ヤンマーコンバインYH700Mのお披露目会
先日、JAさんの送付物で汎用コンバインの説明会があるというチラシを頂きました。佐々木合成さんの近隣圃場に足を運んでみました。
訪問する目的は購入検討よりも、メーカーのメカニックマンさんとお話したり、コンバインのことを熟知したいため。
農業機械の取り扱いで一番致命的なことはオペレーターの力量不足と実感しています。
「無知はコスト」
よい農作物を収穫するために覚えておきたい言葉です。
ヤンマーの営業さんがコンバインの説明をしました。
他のメーカーは70馬力クラスのコンバインですと1,000万を超える価格帯になりますが、このコンバインは今ですと特別価格で700万(?)ほどでご提供可能ということでした。
低価格が実現できた理由は「MADE IN CHINA」でそれを日本の仕様に仕立てたということ。
このコンバインは刈取り幅が40馬力のコンバインとくらべて大きいので、一日で刈取りできる面積が4ha程度可能と仰っていました。
作りも大まかな作りに設計されており、細かいオプションや隙間を埋めるような緻密さはないと説明頂きました。整備などはシンプルな構造なので特別な技術がなくてもカンタンにできるのが利点のようです。
ネジ穴などは中国で作っているので、最初は刈取り作物のアタッチメントを切り替える時は調整が必要かもしれないので、その時はメカニックが派遣されると仰っていました。
(いろんな方とお話が交錯されていたときのお話だったのでうろ覚えのところがあります。ご了承ください。)
ちなみに、クボタのコンバインはコクピットから後ろの天窓を開ければグレンタンクに投入される原料を目視確認できますが、このコンバインは下車して、グレンタンクののぞき窓からしか現物確認ができません。
大豆などを運ぶ時もエアー送りなどがなく、商品を傷めがちになるとある農家さんが指摘していました。
しかし、ヤンマーのコンバインにはフィーダーの逆転機能があり、収穫物が詰まっても、逆側回転でつまりを解消できるのが利点の一つと理解できました。
早朝に雨が降ったために、9時ごろはコンバインの説明をしたあと、各々農家さんとの座談会がメインになりました。
私も北新庄の農家さんと少しお話をしました。
駆け出しの私には現場の第一線で試行錯誤を積み重ねている方のお話は参考になりました。
大豆や雑草対策について、そばの刈取り、田畑の起こし方などいろんなお話をしました。
10時頃に一度私は会社に戻り、竹林整備をしました。
13時頃、北町の圃場に行くと、ヤンマーのコンバインが刈取りをしていました。排出口の後ろにオプションで購入されたシュレッダーチッパーでそばの茎などが粉々になっていました。
農家さんとのお話やメカニックさんとのお話が非常に参考になりました。
感謝。