自分の作品を良いと思う必要性はあるのか
自分の作品を愛する必要性はないと考えている。もちろん愛する方が素敵だし創作意欲も湧くだろう。しかし「他人の良いと思う作品」と「自分の良いと思う作品」は多かれ少なかれ違うのだ。
自分だけで作品を楽しみ、自分だけで評価するのであれば思うままに作れば良いと思うが、「評価されたい」を最優先に考えるならば「他人の良いと思う作品」を作るほうがずっと評価される可能性が高い。
また、自己表現を作品の中でしてしまうと作品を批判された時に立ち直れないほどのダメージを負ってしまうし、時には「自分の願望を小説の中に自己投影していてイタい」といった評価まで受けかねず、どうしても自己表現は避けたほうがいいように思える。
ただ、自己表現したほうが評価されやすい人ももちろんいるので、それは羨ましいと思う。