まるこめくんの「いいたいほうだい」#7
僕 の 胃 袋 は A I 搭 載 … !
本当に不思議なんです。誰に聞いても「そんなことはない」と言うのですが、本当の事なんです。
僕の胃袋はとても丈夫です。ライバルのギャル曽根さん(と言うか全然足元にも及んでませんが…)に負けないようにと、日々いっぱい食べても全然平気なんです。
そんな丈夫な胃袋なのですが、たまに胃袋が受け付けない時があるのです。「これは」とか「絶対」とかではなく、「何故か今日はダメだった…」みたいな感じです。
それでも、吐き戻すのは勿体ないので我慢しているのですが、どうにもこうにもならないと、仕方なく吐き戻すと、なんと…
もやしだけが原型で残っていました。
大人になってからは吐き戻しなんてしなくなりましたので、よく理解出来ませんが、少なくとも子供の頃の僕は、吐き戻したら食べたもの全部がほぼ原形でした。なのに、今は選別されて、その具材のみが消化されていないのです。しかも、だいたい吐き戻すのは明け方なのですが、12時間くらい経っていたり、更に食事をして、胃袋の中はガンガン消化して胃酸が出まくっているはずなのに…。残っている。
さらに不思議なことに、もやしがいつもダメなのではないのです。また、特定のお店の料理とかでもないのです。
ある時は人参だったり玉ねぎだったり。豚肉の時もありました。理由は全くわかりません。
また、どうやって胃の中でそれらの食材だけが生き残っているのかがミステリーなのです。
ただ、一つ言えることは、僕の胃は
高性能に選別して、不要な食材のみを消化せずに排出している
と言う事です。
よく家族や周りの人に「よくそんなに食べられるね」と言われますが、本当は僕の胃はAI搭載の「ハイブリッドガスター」なのかも知れません。
と、吐き戻すと勿体ないので我慢するかで夜通し悶え苦しんだ挙句、明け方吐き戻してスッキリした時にいつも思う事でした。