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新型コロナで社会が劇的にに変わる気がしたけど、実はそんな大して変わらないんじゃないの。と思い始めた。

大阪・京都・兵庫の緊急事態宣言が明日解除されるらしい。
まだ学校は通常再開はされないし、我が家の環境にはまだしばらく変化はないと思われるが、多分徐々に日常が変わっていくのだろう。

京都で人材会社を経営して今年10年目。この1~2カ月は明らかに非日常だった。コロナで世の中がどう変わるか。AfterコロナとかWithコロナとか、いろんなネット記事を見たり、ニュースピックスの番組を見て最新情報をインプットしたり、これまで読めずにいた本を読み漁ったり。

全社員リモートワークでやたら一人時間も増えたので、結構じっくりと色んなことと向き合う時間があった。いや、ありすぎた。

これからはリモートワークが中心になるとか、打合せは全部ZOOMになるとか、オフィスを解約する会社が増えたりとか、コロナで一気に世の中が激変するような情報に頭が支配され、うちの会社はどうすべきだろうとか、今やるべきことは何だろうとか、考えて考えて考えすぎて、振り出しに戻ってきた。今ココ。

結論、そんなに一気に世の中が変わるはずない。

ZOOMで済ませる打合せは増えるけど、それは選択肢が増えるだけで、やっぱり対面で話す打合せもそれなりにあるだろう。

誰とでも対面。にはならないけど、それはコロナ前からそう。
会って話したい。のハードルが少し上がるのかなくらい。
逆にコロナ禍では、会って話したいと思われる存在にならないときっと埋もれる。

リモートワークも、ジョブスクリプションが明確な業務はリモートのウェイトが増えるけど、それはこれまでもそう。オフィスで顔を合わせる意味はやっぱりあるし、オフィスワークとリモートを上手い事組み合わせながらやるのが多分ベスト。

オフィスを解約して全部リモートに置き換える一番のメリットはコスト面と採用対象が全国に広がることだと思うけど、今のウチがやってもメリットの大きさはそんなにない。多分。

うちは転職エージェントなので、転職希望者との面談の形態が対面中心からオンラインに代わるんじゃないの?とよく言われますが、これまでそもそも対面面談はほとんどしてなくてほぼ電話かWEBだったので、むしろこれからは逆張りして対面でグリップを強化していく方向を取ろうと思っていたりする。

ZOOM飲み会が流行ってたけど、遠方の仲間とある程度テーマを決めて用事があってZOOM飲みする分には有効だけど、近くにいて飲みに行ける人と飲むならZOOMじゃなくて会って飲むでしょ。

結論。この有事の非日常なタイミングで、正常に思考が機能していないかもしれない状態で大きな意思決定をするのはやめておこう。が1カ月考えた結論でした。

とはいえ社会のベクトルの変化は少なからず起きる、あるいは加速するので、自社の事業を変化・進化させる事、景気悪化を読み込んだキャッシュフローの改善と準備、新しい収益事業の創造は今期で一気にやろうと思います。

こういう非常事態は、勝手にいろいろスイッチが入ってアドレナリンが出てくるので、悪い事ばかりではないなぁと思う今日この頃です。

早く新型コロナの脅威を忘れられる日常が早く訪れますように。


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