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【詩】いつか明ける夜

灯りもつけずに 暗い部屋の 一点を見つめる
闇夜 飲み込まれる
脚が冷える 温める方法を忘れた

頭の中 同じ言葉が 何度も駆け巡る
闇夜 逃げられない
息が詰まる 抜け出す方法を忘れた

心が凝り固まって 体がこわばって
闇夜 這いつくばる
声も涙も出ない 出し方を忘れた

独りの夜 叫べない夜 どん詰まりの夜

ただ 一点を見つめる
闇夜の 一点を見つめる

その夜は 必ず明ける夜
明ける方法を忘れても いつか明ける夜

ただ 一点を見つめる
朝日が差す 一点を見つめる

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