こんな映画が観たい(がん闘病の今)
乳がん再発発覚から丸3年。
現代医療のおかげで、3年前より時間は勤務短くなったものの、パートも出来て、大体の家事もこなし、家庭菜園も(だいぶ適当だけど)継続中です。
体調に波もあるので、具合悪い時は横になってラジオ聴いたり、映画やドラマ観たりがルーティン化している日々。
映画大好なので、映画の話を。
がんの闘病ものの映画というと、患者が鼻に呼吸器つけて息も絶え絶えだったり、ストーリーのラストは亡くなった後の家族のその後がメインだったりというパターンが多いように感じる。
ストーリーは多くが患者が亡くなるという一点に向け進むのだ。
そんな中、印象深かった映画が、アメリカのドラマ「THIS IS US 36歳、これから」の中で、主人公のひとりである男性の実の父親が、がんを患っており、家族がどうかかわっていくか・・というストーリーがあるのですが、現在闘病中の目からみると、とてもリアルで、こういう最後もあるのだろうな・・と静かに受け止められた。
(父親の死後も家族にまつわるストーリーに没頭しすぎて途中、内容が辛すぎてまだ最後まで観られてません。)
人生100年という現代、医療も進み、わたしの様に再発がんを抱え、
治療というより「病と共生して生きていく」層が必ず増える。
その時、どういう「困った」があって、自身や家族がどう関わるかとか、
自身が何を幸せと感じるかもいろんなパターンがあると思う。
そんな部分に視点を置いた日本のドラマがあったら、観たいな。
「がんと共に生きる日常」的なやつ。
わたしの現在は、
・治療による手足のしびれと痛みで手先の細かい作業が不可
・軽い息苦しさと直ぐ疲れること
・悪性リンパ浮腫による、脚の浮腫みとQOL低下のストレス
・容姿の変化(脱毛、筋肉の低下、浮腫みなど)
・家計に占める医療費の高さ
以上のことが、再発前にはなかったこと。
反対に言えば、これら以外は何も変わっていない。
徐々にQOLが低下して行くのか、病状が一気に進むのか
医師にも誰にもわからないそうなので、暗くなりそうなことはあまり考えずに、家庭菜園をしながら、ポカポカ背にあたる太陽をありがたいと思ったり、芽を出した双葉が愛おしかったり、子どもの成長や家族との何気ない会話を自分だけの宝箱に、こそっとため込んでいる毎日です。
がんと関係ないけど
映画「人生フルーツ」が観たくなったわ。
大好きな映画のひとつです。
ドキュメンタリーの「ふたりの桃源郷」もとっても素敵
ふたつとも、観終わるとこころがほっこり。
ふたりの桃源郷は、おばあさんが山に入っているおじいさんを呼ぶ声の部分を見るだけでも泣いてしまうのは私だけじゃないと思う。
また映画館で上映してくれないかしら~。
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