うんこをヒントに次に何を食べるか考える
突然ですが、うんこに興味はありますか?
先日、仕事の打ち合わせで初対面の方とうんこの話で盛り上がったのですが、健康とか栄養学とか腸内環境とかに興味のある人は、大抵自分の出したうんこをまじまじと観察していることと思います。
改めてうんこに興味を持ったきっかけ
以前、私はシダックスが経営するフィットネスクラブで働いていました。
そこでは、2カ月間で約10kg落とせるダイエットプログラムの開発と指導に携わっていたのですが、参加者の方には「食べるものだけでなく、出すものにも責任を持ってもらいたい!」と便の観察をお願いしていました。
そこで、便のことを色々と調べていくうちに「日本うんこ学会」という、名称はクレイジーだけど理念は最高にイカした団体にたどり着いたのでした。
学会長の石井洋介さんは、自身が潰瘍性大腸炎を患い人工肛門になった経験から(現在は外れています)、「うんこの変化で気づける病気があり、うんこで命を救える(かもしれない!)」と排便報告ゲームアプリ『うんコレ』の開発を始めたのでした。
これらをきっかけに改めて便の観察の重要性を感じ、それまでよりも便の様子をしっかりと観察するようになりました。
うんこを観察してみよう!
「ブリストルスケール」って知ってますか?
タイトル画像がそれなのですが、便は食べたものによって色や形、においが変化します。
理想的な1日の便の量は、バナナ1.5~2本分。けっこうな量ですね。
けっこうな量と言えば、この記事を思い出しました。
太平洋戦争時にアメリカ軍が日本の露営地(便所跡)を調査した際に、大量の便が見つかったことから、かなりの数の兵士がいるのだろうと恐れて撤退したというもの。
当時の日本人の便の量は、食物繊維の摂取量が多かったことから400gぐらいあったようです。
また、現在は廃止されている座高測定ですが、徴兵検査で胴長=健康(腸が丈夫)という理由から導入されていたとのこと。
こういった話を専門学校の授業ですると、学生たちも興味を持って聞いてくれます・・・集中力の長続きはしませんが笑
また、便の70~80%は水分なのですが、便秘のときに水分をたくさん摂れば解消するかというとそうではないみたいです。
やはり、食物繊維の摂取量はもちろんのこと、そもそも食べる量が少ない場合は便秘になりやすいですね。脂質の制限もね。
ただ、水分不足は確実に便秘を招くので、一年中水分補給は気を付けてもらいたいところです。
(私は冬場にホットカーペットを使うので、脱水状態になりやすいです)
出したものから次に何を食べるか考える
私は食べたものが便や尿などの排泄物に大きく影響します(みんなもか)。
尿だと、コーヒー、カレー、ミートソース、大根のにおいが。
便だと、質感とでも言いましょうか。特に、小麦(パン)の食事が続くと便がベタベタになります。
パン屋巡りが趣味なので葛藤するところではあるのですが、ベタベタうんちは正直不快なので、そうならないような食事を考えます。
【いいうんこを出したいときの食事(わたしの場合)】
・ごはん食にする
・毎食野菜を食べる
・水分補給量をいつもより多くする
・油をとる(いつもココナッツオイルを使ってます)
・乳製品を減らす(たまにゴロゴロするので)
・よく噛む
・主菜は肉でないもの(卵が多いです)
毎食これができればいいんですが、パンが食べたいときもあればパスタが食べたいときもある。用意する時間や体力が無いときもある。
自分の身体と心と便の状態から食べるものを考えて、そのときのベストを選択できるようになればいいかなと考えています。
ただし、それが上手にできるようになるためには、ある程度の栄養学的な知識が必要です。
それはまた、別のお話しで。