B細胞とT細胞とNK細胞
リンパ球にはいくつかの種類が存在し、
機能や細胞表面マーカーによって、B細胞・T細胞・NK細胞に分かれています。
今回はこの3つの機能について解説します。
B細胞
主に抗体の産生や、よりすばやく抗体が産生できるようにする抗原記憶の役割を持っています。
B細胞の特徴的な細胞表面マーカーはCD19やCD20があります。
T細胞
T細胞は主に2つに分かれています。
細胞傷害性T細胞(CTL)
細胞表面マーカーのCD8陽性であり、ウイルス感染細胞や腫瘍細胞を破壊する役割を持っています。
ヘルパーT細胞
CTLの活性化やB細胞の抗体産生を活性化します。
NK細胞
正常細胞上の抗原を認識すると細胞傷害性は示しませんが、正常細胞が持つ抗原を認識できない細胞(ウイルス細胞や腫瘍細胞など)は、非特異的に攻撃し破壊します。
最後に
ひとくくりにリンパ球と言ってもざっくり分けてもこれだけの役割があります。
どれか一つだけ欠けても病気にかかるリスクは大きくなります。
健康である為には知っておいて損はないことだと思います。