3rd

先月になりますが、僕が応援している欅坂46がデビュー3周年を迎えました!やったーー!おめでとう~🎊

それに伴い、4/4~4/6の3日間は大阪のフェスティバルホール、5/9~5/11の3日間は東京の日本武道館で"3rd YEAR ANNIVERSARY LIVE"が行われまして、僕は大阪の初日と武道館の最終日に参戦してきました。

前日の夜に夜行バスで東京を飛び出しいざ大阪へ。夜のライブまで少し時間があったため観光で大阪の有名どころを回りますが、楽しみすぎて落ち着かずいまいち観光に集中できません。ずっと浮足立っている感じ。そんなこんなで時間を潰し、さあついに会場で開演の待機です。
欅坂は世間的には笑わない、かっこいい、クールといったようなイメージがあると思います。しかし大阪でのライブはそんなイメージとは真逆の、笑顔の絶えない公演となっていました。所謂アイドルらしい感じ。
セトリも明るい歌詞やアップテンポな曲調の曲が多く、曲間には守屋茜が某有名音楽番組の司会者を模したテロップや織田奈那が静岡の「浜松やらまいか大使」であることを前面に押し出した笑いを誘う映像が流れ、モニターにはメンバーの楽しそうな素の笑顔が映し出されます。終始ワイワイおめでとうムードで時は流れ、2700人という狭いキャパの会場は、終演まで幸福感に溢れていました。
初日ということで何の前情報もネタバレもなく挑んでいたため、自分の予想とは大きく違う内容のLIVEでしたが、まあこれはこれでありだなっていう感想でした。誕生日は笑顔で祝うものだ、みんなおめでとう~ってこと!

そんなライブを帰りのバス内で反芻しながら振り返り、大阪から帰還。ですがこうなると東京のライブへの期待が高まります。大阪のライブは明るいテイスト。つまり武道館はダークサイドの欅坂が現れる...??
そんな僕(を含めた世間)の予感は的中します。大阪とは打って変わって武道館は世界観ガチガチの"欅坂らしい"セトリ。序盤から「避雷針」や「大人は信じてくれない」などを披露し会場の空気をグッと引き寄せます。その後もユニット曲やソロ曲は一切挟まずに、全員がステージに出続けながら約90分間気迫のこもった全力のパフォーマンスを見せ、ライブ本編は終了。その後すぐに会場に響き渡るファンからのアンコール。そしてそのアンコールに応え、このアニバーサリーライブでは初披露となる新曲「黒い羊」を2期生を含めて全員で魅せます。本編途中、俯いたりなどして少し辛そうな姿を見せていたセンターの平手友梨奈も、この「黒い羊」では本来の姿を見せ、曲内の主人公に憑依したかのような圧巻のパフォーマンス。アンコールを終えモニターにエンドロールが流れだすと、観客は静かに画面を見続け、エンドロールが終わると会場は一斉に拍手で包まれました。
アイドルのライブの終演後が、歓声でも叫び声でもなく拍手で包まれていた光景を僕は初めてみました。それぐらいライブの完成度は高かったし、何よりもメンバーたちの何かを届けようとする必死さ、ライブにかける思い、今という一瞬に必死でしがみつこうとする姿がひしひしと伝わってくる、あっという間の2時間でした。ライブというよりも何だか演劇を観ているようで、彼女たちの魅力やパワーに圧倒され、その場に作り出された世界に引き込まれていくような不思議な感覚。最後は拍手を"した"というよりかは、気づいたら拍手を"させられていた"といった方が正しいのかもしれない、そんな最高のライブがそこにはありました。

この1年は複数のメンバーが卒業し、今後は中核を担ってきた長濱ねるの卒業も控えている欅坂46。デビューからずっと不安定に走り続け、次何が起こるのかさっぱり見当もつかない、そんな儚く脆いグループではあるけれど、そんな彼女たちだからこそ出せるパワー、創ることのできるものがあると思います。新たに9人の2期生も加わり、新たな一歩を踏み出す絶好の機会です。今が踏ん張り時、がんばれ~~!!!

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