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Mein Mann und ich in Österreich - 夫と私とオーストリア #5

【動物と暮らすなら…の巻】

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首都圏のベッドタウン生まれの私にとって、人生の中で一番身近な動物は犬。子供の頃は近所に外飼いの犬がたくさんいましたし、野良犬もまだうろついてました。
もちろん猫もそれなりに見かけたんですが、家族をはじめ周囲に猫派がからっきしいなかったせいか、なんとなく猫に苦手意識を持ったまま大人になりました。
ちなみに身近な生き物・次点は夏祭りですくってきた金魚です。


一方、自然豊かなオーストリア・ケルンテン州出身の夫は動物経験値が高い。のちに数年に渡り動物と関わることになる、とあるTVドラマへの出演オファーが来た際も、役を勝ち取る決め手になった理由のひとつは、動物の扱いに慣れていることだったそうで。

そんなスーパーアニマルフレンドリーな夫、毛のある生き物に限らず、虫にもちゃんと優しい。

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そうなんです、我が家はアパート最上階にもかかわらずアリが出るのです。春〜夏の気温の高い時期は、床の上に食べ物の痕跡を察知するや、昼夜問わず「初詣かな?」ぐらいの勢いで大量のアリさんが押し寄せます。床下に巣があるんでしょうか。
一度大家さんにも苦情を言ってみたんですが、「アリ?へえ〜どっから来るんだろ〜変なの〜」と流されそれっきり。床に置いたアリ駆除剤は見向きもされず、そのうちどう道を見つけたのか、堂々と台所の調理カウンターにまで登るように。
その結果……

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買ったばかりのパンやクラッカー、チョコレートなんかを狙われ、さすがに生き物フレンドリーを通してきた夫もアリ駆除に加勢せざるを得なくなりましたとさ。
一度買ってみたけどあまりおいしくなかったパンは閑古鳥だったので、さすがアリ、悔しいけど仕事が的確〜!!!と思いました。

アリさんがた、駆除剤を置いたりスプレーでやっつけてみてもひっきりなしに訪ねてくるし、どこから現れるのかも定かじゃないので、とりあえず見つけたら駆除、掃除をまめにする、で対応してます。
先日一時帰国した際に、同じくアリ被害に遭ったことがある兄から「チョークみたいなアリ除けがすげえ効く」と教えてもらいました。
さっそくホームセンターに行ってみたんですが、それっぽいのは置いてなかったな……と、しょんぼりしつつ帰宅。
あとでネットで情報集めしてみたら、ただのチョークでも効くんですね。出没地帯に線を引いとくと、そのうち来なくなるんだそうです。今度試そう。

ところで、上の漫画でなぜ唐突にケルトの話が出てきたかについて。
夫のふるさとケルンテン州のあたりはその昔ケルト民族が暮らしていた土地。今でもその名残が地域にちらほら残ってる、というつながりが背景にあったからです。
しかしケルト文化のアリの言い伝え、本当なんでしょうか。

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