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Mein Mann und ich in Österreich - 夫と私とオーストリア #9

【コロナ禍とオーストリアの巻】

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お久しぶりです。新しい漫画を描こう描こうと思いつつ、色々事情があって先延ばしになっておりました。

今回はなかなか収束しないコロナ禍のお話。
昨年(2019年)、オーストリアの家族ビザ(在留許可)申請をしたのですが、もともと持っていたビザの期限内に新しいものを受け取ることができなかったので、私は日本へ一時帰国を余儀なくされました。
それが2020年2月だったのですが、その直後にヨーロッパでの新型コロナウイルス感染が爆発的に増加。日本を含む諸外国からのオーストリア入国制限が施行されたこともあって、半年間戻れず苦い思いを抱える羽目に。
7月下旬にようやくヨーロッパ諸国の入国制限が緩和され始めたおかげで、漫画に記した通り夏には再び渡欧することができたものの、長かった……。

日本よりも厳格なロックダウンを経験したハインツに様子を尋ねると、街に人影はなく、目に見えぬ脅威に怯える日々は「まるでSFホラー映画のようだった」そう。
私がウィーンへ戻った頃も、以前と比べると『あたかも毎日が日曜日のような』人手でした。
……と言うと、日本で暮らしている方は「めちゃくちゃ混んでるってこと?」と思われるかもしれません。しかし、実はヨーロッパでは日曜日にほとんどの店がお休みになるので、真逆です。ガラッガラ。
夏はどこも満席だったカフェやレストランの店内はほとんど空席(地域によって差はあると思いますが)。新しいコロナ対策条例によって、公共施設の屋内ではマスク着用が推奨(あるいは義務化)されていたせいもあると思います。
元来、風邪対策などでマスクを付ける習慣のない国。外出の度に息苦しい思いをしなければならないことへ反発する層も存在するようですし、外の方が気兼ねなくくつろげると考える気持ちは、まあわかります。

ところで、オーストリア式挨拶はほっぺにキスやでっかいハグが当たり前の濃厚接触スタイル。さすがに感染症の流行後はそれも変化し、ちょっぴり多様化しつつあるようです。

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個人的によく見かけるな〜と思うのは、このげんこつパターン。
とはいえ、できる限り接触を抑えるのが一番の感染予防法ですから、手を振るだけとか、ごくごく稀に合掌スタイルの人もいたりします。

この記事を書いている時点では、まさに第2次ロックダウンが進行中のオーストリア。日本でもまた感染が広がってきていますね。この不測の事態が、世界的に少しでも早く収まることを心から願ってやみません。
2020年も残りわずか。皆様もどうぞ安全にお過ごしください!


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