メンバーTと愉快な仲間たち
⑥ メンバーメガネ君 episode❶
うちで働いてる数少ないまともな人間(雀荘で働いてる時点でクズだが)でもう4年近く働いてるが、お客さんとトラブルになることが全くないメガネ君の登場です。
大学に行ってたがその時にはもうパチスロと麻雀にハマってて授業を休んでうちでセットをしていた時に主任がうちでバイトしないか?と言って働き始めたのがきっかけでした。
その時から麻雀はかなり打てて、学生にはかなり厳しいうちのフリーでもよく顔を出して遊んでいたので主任が気に入ったんだと思います。
それからは麻雀にハマる大学生にありがちな展開で、大学に行かずに毎日バイトして麻雀打ってそのうち大学をやめてうちで社員になりました。
まだ20代で麻雀もかなり打ててお客さんとのトラブルもないのですが、唯一の欠点が遅刻を頻繁にしてしまうことです。
でも社員になって寮で生活するようになったから遅刻しても誰かが起こしに行けばいいぐらいに思ってたので、まわりのメンバーに比べたらだいぶマシかなと。
そんなメガネ君なんですが、うちでやらかした事がたった1つだけあります。
それは…
うちのお店はビルの3階にあって毎朝必ず電飾のついてる移動看板を3階からビルの外の入口に設置するのですが、かなり古い看板でやたらと重くて大きい。
高さは170cmぐらいあって動かすのもかなり面倒な看板なんですけど、それをメガネ君がいつものように朝設置しに行ったら5分ぐらいしてオドオドしながら戻ってきた。
「何かあったの?」
って聞いたら
「看板が宙に浮いて落っこちて壊れました。」
えっ?宙に浮く?落っこちる?どういうこと?
って思って話を聞いたら、看板をエレベーターに乗せて1階に行こうとしたら看板の電気のコードがちゃんとしまわれてなかったらしくエレベーターの扉に挟まってしまった。
そのままの状態で1階に移動したからエレベーターの中で看板が宙に浮いてコードが切れて落っこちてきたらしい。
エレベーターの中はあまり広くなく、看板を入れたら1人乗れるぐらいのスペースしかない。
「怪我はなかった?」
って聞いたら
「看板が宙に浮いた時、呆然と見てたら元の位置に落っこちてきたので動いたら危なかったですね」
と笑いながら言ってました。
もし1歩間違えたら悲惨なことになっていたかもしれないが、何事もなかったので今では笑い話になっています。
後日、オーナーが新しい看板を買ったんですが、だいぶ小さくて軽量化されてたので今では安心して看板を出すことができて良かった…
これが問題の看板と同じ大きさ
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