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診察のある暮らし【想像世界】(2)初日 二人の授診者

清潔なベッドと机などを置いて私は一人待っていました。
私は自分のこのような場所を持つことができ一人待つことができることに感謝してました。
最初に娘を連れて母がやってきた。娘さんのおなかが痛いが産婦人科はとても嫌だと思っていたら看板が目についたと言われた。機械もなにもない部屋をみてほっとした様子でした。
私は娘さんが話すことをききだんだんに話してくれるようになった。おなかの痛いところに手をあてた。私は感じ取ったことを言葉で伝えた。彼女の身体のなかに弾ける元気さを感た。娘さんは喜んでお母さんは安心して帰っていった。私は触れさせてくれたこと身体を委ねてくださったことに感謝でいっぱいになった。最初に診察を授けてくれた方、授診者だった。

しばらくして次の方が来た。
不具合はあまりないが生理は痛みが強いということを語られた。診察には興味があるけれども病院に行く理由がないのでこちらに来たと言った。
かなり緊張しているようすだった。
聴診器で胸の各所の音を聴きとり、打診を行った。さまざまなことを質問し答えてもらった。時間があまりないとのこと。寒くないかと聞いたがちょうどよく温かいと彼女は答えたので下着を脱いでもらうことにした。これ以上できないような柔らかいタッチでおなかの触診をした。おなかややわらかくあたたかかった。ぺったりと寝ている陰毛に逆らわないように流れるように触れた。陰部の診察を行うことを告げるとすぐ返事が返ってきたのでベッドの上で大きく足を広げてもらった。陰毛のある丘から肛門と全景をよく見れるようにしてくれたのでそのことを彼女に伝えた。

陰阜を感じ取ることが大切と思われた。恥骨のほうから陰毛の流れにそって触れていった。両側の大陰唇を広げて痛みはないかと聞いた。大陰唇を真横の腿の方に両の手で広げるとそれに応じて小陰唇がめくれて尿道や膣が開かれている。

小陰唇に包まれた膣前庭は全体に潤っておりそれを小陰唇が保護維持していることがわかる。大陰唇の側を上から下に触れていくと内部はややスポンジ状に弾力があり部分がありそのすぐ隣に膣が開いている。そして来訪女性に尋ねるとその部分は触れることで心地よい感覚があるようだった。小陰唇と大陰唇の境目は定かではないが湿り気があるようだった。

このようにして外診を詳細に行い彼女に観察していることを伝えていきまた各所の感覚を聞いていくやりかたで診察を進めた。


このような進め方がまるひろ診察所の診察の中心となる。
(つづく)

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