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Oasisについて語りたい 前編

今年の夏、オアシスの再結成が発表されてから、ずーーーーーっとオアシスの事を考えていました。「寝ても覚めても」というのはまさにこのこと。
わたしはとある事象について考えるとき、始まりのその時から現在までを舐めまわすように回想するという気持ち悪い癖があるのですが、今回も例に洩れず回想していました。折角なので、アウトプットしていきたいと思います。


出会い

2010年、15歳のわたしはヘビーメタルにハマっていました。(細分化すると色々とめんどうなのでメタルと総称します)もちろん、ジャパニーズメタラー御用達の"BURRN!"を愛読していました。

※余談ですが、当時681円だったBURRNが現在1,200円になっていることに超おったまget downです。。

記憶が定かではないのですが、モノクロのページにrockin onだかCROSSBEATだかの広告が載っていたのです。
そう。
あの、ギャラガーズが表紙の。
記憶が定かではないのですが(again)、坊主の2人が表紙だったような…。なんにせよ、ゴン太眉毛の異様に顔がそっくりなジャガイモの様な2人に衝撃を受けました。

🥔🥔

オアシスの事は名前だけ知っていました。どの年代のどの国のどういうバンドなのか、なにも知りませんでした。まさか、こんな芋のような2人だったとは…。

その広告を見た瞬間ニコニコ動画へアクセスし、(当時はYoutubeよりニコ動だった)オアシスを検索。一番最初に出てきたのが、supersonicのMVでした。

今まで気合の入ったメタルばかり聴いてきたので、すごい衝撃でした。ロン毛の兄ちゃんがピロピロしていることが当たり前、タトゥーごりごりのいかつい兄ちゃんがツーバスをドコスカしていることが当たり前だったのです。ぱっつぱつの革パンを履いていたり、袖が破れたバンドTシャツ、鋲が付いた謎の装飾品を身に着けていたりするわけですよ。気合が入っているので。
ところがオアシス。君らときたら、気合が入っていない。
だけど、なぜだか惹かれるものがありました。
これは本当にただの悪口ですが、メンバー全員ぜんぜんイケてなくて、なんならギャラガーじゃない方のギターは小学校の時の担任みたいな悲惨な禿げ方をしている。なのに、なぜかピコーン( °o°)ときました。

超シンプルなコード進行なのに、カッコいい。全体的に粗削りな感じなのに、カッコいい。"I need to be myself, I can't be no one else."カッコいい…!
沼に片足を突っ込んだ瞬間でした。

オアシス、解散してるやん

ニコニコ動画でオアシスの動画を漁るうちに気付きました。
オアシス解散してるね?しかも前の年に解散してるね。タイミング悪~。
こうして私の中でオアシスは、今後リアルでは観ることも聴くこともできない"伝説のバンド"となってしまいました。しかも解散した理由が兄弟喧嘩かい…。どないバンド?
という事で、更にオアシスに興味が出てきました。

共感

突然ですが、わたしは小学生高学年の時に両親が離婚しました。中学は地元の種種雑多な学校に通ったため特に気にならなかったのですが、高校は進学校に行ったことで周囲の人間の種類がある程度均質化された時に、徐々に自分の家庭環境がコンプレックスになり始めました。
そんな時に知ったオアシス。ギャラガーズの出自を知ったうえで聴くオアシスの曲は初めて聴いた時とはまた違った気持ちにさせてくれました。
貧乏でも、公営住宅に住んでいても、音楽理論が分からなくても、成り上がれるんだぜ!!!という夢も見せてくれました。やさぐれていた時期(思春期ともいう)は彼らの作品と存在に救われていました。

ロンドン五輪

時は流れ、2012年。オアシスは勿論、そこから派生してUKロック、全然関係ないけどBBC制作のSHERLOCKにドハマりしていたわたしはロンドン五輪をテレビ中継で観るのをとても楽しみにしていました。
そして、また薄ぼんやりとした記憶ですが、この時オアシス再結成するかも~…とファンはざわついてました。(よね??)結局再結成はしませんでしたが、閉会式にBEADY EYEが出てwonderwallを演っていました。その時、TVを通してですが、初めて(ある意味)生で聴くオアシスの曲に、そして、会場全体がwonderwallを歌っている光景にとても感動しました。ただ、それと同時に、結局オアシスの曲やるんかい、と。兄貴の曲なのにやるんかい。自分の曲をやらんかい!と思ったことも覚えています。

はじめてみたノエル

オアシスファンって基本的にリアムが好きかノエルが好きか分かれますよね。わたしは圧倒的ノエル派でした。おまんじゅうのような手でギターを弾いてる姿とか、歌詞のふしぶしににじみ出てる少し影があるところとか、苦手であろう携帯を使ってチマチマブログを更新するマメなところとか、なんか、そういうキャラクターが好きでした。(もちろん、今も好き!)

そんなわたくしですが、2015年にはじめてノエルのライブに行きました。オアシスにとっての鬼門である、わたくしの愛すべき地元、福岡にノエルがやって来たのです。当日、リハーサル見学ができるという事もあり、起きた瞬間から心臓が口から飛び出そうでした。(たぶん飛び出てた)

会場はzepp fukuoka。
SONY MUSICのスタッフの方の指示に従い、2階席に座ってリハーサルを観ました。はじめてノエルを観た&声を聴いたのですが、あまりにも現実味がなさすぎて、当時の感情が全く思い出せません。The death of you and meのイントロを何回も何回もやっていたことだけは覚えています。お土産にノエルの直筆のサインが書いてあるスタッフパスをもらいました。
※余談ですが、見学者は10人くらいだったかな。会場に集まっているファンは結構年齢層が高めだったけど、見学に選ばれた人は同い年(大学生くらい)の方が多くて、SONY MUSICさんの計らいだったのかなと今になっては思う。

ライブは幸運にも前から3列目で観ることができました。近くで見るノエルは、普通の外人のおっさんでした。でもさ、ギター弾きながら歌ってる姿を見ると、いや、やっぱりこの人ただのおっさんじゃない、めっちゃカッコいい😭 5曲目あたりのLock all the doorsがわたしの琴線にブリブリに触れ、それ以降はずっと号泣してました。はじめてシンガロング(死語?)したドンルクも、それはそれは感動的でした。

ひとりで行っていたので、ライブ終了後に感想を言える人もおらず、母に号泣しながら感動を伝えました。あまりにも恥ずかしいので、母が忘れていることを願っています。

オアシスが聴けない

社会人になり、理想と現実のギャップに落ち込む時間が増えました。それに伴い、オアシスが聴けなくなりました。いままで感動していたオアシスの曲が、まっっったく心に響かなくなってしまいました。
以降、オアシスを聴く機会がめっきり減ってしまいました。


勢いで書き始めたけど、
オアシスについて語ってはいないね!
オアシスとの思い出について語っちゃってますね。アイタタタ

熱が冷めないうちに、後編も書く!(戒め)

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