いじめの加害や被害・どちらの立場にもならないように、場に応じた行動や考え方や対処方法を具体的に伝えていきたい
11月初めの公園は、雪吊りをして木々の冬越しの準備をしていました。
公園を管理している方々の優しさや細やかさが感じられる風景です。
健やかに 安全に 健康に 過ごせますように、
心にゆとりを持てますように
環境を整えてくださる方々に感謝です
小学生のコミュニケーション力
小学校1・2年生との会話です
けんか したことある?
ない・・・
けんかしたことないの?
うん・・・
いじめられたことある?
あるー! なんかいも
だれかにいじわるしたことある?
ない!
どういうこと?
だれとも、けんかをしたことがない
だれかにいじわるしたこともない
でも、いじめられたことは 何回かある
不思議に思いますが、
子どもたちは そう思っているのです。
子どもたちは小さいうちから
・けんかはいけません
・ともだちには やさしくしましょう
・いじわるしてはいけません
・いじめられたら、大人の人に相談しましょう
・いやなことを要求されたら断りましょう。
等と、教えられています
だから、けんかや いじわるや いじめは
いけないこと!と 敏感に反応します
(●'◡'●) (●'◡'●) (●'◡'●)
中学年の子も 同じです
けんかをしたことはある・・
いじわるしたことあるかも・・しれない
と自覚していても
いけないことと言われていることを問われると
軽く首をかしげて、あまり覚えてないと暗に表現することもあります
( ̄ ‘i  ̄;) ( ̄ ‘i  ̄;) ( ̄ ‘i  ̄;)
高学年の子たちにとっては、いじめの質問はデリケートな質問です
担任がこのような質問をするときは、
日常の学級の雰囲気つくりと時間や場所の設定を見誤ると
マイナスな要素を取り入れかねません。
親も同じです。
親に理解されていると感じている子は
いじめの問題について話し合うこともOKですが、
責められていると感じてしまう子の場合は
話題を避けることもあります
高学年になると、
自分にとってマイナス要因を生み出す言葉には敏感になっていきます。
( ̄ ‘i  ̄;) ( ̄ ‘i  ̄;) ( ̄ ‘i  ̄;)
高学年であっても
加害の立場に立つかもしれない自分の行動や
被害の立場に立つかもしれない自分の行動に
本当のところ 理解できていない わからないことが多いです
からかい、ちょっかい、けんか、いじわる、いじめ 等々
相手から受けたいやな思いには 気づけても
自分が相手にいやな思いをさせた行動には、気づけないことがあります
小学生のコミュニケーション力って幼いです。
高学年になって 体は大きく育っても
心はまだまだ、コミュニケーション力も まだまだ 幼いです。
(●'◡'●)
・友達には「優しく」しよう
・いじわるはしてはいけない
・いやな時は「NO」と言おう
・困ったときは、大人に「伝えよう」
と、大人の人は優しく厳しく親切に教えてくれます
教えてもらった理想のコミュニケーション方法は言葉としてはわかりますが、とっさの時のレシピにはならないことが多いです
具体的に・・例を出して・・適時に・・
わかりやすく教えてもらっていることは少ないからです
けんかといじめの違い
けんかしたことある人いる?
🫥 (したこと・・・な~い・・・かな・・ )
まるこ先生は、子どものとき、けんかしたことあるよー
🫥 (えーっ・・)
こどものとき、友だちと遊んでいたときね、
🫥 (うん、うん、うん)
おもちゃの取り合いしてさー、
🫥 (うんうん うん!!)
二人で引っ張り合いっこして、ふたりとも泣いたことがあったんだー!
🫥 あ、そんなことなら ぼくもある、
🫥 わたしも!お姉ちゃんともけんかしたことある
あ、そうなんだ~
けんかは、したことある人もいるんだねー!
そのとき、なかなおりした?
🫥 ・・・どうだったかなあ・・
私はねー・・ごめんねって 二人であやまったのかなあ・・
🫥わからんけど・・ぼくは お母さんに しかられたかも
🫥ごめんなさいって 言ったのかなあ
🫥知らんけど・・いつの間にか また遊んでいたよ! etc
そうそう、そうだよね
けんかはさ、お互いに ごめんね と言ったり
知らない間に仲直りしていたことがあるんだよね
🫥そうそう!
あるよねえ、こんなこと!
🫥そうそう そう!
けんかと いじめは 同じ?
🫥う~~ん、どうかなあ~
わからないよねえ、むずかしいねえ
じつは・・
けんかといじめは違うんだよ
けんかは、
①1対1 AさんとBさんで
(例えば こんなとき・・・・)
・けんかは、どっちもが嫌な思いをするけど、
すぐ、わかりあえたり、あやまったりして 長いことは続かない
いじめは、
①1対2とか、片方の人数が多かったりする
一方が強かったり、学年が大きかったりする場合もある
(例えば こんなとき)
②何度も同じことを言われたりして 困った気持ちになりすぎるとき
(例えば こんなこと)
場に応じ時に応じ、年齢に応じ
役割演技(ロールプレイ)での学びは理解が大きいです
こどもたちは
自分も いじめの加害者になる可能性があることや
けんかのルールや
いじめの被害者になりそうなときの回避方法を
具体的には教えてもらうことは 案外少ないのです
自分の思いが伝わらないからと、
何回も同じことを繰り返すと 相手を傷つけるかもしれないから
2度目もだめなら 3度目はやめて大人に相談しようとか・・・
数で教えてもらうことも少ないかもしれません
子どもたちは大人のようには
言葉(語彙)の数を持ち合わせていません。
湧き出る自分の気持ちのコントロールも難しいです
相手を思いやる心は 大人より未熟です
自分はなんとも思っていなくても
相手がいやな思いをするとき「いじめ」と思われることもある可能性の想定も難しいです。
親切で教えてあげてるつもりでも おなじ事を何度も言ったら
いじわるされていると思われることもあるかもしれない可能性の想定も難しいです。
子ども同士の からかいやけんかは、いじめと紙一重
ちょっとしたケンカが
大きないじめと捉えられて傷つくこともあります
からかいやふざけが重なって いじめになっているのに
悪気はないからと 不問にされそうになったりすることもあります。
けんかはコミュニケーション力を高める第一歩!と考えて
その場で、適時に、
行動や見方や考え方をわかりやすく
交通整理してもらえたら学びになります
けんかも 収め方、治め方によって、
「お互いによく考えて、大切なことに気が付づけたね」と、
誉めてあげることができます
「あげた」「もらった」「とられた」トラブル
学校には、トラブルの元がたくさんあります。
①これ貸して~ (いいよ~)
②これ欲しい? あげようか? (ありがとう)
色紙1枚でも 回数が重なると金銭問題に発展することがあります
いじめ問題と発展することもあります
色紙も鉛筆もお年玉も 自分の持ち物すべて
大人の労働の対価として得たお金です
Aさんのお小遣いは
Aさんがもらった自分のお金であるけれど
Aさんの親が毎日働いて得たもの。
Bさんの小遣いで買ったお菓子を
Aさんが毎日もらったらどう思う?
いろいろいろいろ、お金教育も大切です
使い方によっては誤解されそうな可能性も知ることで
加害者や被害者になることを防ぐことができます
「李下に冠を正さず」
思春期に入ってからでは難しい話も事柄も
幼い小学生のころなら すーっと心に入ります
年齢に応じ、事柄に応じ、丁寧に わかりやすくと思っています
marukoの独り言
来年度は
「書くことが困難」「読むことが困難」
・本人の困り感
・タブレットの活用と工夫
・合理的配慮への道
をテーマにします。
タブレットは、marukoが実践したことをレポートにしようと考えています。
一緒に研究してくださる方がいらっしゃるといいなあ~!
なんてことも考えています。