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DAHON K3で三浦半島を輪行旅した話(前編)

 昔に流行したとあるアニメを見返していて
大好きだったキャラクターの声優さんがロケ地として訪れていた神奈川県の城ヶ島へ行きたいと思い立つ。

 せっかくなので三浦半島で一泊二日の自転車旅もしようと計画し、予約が取れたのが葉山うみのホテルという施設だ。

 2023年2月現在はどうなってるか知らないが、昨年11月頃までは朝食ビュッフェ形式では珍しくタコスが食べ放題というポイントに惹かれてこのホテルを予約したのだ。

 というわけで仕事を昼前に切り上げて輪行で三浦半島へ向かう。


 三崎口という三浦半島の南方の駅まで輪行する予定だったが、ここでトラブルが発生。

 JRの横浜から三浦方面の区間で停電が発生。
完全にルートを断たれたうえに復旧時間が不明ということで、一旦電車を降りた。

 自走で城ヶ島を目指すと到着は夕方。
このままだとゆっくり観光もできないしホテルのチェックインも間に合わない。

 仕方ないので先にホテルのある逗子方面を観光して一泊し、城ヶ島は明日に持ち越す段取りに変更することにした。

 走ること約2時間で30km弱を進んだところで逗子市に到着した。まずは腹ごしらえだろうとのことで人気のうどん店を訪れた。

 三浦方面ならマグロを食べたい。
海鮮モノでランチタイム営業しているお店をサーチしたところ『ざくろ』というお店を発見。

 注文したのはマグロの漬け丼と肉吸い。
新鮮なマグロの鮮やかな色味と旨み、主張しすぎない醤油ダレがまたいい役者だ。

 そして初めて食べる肉吸い。大阪では定番の汁物料理と聞いている。

 なるほど、肉うどんのうどん抜きといった形容がなされるのも納得だ。牛肉があくまで主役といわんばかりにたっぷり入っている。関西出汁の染み渡るやさしい味わいが心地よい。

 お腹もいっぱいになったところで時刻は
午後3時をまわっている。ホテルのチェックインをするために移動を開始する。 

葉山うみのホテル
宿泊客用のフリースペース
窓側席に2箇所のコンセント電源がある
宿泊エリアに入ってすぐの共用台所
ドミトリー二段ベットの下側
ダイヤルロック金庫と電源もある
テラス席での食事も可能
ここから海を眺望しながらゆっくりするのもいい


 葉山うみのホテル
海岸からすぐの高台にあるホテルで鮮やかなグリーン基調の色合いがとてもかわいらしい。

 全国旅行支援の対象とあって、一泊朝食つきで5000円台で泊まることができた。

 しかしチェックインの際に思わぬ事態発生。
コロナ対策のために朝食ビュッフェを取りやめて、3種類から選ぶ定食メニューに変わったというのだ。ホテルの予約を取ったのは前日の午後だったが、公式サイトにもその告知はなかった。

 非常に残念ではあるが、コロナ禍でわがままを言っても仕方ないのでホテル側の意向に沿うしかない。さいわいサラダバーはついてるので野菜は朝からたっぷり摂れそうだ。

 気を取り直し、ランニングウェアに着替えて逗子エリアを観光がてら海沿いを10kmほどのランニングにでかけた。途中で通りかかった練り物惣菜のお店が気になったので夕食に欲しい。


カレーライスが絶品

 ホテルに戻ってきてディナータイム開始。

 おでん種を販売する『かまたけ』にて
練り物全種類を購入。すべて手作りで、珍しいのはさざえの練り物だ。さざえ特有の苦味がマイルドでとても美味しい。カレーボールやウインナー巻きなど定番系も手作りならではのおいしさ。

 そしてメインはホテルのカレーライスだ。
お値段はそこそこするが、大変おいしい欧風カレーで焼き野菜もたっぷり。煮込まれた豚肉もゴロゴロと多めに入っていて満足度は申し分なし。


 そのあとは夜12時頃まで持参したノートPCで作業しつつフリードリンクのレモン水をいただきながらフリースペースでゆっくりとくつろぐ。

 翌日の城ヶ島観光が楽しみだ。

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