フェルトもそこに貼っていきます。
しっかり貼り合わせたあと、つばの先はぐるっとハサミで切り揃えて整えてください。


☆首ゴムを縫い付ける(お好み)

お好みにはしていますが、ぬいと外にお出かけする前提であれば絶対にあった方がいいです。
特に私はたぶん失くします。

平ゴムを用意し、ぬいの顔周りに巻き付けて長さを見ます。
ゴムは伸びるので、少し短めにカットしてください。
(あまりきつすぎても首が苦しいと思うので、いい塩梅を見てあげてください。)

だいたいの位置にゴムを当てて(印を付けてもいいかも)、縫い付けるとこのようになります。

お好みで装飾など追加して、被せてあげれば………

完成❗❗❗❗❗❗❗❗

最高にかわいらしいハットの完成です。
作業お疲れ様でした♪🍵


以上、勢いで突っ走るぬい用ハットの作り方でした。

私は裁縫素人なので、けっこう回りくどいことをしていると思うし、わざわざややこしくしてしまっている工程があるかもしれないのですが、そこは是非作りやすくアレンジしていただければと思います。

また、もしもこの作り方でぬいに帽子を作ってあげたよという方がいらっしゃれば、ぜひ私のTwitterアカウント【 @10a_ta9 】を付けてツイートしてください! 喜んで見に行き、小躍りさせていただきます。

ここまでお読みいただきありがとうございました!みなさんのぬい活がもっともっとLOVEでHAPPYになりますように💭

友達んとこのBOYとパシャリ

おしまい。