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守備意識、意識してますか?(実践編)

前回は守備意識について、理論的な内容を書きました。
まだ読んでない方、「文章長くて忘れた!」という方、下記リンクから是非ご確認ください。

さて、今回は実践編ということで、守備意識の数値の意味を踏まえて人選などに活かす考えを書いてみます。
あくまで、僕なりの解釈に基づいての話ですから、参考程度にしていただければと思います。

チェイシングの鬼、カバーニ


ポゼッションやショートカウンターのチームスタイルの場合、ハイプレスやカウンタープレスを心がけて前から積極的に奪おうとする人は多いと思います。
この時、前線の選手のアグレッシブネスやスキルのチェイシングは意識されると思いますが、守備意識はいかがでしょうか?

前線でのチェイシング代表格としては、多くの方がエディンソン・カバーニを思い浮かべるでしょう。
efootballでも能力は素晴らしく、チェイシングを持っていたりアグレッシブネスの高さはもちろんですが、実は守備意識も非常に高いんです。

エディンソン・カバーニ(初期値)

カバーニの守備が「献身的」と言われるのは、アグレッシブに当たりに行ったりチェイスすることはもちろん、自陣の深くまで戻る運動量にあります。
この運動量をefootballで再現するにあたり、アグレッシブネスだけ高くしてしまうと「当たりに行くけど戻らない」ということになっちゃうので、しっかりと戻るところを守備意識で表現しているのがうかがえます。
ハイプレスにピッタリの選手ですね!

ジエゴ・コスタのカバーシャドウ


逆に、前線の選手でアグレッシブネスNo. 1とも言えるジエゴ・コスタはアグレッシブネスが高いにも関わらず守備意識は非常に低いです。

ジエゴ・コスタ(初期値)

ジエゴ・コスタといえばシメオネのアトレティコで2トップの一角として長年活躍してきました。
シメオネのアトレティコ・マドリードといえば「堅守速攻」、ウイイレではリトリートアグレッシブの代名詞でしたね。
ジエゴ・コスタはそのリトリートなチームにおいて、相手DF陣に絶妙なプレスをかけていました。
つまり「チームディフェンスから独立して、遊軍的にプレスをしていた」ということです。
カバーシャドウと言われる動きで、相手のパスコースを切りながらボール保持者へプレスをかけていく2トップはアトレティコにとって欠かせない要素でした。
参考までに、分かりやすく説明されている記事を貼っておきますね。


もし守備意識が高いと、他の選手と同様に引いてしまうため、カバーシャドウでのプレスは出来ません。
アグレッシブに当たってもチームに合わせてすぐ引いてしまうならプレスもハマりにくくなります。
リトリートのチームだからこそ「アグレッシブネスが高く守備意識が低い」という能力が抜群に活かされるわけです。
実は昨シーズン在籍していたルイス・スアレスも同じく、アグレッシブネスが高く守備意識は低いんですねぇ。

ゲーゲンプレスを意識する時も守備意識が低い方が良いかもしれません。
ボールを失ったときに即時奪還を狙うゲーゲンプレスは、守備意識が高いと適切な位置に戻ることを優先するので、ハマりきらないという可能性も考えられるからです。

ここは非常に面白いところですね!
数値が高いことが良いとは限らない、このゲームの奥深さを改めて感じました。

中盤はどうなのか?

中盤は言うまでもなく、守備意識は高い方が良いです。
ボランチが守備意識低くてアグレッシブに出て行って帰ってこないなんて地獄でしょ?笑
FWやOMFは守備意識低くても良いですが、CMFより後ろは高い方がいい、これはどう考えても間違いないです。
インサイドハーフの人選、ついつい攻撃的な選手を選んじゃってませんか?
それも悪くはないんですが、守備意識も少し気にしてみても良いかもしれません。
もしかしたら劇的に守りやすくなるかも…?

怪獣リュディガーにご注意!


CBに関しても同様に、基本的には守備意識が高い方が良いです。
アグレッシブに出て行ってGKの前がスカスカになると、失点を免れることは難しいです。
実は、ドイツ代表でレアル・マドリードでも大活躍のアントニオ・リュディガーも守備意識はかなり低いので要注意です。

アントニオ・リュディガー(初期値)

アグレッシブネスと比べて12も低い守備意識。
後ろは振り返らずにひたすら前に進む様は、さながら街を壊しながら歩いていくゴジラのような怪獣っぷりです。笑
確かにスピードもあってアグレッシブに奪いに行くのは気持ち良いんですが、その分のカバーもしっかりフォメの中でデザインしておきたいですね。
オススメとしては、3バックや5バックのサイドのCBです。
真ん中を守備意識高めにすれば遠慮なく奪いに行けると思います!

カムバック、ノイアー!


GKの中にも守備意識が高い選手がいます。
有名なところで言うと、これまたドイツ代表、バイエルン・ミュンヘンの守護神であるマヌエル・ノイアーです。

マヌエル・ノイアー(初期値)

ノイアーといえばウイイレの頃から事故とも言えるレベルの飛び出しをしてくれます。笑
諸刃の剣ですが、間違いなく優秀なGKの1人です。

実はこのノイアー、アグレッシブネスの高さもノーマルGKで屈指の数値を誇ります。
これがあの飛び出しに繋がってるかは分かりませんが、少なくともしっかり戻ってもらう必要はありますよね。
だから、守備意識も高くなっているんです。
もしかしたら守備能力にも少し振り分けると、飛び出すしちゃんと戻るという凄いGKになるかも…?
(責任は負いません)

結論

いかがだったでしょうか?
守備意識の奥深さ、面白さが少しでも伝わったなら幸いです。

この時点で軽く2,000字超え、もはや大学のレポートです。笑
でもそれくらい守備意識、引いてはこのゲームはまだまだ魅力に溢れているということが伝えたかったのです!

次回は、もはや語るまでもないと思われている「アグレッシブネス」の解釈について、かなり?斬新な解釈で切り込んでみようと思います!
多分、僕と同じように考えている人は少ないと思うんですが…。

コメント、いいね、またTwitterなどでのご紹介も是非よろしくお願いします!
ではまた!

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