タクシーのおじちゃんに説教された話
先日、目の前で終電を逃してしまい、家までタクシーで帰りました。
車内がとても綺麗なタクシーで、運転手も親切そう。眠たいし、うつらうつらしながら帰ろうと思っていました。
すると突然に運転手のおじちゃんが
「お客さんは東京の人ですか?」と話しかけてきました。
私は基本的にコミュ障なので、仲良くならないとあまりたくさん喋ることはできないのですが、美容師の人や店員さんなどの他人の場合はストレスなく話すことができます。
なので、おじちゃんが話しかけてきた時も、ちょっと眠たいけど、まあいいか思い、おじちゃんに私は、東京の人ではないこと、新卒1年目の社会人だということを話しました。
すると、
「東京は忙しくて寂しい街だから、自分が何をしているのか見失ってしまいがち。是非没頭できる趣味を見つけて、楽しい毎日を過ごしてほしい」と、人生の楽しみ方について教えてくれました。
見ず知らずの私に、親切にしてくれてありがとうおじちゃん。早く趣味見つけて、充実させるね。と少しだけ感動したのもつかの間。
「でも登山だけは絶対にやめなさい。あれは道具にお金がかかるから。お金がかかる趣味はやめなさい」
、、、、、、、???!!
「女の人の人生のゴールは出産して子育てをすること。趣味にお金をかけすぎると、子供が育てられなくなるから、お金は子育てに回しなさい」
、、、、、、、、What the ...?!?!?!
それから家までの間、女性としての生き方はこうあるべきだと、おじちゃんのプチセミナーが始まって、さっきまでの感動や、眠気が完全に薄れてしまいました。
なんでこのおじちゃんは、見ず知らずの私に、ここまでセンシティブな話を断言調で話せるのかすごく不思議に感じてしまい、不安になりました。
自分の意見を持つことはすごく大事だし、あれもあれで、おじちゃんの1つの意見だと思います。ただ、自分の見解を(聞いてもいないのに)全てが正しいかのように説くことは違っていて、自己中心的だし、いつか誰かを酷く傷付けると感じました。
世の中は働き方改革や、フレキシブルにどんどん進化していて、たくさんの価値観を持った人が共存していく中で、発言の内容、立場、時、場所ってもっと考えていく必要があると感じました。自分も気をつけていこう。