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MTGAミシック日記(2025年1月):オルゾフミッドレンジ
こんにちは、こんばんは。まるけろです。
先月に引き続き、今月もミシックに到達したので振り返りです。
全体的な環境
ファウンデーション環境が始まって時間がたち、環境が固まった…なんてことはなく、新しいデッキが次々と開発されていて面白い環境ですね。
環境の全体的な動きとしては、(トーナメント環境では)グルール勇姿とディミーアミッドレンジが強くて高いシェアを誇っていたようですね。また、他のデッキも負けておらず、先月から比較的見かけるデッキをリストアップしていくとゴルガリミッドレンジ、オーバーロード(ランプ系)、シミックテラー、白系コントロール、アゾリウス眼魔とかでしょうか。
今年に入ってからも新しいいろんなデッキが開発されていて、MTGA環境にも姿を表してきた気がします。具体的にリストアップしていくと
セレズニアミッドレンジ
エスパー(ディミーア)エンチャント
グルール昂揚
ディミーア眼魔
アゾリウス全知
あたりでしょうか。アゾリウスアグロも先月からちょいちょいいた気がしますが、結果を残してから評価が上がってきた気がします。 ざーっと上げただけでも10以上のデッキがブイブイ言わせてるかなりの量環境じゃないでしょうか。
環境全体的な傾向としてはアグロ系のシェアが大きい気がするため、少し前寄りな環境だったんじゃないかなと思います。環境初期はアグロが強いというのはよく言われるので、この先ミッドレンジ、コントロール系がシェアを伸ばせるのか気になりますね。まあしばらくしたら次のパックも出るんですが。
個人的な感想なのですが、MTGは新弾が出るペースが速く感じます。同じカードプールでまだまだ遊びたい!、まだまだ環境理解してない!ってところで次のパックが出てしまうので、一つの環境を遊んでいる身からするとすこし不完全燃焼です。
1月前半
まず年末の蒼紅杯でグルール昂揚が入賞したことから、グルール昂揚によくマッチするようになりました。それと同時期に(恐らくMOで)結果を残したエスパーエンチャントが流行りの二つだったのではないかと思います。すぐにデッキを作成できるMTGAでは、流行り廃りが敏感ですね。
さてランクがリセットされてからですが、特に理由がなければゴルガリミッドを使うほどゴルガリが好きなのでとりあえずゴルガリを握りました。
ゴルガリミッドレンジ
![](https://assets.st-note.com/img/1737170848-5XIlao6qCdsjkfgJPUY0zNxF.jpg?width=1200)
環境の除去がメインから増えつつあるところと、エスパーエンチャントが「逃げ場なし」を採用しているから「グリッサ」を減らして、タフネス4のクリーチャーを多めに採用しました。がだからと言って勝てたかといわれるとそうでもないような気はしますが。
ゴルガリはデッキの基軸になる2マナクリーチャーの層が薄いのがきつい印象です。昔よく見た「大洞窟のコウモリ」は「ラフィーン」や「婚礼の発表」といったバフをかけれるエスパーだからこそ強く使えたクリーチャーでしたし、「捕食の荒馬」はアグロ環境だとお荷物になりがちなので「苔森の戦慄騎士」以外に採用が難しいのが難点なのかなと。では2マナ域をジャンプするために「ラノワールのエルフ」を採用して1⇒3とつなげるようなデッキになるのが自然だったのかもしれませんが、その「ラノエル」も引かないと弱い、後で引いてもお荷物になりがちといつ引いても盤面に影響を与えられるディミーアの2マナ群(「フェアリーの黒幕、ブラットピット」)と比べるといささかパワー不足感が否めませんでした。
さて、環境のお話ですが、グルール昂揚はメインの除去が弱い傾向があったので、クリーチャー一体一体の肉質がいいゴルガリは結構やりやすい印象を受けました。「分派の説教者」や「グリッサ」を効率よく突破するのが難しくて地上戦はわりかし戦えていたのかと。
流行りに乗って勝ち星を多く拾えたので、すんなりプラチナ環境は抜け、このまま大好きなゴルガリでミシックまで一直線か?と意気込みましたが、現実はそうは甘くなく他のデッキになかなか勝ち越せずに停滞しました。
ゴルガリは「対処しないとアドバンテージを稼ぐよ?」というカードを叩きつけながら、除去でバックアップしていくタイプだと思うのですが、バウンス系除去が流行っていてテンポをとられやすいのがしんどみでした。環境にテンポデッキや横に強いデッキも多くあってないような気がします。
別のデッキに乗り換え
ダイヤ帯で停滞してしまったので、別のデッキに乗り換えました。まず試したのは、ゴルガリで嫌というほどあたったエスパーエンチャントでした。対面してるとセルフバウンスの動きが非常にいやらしく、簡単にアドバンテージを稼いでくるのが不愉快だったので、自分でも使って試してみることに。
なお、マリガン基準が甘いのか、デッキの動かし方に慣れていないのか、全然勝てませんでした。マナベースの負荷が大きく、テンポデッキなのにカード事のかみ合いも必要と引きが強ければすんなり勝てるけど、うまくかみ合わない時に勝ちを拾うのが相当難しいデッキだと感じます。また常に複数択の選択肢が提示され続けるデッキなので間違えずにプレイし続けることが難しい。
マナベースの負荷が非常に大きいことを嫌ってディミーアの派生デッキがでるのも当然なのかもしれません。
1月中旬
次に試したのは先月も使用したグルール雄姿。デッキの強さは折り紙付きですが、思ったように勝ちきれず対策が厚い環境でのアグロデッキの扱いは難しいと感じた時期でした。うまい人なら勝てるんでしょうけど。
このあたりからアゾリウス全知とセレズニアミッドレンジをよく見かけるようになった気がします。流行りに強そうなデッキを探し始めたのですが、このあたりで白のサイドカードが優秀なことに気づきます。アゾリウス全知やシミックテラー、アゾリウス眼魔のような墓地利用に対する「RIP」、アグロ系統やトークン戦略にささる「一時的封鎖」など一部のデッキに対するキラーカードがありました。
ということで白を使ったデッキタイプを確認したのですが、メインからグルールアグロのような早いデッキを見たいと思ったので白を使ったミッドレンジで考えたところ、オルゾフミッドレンジを触ることに決めました。オルゾフミッドレンジ自体はブルームバロウ環境で「ゾラリーネ」「ベーザ」あたりから使用されていた実績がありましたが、ダスクモーン以降はあまり目立った活躍がなかったデッキでもあります。当たったこともないので完全なメタ外といった印象。
オルゾフミッドレンジ
ということでデッキリストに眠っていたブルームバロウ期のオルゾフを引っ張り出してちょいちょいいじったのが↓
![](https://assets.st-note.com/img/1737201241-k7OcKDVdnt3HjihB1bEM8PuN.jpg?width=1200)
とりあえず「ミストムーアの大主」を入れた形で試運転。対アグロに対して「ベーザ」がものすごく強く、良い感じに勝ち数を稼げました。
ダイヤ1に行くまで運がよくて12勝3敗といい成績だったものの、そのあとはすこし停滞し、最終的には22勝10敗くらいのラインに落ち着いたと思います。アグロ系に対しては、「大洞窟のコウモリ」と「ゾラリーネ」でライフレースに遅延をかけつつ、ベーザで脇を固めて安全勝ちを狙ったり、ミッドレンジにたいしては「忠義の徳目」で盤面勝ちを狙えたりなど良い感じに勝ちを重ねることができました。
デッキとしてはアグロ体制のある少し重めのミッドレンジといった感じで、よりスケール大きいの「オーバーロード」や「コントロール」が苦手だと思う。
前述したとおりサイドに墓地利用デッキに対するキラーカードである「安らかなる眠り」、アグロやトークン戦略に対する「一時的封鎖」などを採用できるのが強みで、メインからベーザを採用してアグロ耐性を高めています。
そんなにデッキとして悪い印象は受けなかったんですが、デッキパワーが足りてない(?)のかトーナメントシーンでは全く見かけませんね。マナのボリュームゾーンが4マナに偏ってるのがよくない気がします。
最近のスタンは2マナ、3マナが基準なので、そこがあまり強くないオルゾフは難しいのかもしれません。
ブルームバロウのデッキを引っ張り出して適当にいじっただけなので、カードの採用理由とかは特にありません。トーナメントシーンでもめったに見ないので参考になるレシピが少ないですね。これからダスクモーン、ファウンデーションで追加されたカードとにらめっこしながらデッキをいじろうと思います。
最後に
今月も無事にミシック到達できました!まだ10日以上あるので、1200位以内を目指しつつラダーをしようかと思います!
このカードどうでしょうか?みたいなのあったら教えてください!