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<日記>雨にも風にも負けずに咲き誇ろう

初めての記事です。

私は、2月中旬ちょうど中国の旧正月の少し前に、会社の社長から『コロナの関係で会社が経営困難になってしまい、事業整理をすることに決まました。会社が解散します。』と言われた時、頭が真っ白だった。

『ええ?解散?私はクビになるの?これからはどうしたらいい?』頭の中では混乱していたので、一瞬言葉を失った。この事実を受け止めるまでには、2週間もかかった。

自分が2017年日本に来たきっかけは、こちらの会社に就職が決まったことだった。その時は、訪日観光客の爆買いが話題になり、2020年開催される予定だったオリンピックに夢を見ていた企業はたくさんあった。その時のために、インバウンドに注力しようとメーカーも自治体も積極的で当然予算もたくさんつけられていた。展示会も行ったし、セミナーもやった。いろんな人と会っていたね、たくさん資料も作った。今思えば、夢のような忙しくて充実な3年間だった。

コロナの影響で訪日観光客が激減、インバウンドにかける予算もなくなったのは原因だったらしくて。このお知らせを知ってからの何日間は、自分の努力が足りなかったのか、それともミスをしたのか、まったく理由が見つからずに頭を抱えていた。要するに、自分が解雇にされる理由を必死に探した。探せば探すほど悔しくて何回も家で泣いていた。

中国の古い言葉『人無遠慮、必有近憂』(人、遠慮無ければ、必ず近き憂い有り)をなぜか思い出した。調べていたら、『論語』の一節だそうで、つまり先々のことをよく考えておかないと、必ず近々心配事が起きるの意味。確かに、去年の一年は、何をやっていたかというと、まったく業績がなかった、みんながリモートワークになり、会社内のコミュニケーションもほぼなかった。緊張感が全くなくてそれはどうしようもないことだと、せいぜい一年ぐらいで回復できるし、すぐにまだ復活できるよとポジティブに思い込んでいた。

確かに、日本に来たのは、この会社に就職できたことだったけど、その選択をしたのは自分だし、この3年半の時間は無駄ではなかったと思う、日本で仕事と生活をして、経験していたことと学んだこともたくさん。

日本に来ることは『脱藩』だといつも冗談半分に言っている。敬愛する坂本龍馬先生だったら、今の私に何を語りかけてくるだろう。

『元気出して頑張ろうぜ!』
『まだまだやり切れないことたくさんあるだろう!』

ちなみに、最近は『海女ちゃん』をもう一回見始めた。昔一回見ていたが、そのときはあきちゃんの元気な姿に感動していたが、今回は夏ばっぱの『飛び込む前にあれこれ考えたってや、どうせそのとおりにはなんねぇ。だったら、何も考えずに飛び込め。なんとかなるもんだびゃ』の言葉に特に勇気をもらった。恥ずかしながら2012年頃から東北の観光プロモーションの仕事をかかわって以来、福島と青森以外まだどこも行ったことないです。いつか行ってみたいといいながらも、コロナが落ち着いたら東北四県を回ってきたいと思います!

そうですね。
目の前のことを一つ一つクリアして、考えず飛び込んでしまおう!

昨日、近くで散歩していたら、家の近所の桜が満開だったことに気づいた。どんな事にあっても、桜が咲くから。
雨にも風にも負けずに強く咲き誇る桜
咲くとも散るときも美しいですから。

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