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ICUから救急病棟へ入院【3】 何も話せない失語症者へのイジメ(1)

2019.7.27に脳出血発症、いきなり右麻痺と何も話せない重度の全失語になりました。救急車で緊急搬送されてから、最初の病院で過ごした2週間(2019.7.27~8.14)の様子を書いていきます。
この後、8/14~12/21までは、別のリハビリ病院に転院します。
前回の記事は、こちらです。

今日は、1人の看護師さんから、1日中、明らかなイジメを受けたことを、お話しします。
入院3日目に私の心臓が15秒程止まり、再びICU行きとなり、落ち着いたので
ICUを出ることができて間もない時、個室に移された時に、その行為は行われました。
自分では何もできないトイレに行けない、車いすに乗れない、話すことができないので自分の状況を家族にも伝えることができないという状況の中のイジメ。
その看護師さんの年齢は、30代後半ぐらいだったと思います。

(1)朝 目覚めた時の看護師さんの、つぶやき

入院してからは、1人では何もできない状態だったので、トイレも
紙オムツ。
昼夜問わず、看護師さんが取替えに来てくださって
『仕事とは言え、大変なお仕事だなぁ、ありがたいなぁ』と、
入院するのが初めての私は、そう思っていました。
起床時間6:00、いつものように看護師さんがやってきてくれているなぁと思いつつ、
寝ぼけまなこで聞こえてきた、小さなつぶやき。

おしっこ臭い...』


一瞬、聞き違いかと思っていたら、今度は、ハッキリと

『ああ、本当におしっこ臭い!やっぱり、臭いよ!』

イライラしている様子で、何度もその言葉を繰り返しながら、オムツ交換をしている。
完全に眠気は吹き飛び、周りを見渡すと、いつもは2,3人の看護師さんがいるのに、この日はこの看護師さん、1人しかいないと気付きました。
この時は、申し訳ないと思う気持ちの方が強かったです。

それから、8:00の朝食の時にも、1人でやって来たこの看護師さん。
ここで初めて、今日の私の担当の看護師さんだと気付く。
この看護師さんの機嫌を損ねてはいけないと思い、自分でベッドから
起きあがろうとすると、

『自分で勝手に起き上がらないで!』

と言われてしまう。
自分では気を使って行動したつもりでも、この看護師さんにとっては迷惑なのかもしれないと思い、険悪なムードの中、朝食を食べることだけに専念しました。

(2)昼食 

お昼ご飯の時にも、またイライラしている看護師さん。
もし私が、この看護師さんの八つ当たりの的だったら、今までの言動からしても、イジメの確信犯だなと思いつつ、ご飯を食べていたら、
何が癇に障ったのか、わかりませんが、突然、怒り出し、癇癪を起したようになっているので、私は、今だ!と思い、怒りを爆発。

『おうーうえーうーうー!!』
(今、お昼を食べているんだから、訳わからないことで、八つ当たりは、やめて!)

喋れなくても、精一杯の大声で反論する。

さすがに、他の部屋に聞こえると思ったのか、それからは、その看護師さんの反撃はなく、安心してお昼を食べられたのですが、午後になってから、
またそれ以上のイジメに合うとは、思いませんでした。(続く)









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