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【最新AIツール&ニュース】OpenAIのo1に匹敵するDeepSeek-R1から、AIエージェント、長寿研究AIまで徹底解説!


こんにちは!AI王子です。

AIの世界は日進月歩で進化を続け、毎週のようにワクワクするようなニュースが飛び込んできます。でも、その情報量の多さに圧倒されて、「??」と悩んでしまう人も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、この1週間で発表された最新のAIツールと、業界を揺るがすようなニュースを厳選してお届けします。高性能な推論AIモデルから、OpenAIのAIエージェントの噂、そして長寿研究へのAI活用まで、盛りだくさんの内容となっています。

最後まで読めば、AIの最前線で何が起きているのかが一目瞭然。

オープンソースでO1匹敵の性能!DeepSeek-R1の衝撃

DeepSeek-R1の驚異のスペック

まずは、中国のAIスタートアップ「DeepSeek」が公開した推論AIモデル「DeepSeek-R1」について解説しましょう。

このモデルは、なんと6710億ものパラメータを搭載し、12万8000トークンという膨大なコンテキストウィンドウに対応しているんです。パラメータの数は、モデルの賢さを表す重要な指標。つまり、DeepSeek-R1は桁違いに高性能なAIということになります。

実際、数学やコーディング、推論タスクなどのベンチマークテストでは、OpenAIの最新モデル「O1」とほぼ同等のスコアを叩き出しているんだとか。OpenAIといえば、ChatGPTで一躍有名になったAI界の雄。そのOpenAIに匹敵する性能を実現したのは、本当に画期的だと言えますね。

破格の安さと高いオープン性

しかも驚くべきは、その利用料金の安さ。APIを通じてDeepSeek-R1を使う場合、100万入力トークンあたりたったの0.55ドル。O1と比べると、桁違いに安く利用できるんです。

さらに、DeepSeek-R1はオープンソース。つまり、そのソースコードがGitHub上で公開されているんですね。MetaのLlamaやAlibabaのQwenなど、他のAIモデルをDeepSeek-R1の出力を使って微調整した小型モデルも、複数提供されています。

これだけオープンなAIモデルは、他に類を見ません。利用者にとっては、自由度の高さが何よりのメリット。用途に合わせて自在にカスタマイズできるのは、本当にありがたいですよね。

無料で使えるデモサイトも

そして、DeepSeekのサイトから直接アクセスできるデモサイトでは、Googleアカウントでログインするだけで、DeepSeek-R1を無料で試せるんです。

デモサイトのチャットボットは、日本語の入力にも対応。しかも、その高度な言語理解力には驚かされます。例えば難しい数学の問題を投げかけても、思考プロセスを日本語で説明しながら、正解を導き出してくれるんですよ。

加えて、PDFファイルの読み込みと要約まで可能。これはChatGPTのO1にはない機能なので、利便性はむしろDeepSeek-R1の方が上といえるかもしれません。

xAIのGrokがiOSアプリで登場!画像解析やファイル要約も可能

iOSアプリ版の登場で利便性アップ

次は、xAIが開発したAIチャットボット「Grok」の話題です。

Grokは、もともとSNSツールのXに搭載されていたんですが、この度、単独で起動できるiOSアプリが公開されました。アプリ版の登場により、さらに手軽にGrokを活用できるようになったんですね。

このアプリ、単なるチャット機能だけではありません。xAIの最新AIモデル「Grok2」を使って、iPhoneのカメラで撮影した写真や、フォトライブラリの画像を読み込んで分析することができるんです。

テキストファイルの読み込みと要約も可能。音声入力にも対応しているので、手軽にGrokとコミュニケーションがとれますよ。

外観のカスタマイズや学習設定も

アプリの設定画面では、Grokの外観をカスタマイズできたり、入力データを学習に使っていいかどうかを選べたりと、ユーザー側である程度の設定が可能になっています。

iPadにも最適化されているので、タブレットでの利用もストレスフリー。使い勝手の良さは、かなり魅力的だと感じました。

Liquid AIのlfm-7bが日本語で世界最高水準の性能を実現

Transformer技術とは一線を画す独自モデル

Liquid AIが開発した大規模言語モデル「lfm-7b」は、他社とは一線を画す独自の技術を採用しているんです。

一般的なAIモデルは、Transformerという技術を基盤に作られることが多いんですが、lfm-7bは独自の「Liquid Foundation Model」という技術を使っているんですね。

この新技術により、lfm-7bは日本語、英語、アラビア語での高度な言語処理を実現。これらの言語においては、世界最高水準の性能を誇ると言われています。

同クラスのモデルを上回る高性能

lfm-7bは最大2000トークンの入力に対応。同等クラスのモデルであるAlibabaのQwen 2.57BやMetaのLlama 3.18Bと比較しても、高いパフォーマンスを示しているとのこと。

Liquid AIのデモサイトでは、lfm-7bを無料で試すことができます。日本語でのチャットはもちろん、Web検索を利用したチャットも可能。実際に使ってみると、その高い会話能力に驚かされること間違いなしですよ。

近日中にはAPIも公開予定とのことなので、開発者の方は要チェックです。

その他注目のAIツール

FROの画像解析機能

日本発のAI検索エンジン「FRO」が、iOSアプリで画像解析機能を実装。カメラで撮影した写真やiPhoneのフォトライブラリの画像を読み込んで、分析や翻訳ができるようになりました。

DeepSeekのAndroidアプリ

DeepSeekのAndroidアプリが登場。無料のAIチャットボットが利用可能で、チャット、画像解析、PDFファイル要約などの機能を備えています。

Adam

テキストからCADデータを生成するAIツール。建築や土木、製造業での活用が期待されています。

Laver's Phrase

テキストから画像を生成するモデル。独特な画風が印象的で、芸術性の高い画像を生成できると評判です。

Audio-Text to Speech 0.3

テキストを読み上げる音声合成モデル。日本語を含む多言語に対応しています。

AI Lab Video JP

日本語と英語のテキストから動画を生成するAIモデル。自動動画生成サービスの基盤技術として期待されています。

Synse Light

ポートレート写真の照明効果を編集できるAIツール。プロ並みの写真加工が簡単に行えます。

AI関連の最新ニュース

OpenAIのAIエージェント登場か?

OpenAIのCEO、サム・アルトマン氏が政府関係者向けに非公開の説明会を予定しているそうです。そこでは、数週間以内にリリース予定のAIエージェントについて語られるのではと、大きな注目が集まっています。

SNS上では、ChatGPTのmacOSアプリ版に、オペレーターらしき機能が実装された画像も出回っており、ますます期待が高まっています。2025年は、まさにAIエージェント元年になるかもしれませんね。

トランプ大統領がAIリスク対応の大統領令を撤回

バイデン前大統領が施行した、AIシステムの安全性に関する大統領令が、トランプ大統領によって撤回されました。

この大統領令は、AIシステムの開発者に対し、一般公開前に安全性テストの結果を政府に報告することを義務付けるものでした。今回の撤回により、AIの開発と展開に関する政府の監督体制が大きく変わる可能性があります。

OpenAIが長寿研究用のAIを作成

OpenAIが、長寿研究スタートアップの「Retro Biosciences」と協力し、タンパク質の設計に特化したAIモデル「GPT-4B Micro」を開発しました。

このモデルは、老化細胞を若返らせる遺伝子研究に活用されるとのこと。AIが、人類の長年の夢である「不老不死」の実現に貢献する日も、そう遠くないかもしれません。

東京都が都立高校にAI教育科目を新設

東京都教育委員会が、都立高校でAIを学ぶ独自の科目を導入する方針を発表。大学や企業の専門家が参加して教材開発が進められ、まずは通信制高校から順次導入されるそうです。

AI教育の重要性が叫ばれる中、高校段階からの本格的なAI教育は画期的といえます。これからの時代を担う若者たちが、AIとどう付き合っていくのか。その第一歩になりそうですね。

ソフトバンクと東大が人工知能の研究成果を発表

ソフトバンクと東京大学が、次世代コンピューティング技術に関する共同研究の成果を発表しました。

その中で特に注目を集めたのが、「bpu」という新技術。これは人間の脳を模した「脳オルガノイド」をコンピューターに応用したものだそうです。将来的には、人間の脳のような柔軟な情報処理が可能になるかもしれません。

パレスシティAIがTikTokの米国事業との合併を提案

パレスシティAIが、TikTokの米国事業との合併を提案していることが明らかになりました。

TikTokをめぐっては、一時的に米国でのサービスが停止する事態となりましたが、トランプ前大統領が規制法の執行を猶予する大統領令を出したことで、現在はサービスが復旧しています。

パレスシティAIとの合併が実現すれば、TikTokの今後の展開に大きな影響を与えそうです。

まとめ

今週も、AIの世界では目まぐるしい動きがありました。DeepSeek-R1のような高性能モデルの登場は、AI技術の進歩を如実に物語っています。また、OpenAIのAIエージェントや、長寿研究へのAI活用など、AIの新しい可能性を感じさせるニュースも目白押し。これからのAIの発展から目が離せませんね。

個人的には、DeepSeek-R1の無料デモが公開されたことが、今週のナンバーワンニュースかなと。ぜひみなさんも、その驚異的な性能を体験してみてください。DeepSeekの主な使い方やタスクへの活かし方は有料記事の方で載せますのでそちらを見てくださいね!

これからも僕のブログでは、AIの最新動向をわかりやすくお伝えしていきます。ぜひチェックしてみてください。

最後に宣伝ですが、僕はマンツーマンでのAI活用指導や、専用プロンプトの作成代行サービスも行っています。より詳しくAIの活用方法を知りたい方、自分の業務に特化したプロンプトが欲しい方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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それでは次の記事で会いましょう。
AI王子でした!

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