朝顔のグリーンカーテン。逆境がもたらす成長もある。
会社の窓側のグリーンカーテンが茂ってきました。
今の時期はアサガオの花がキレイに咲いています。
青いアサガオが多いのですが、白色の花もところどころあります。
グリーンカーテンの良いところは、窓のカーテンと違い、外側の地べたから葉が茂っているので、窓や壁の温度上昇が少なく、冷房代が節約できます。
市販のカーテンでは、窓とカーテンの間にどうしても熱が溜まってしまいますが、グリーンカーテンですと、地温の上昇から防ぐ事ができます。
思い入れのあるグリーンカーテン
私は3年前から農業を始めました。
最初は季節労働者として働き、農業など右も左も分からない状態でした。
「まずは、社会復帰。」
そんな考えしか私の頭の中にはありませんでした。
今よりも失敗の連続でしたが、唯一取り組んで上手くいったかな?と思ったのが、このグリーンカーテンでした。
定期的に事務員さんがお手入れをしてくださるお陰でもあります。
ありがとうございますm(__)m
小学1年生の子どもが夏休みの宿題で育てたアサガオの種を少し借りて、会社で育てました。
3年間でヘチマやきゅうりなども試しましたが、1番アサガオが育ちがいいように感じます。
その時ピカピカの1年生だった子どもは早いもので小学4年生。
ここ数年は毎年種取りをしています。(勝手に種がこぼれ落ちます)
子どもの成長速度は早いが、自分も4年生くらいの実力になっただろうか?
まだまだ、幼稚園レベルだなぁ、、、。
適度な逆境が作物をよく育てることもある
会社の窓際にネットを2箇所設置しました。
北側は花壇まで、南側は花壇より20センチほど上からネットがあります。
アサガオの立場ですと、最初からネットがあった方が確実にツル化ができるため、ありがたいはずです。
しかし、20センチ上からネットがある方が育ちや成長の勢いが強いです。
大豆も同じです。
ポットに1粒入れて育てるのと、2粒入れて育てるのとどっちが成長するのか?というと2粒なのです。
理由は大豆同士が支え合うため、また競争により日光をしっかり浴びようとするため、成長スピードが1粒の場合よりも速くなります。
人参も同じで、葉同士が触れ合って刺激し合い大きくなろうとします。
適度なストレス。作物を育てる中で、そんな考え方を持つようになりました。以前の自分では、考えもしなかった視点です。
過保護も悪くはありませんが、一見すると整っていない逆境も、成長にとっては良い環境と言えるかもしれません。
なんでも分け与えるのではなく、自立できるように見守る。
朝顔の育て方を子育てにも活かしたいものです。
山中鹿之介(戦国武将:主家の再興に尽力した方)が「天よ、我に七難八苦を与えたまえ」と願った気持ちが少しわかる気がします。
不屈の意志、強い自己成長が欲しかったのでしょうね。
時の権力者に屈しない自分の美徳もあったと今になって推測します。
「不自由を常と思えば不足なし」という言葉も思い出しました。
そういえば、お米の袋に「全てに感謝します」と書いている農家さんもいらっしゃいます。ステキな農家さんです。
作物に育てられている感は否めませんが、ぼちぼちと作物を育てていきます。