壽 乱舞音曲祭 2部 1曲目の歌詞(仮)と解説考察みたいなの
【歌詞】
赤ら引く朝 霞立つ春の初め
花細し(はなぐはし) 桜を愛でる
梓弓(あずさゆみ)春の 山辺に 鳴かざりし鳥も来鳴きぬ
天飛ぶや 夢見る心
天翔るや 夢見る翼
めでたや めでたや
始まりのとき
めでたや めでたや
走り来し日々
天の海に むらさきの雲は流れ
ひとひらの風 季節を巡る
半座を分かつは 蒼き星
響き渡る泰平の鐘
花笑い 楽園色めく
鳥歌い 神々はあそぶ
めでたや めでたや
始まりのとき
めでたや めでたや
走り来し日々
「我らがこの時代に降り立ちて、はや5年。これまで共に歩んでくれた事に感謝の意を込めて、今日という日をお届けしよう。」
明明と 明明と 天照らす
赤赤き 赤赤き 我が血潮
(単語輪唱)
花笑む 満ち笑む
たたえる 笑み曲ぐ
笑笑 旺(さかゆ)
笑笑 広ごる
ああ めでたや めでたや
始まりのとき
めでたや めでたや
走り来し日々
めでたや めでたや
(赤ら引く朝 霞立つ春の初め)
始まりのとき
(友よ 友よ 共に)
めでたや めでたや
(千年をかねて 楽しきをつめ)
走り来し日々
【解説と考察みたいなの】
※大前提として、聞き取って書いたものなので合っている保証は無いです。
それでも大丈夫な方のみでお願い致します。
では、1番から順に見ていこうと思います。
まず始めの歌詞。
赤ら引く朝 霞立つ春の初め
花細し桜を愛でる
この3フレーズで2つの枕詞があります。
【赤ら引く】…朝にかかる。明かるく照り映えると言う意味。
【花細し】…桜にかかる。その花が美しいという意味。
そして、霞立つ春の初めというフレーズは万葉集に入っている名歌で使われているフレーズ。
霞の立ち込める春の初めの良き日という意味合いの言葉です。
これを踏まえてこの歌詞のなんとなくの歌詞のニュアンスを伝えるとすれば
霞立つ春の初めの明るい朝に、美しい桜を味わう
といったような意味になります。
続いてのフレーズ
梓弓 春の山辺に
鳴かざりし鳥も 来鳴きぬ
こちらにも枕詞が入っています。
【梓弓】…春にかかる。張ると春をかけている。
梓弓 春の山辺という言葉は紀貫之の詠んだ和歌にもある言葉です。紀貫之はのどかな春の山という意味合いで使用していました。
又、鳴かざりし鳥も来鳴きぬというフレーズを聞いたことがある方もいらっしゃるのでは無いでしょうか。
これは額田王が詠った和歌に入っている言葉です。
この言葉は、今まで鳴かなかった鳥も来て鳴き始めるという意味。
この為、こちらの歌詞は
のどかな春の山のほとりに、今まで鳴かなかった鳥も来て鳴き始める。
という意味合いになります。
お次は少し歌詞をとばして…
天の海に むらさきの雲は流れ
ひとひらの風 季節を巡る
この歌詞の中に入っているむらさきの雲は、めでたいしるしとしてたなびく雲のこと。
又、ひとひらの風という表現は幕末天狼傅のひとひらの風という曲全体のニュアンスから取るのではと考えています。
続いて、
半座を分かつは 青き(蒼き)星
響き渡る泰平の鐘
この歌詞にある半座とは、関係の深い人と良くも悪くも運命を共にすると言う意味。
その次の青き(蒼き)星は天狼星とも考えたのですが、運命を共にするという点からこれは地球だと捉えています。
その次に出てくる泰平の鐘は、泰平という言葉から平和の鐘という解釈で良いのではと考えております。
この様に、この曲は沢山の平和と美しさが歌われています。
今回はこの辺で解説を終えさせていただきます。
これからも少しずつ解説を増やしていこうかなと思っておりますので、お時間があったら覗いていただけると嬉しいです。
今回の乱舞音曲祭は本当に5周年に相応しいとても華やかなライブでした。
まだまだ始まったばかりですので、最後まで皆様が楽しみ、走り抜けられることを祈っております。
ここまでお読み頂き誠にありがとうございました。