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明治10年(1877年)の味噌桶の底板


先日、玄関に宅配ボックスを設置するために業者さんがお見えになられました。
以前は配達された荷物は玄関にちょっとおいておいてね。というゆるゆるでした。宅配ボックスなんて選択肢にもなかったのですが、時代の流れでしょうか?
宅配ボックスを設置する形になりました。

宅急便の業者さんに再配達をお願いするのも心苦しくなりましたし、宅配BOXがあると不在時でも手が離せない時も置き配ができるので便利ですね。

「玄関にドーンとおいてある木の板はどうしますか?」
と尋ねられたので、これは明治10年(1877年)に作られた味噌桶の底板なんです。
明治10年は西郷隆盛、西南戦争勃発などの出来事があったときの味噌桶なんです。
代えはないですし、そこにおいておく形でお願いできませんか?
少し大切なものなんです。
と返事しました。

この味噌桶は2010年まで現役で使われていました。
133年間、日本酒はじめ味噌などの発酵食品を醸してきたんですね。
お疲れ様でした。

西郷どん。
上野公園に今度ご挨拶に行きたいものです。