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【レビュー】プレミアリーグ 第23節 リバプール×エバートン


久しぶりに先制し、クリーンシート。ガクポが加入後初ゴール!!

■スタメン/サブ/レフェリー

チアゴの代わりに左IHにバイチェティッチが入る。
ファビーニョが1/15のブライトン戦以来、公式戦4試合ぶりスタメン。
負傷のDCLに代わり、冬にサンダーランド(17試合7ゴール)からレンタルバックのシムズが先発。

・前節アーセナル戦は徹底して両SHがプレスバックし、相手WGに対し1vs2で対応。したがってSBが浮きやすくなる構造だった。
・シムズ/オナナ/ドゥクレの3人でリバプールの2CBとアンカーにあてればはめれれる。


ジョタ・フィルミーノ・ファン・ダイクがベンチ入り。
ランパード政権では主力だったグレイが2戦連続でベンチ、教え子のマクニールが優先されスーパーサブの役割?

【審判】
主審:Simon Hooper
VAR:John Brooks

■前半

序盤以外は基本構える守備だったお隣さんなので、わりとフリーで持てたリバプール。
ミスとまではいえないがファビーニョからの戻りをアーノルドが見送ったことで相手ボール→CKで失点しかけたが、そこからカウンター発動で久々にらしい得点。
わずかだが、リバプールの選手達の方がスピードアップのタイミングが早かった。トランジション時の反応の良さと高い走力。
良さが存分に出たゴールで、メンタル的に大きくプラスになったと思う。リーグ戦での先制点は本当に久しぶりで、調べると12/27のビラ戦以来だった。

各ラインの攻防

  • DF 
    攻:シムズはアンカーへのパスコースを塞ぎながら圧力をかけるが、両CB(特にマティプ)は脇から持ち出し。それに合わせ両SBは高い位置で幅をとれるシーンが多いが、アーノルドの立ち位置がひどすぎてビルドアップが停滞する場面も。
    守:シムズにボールを収めさせずにハイボール対決に完勝。左SHのマクニールがなかなか厄介でチャンスや被決定機もこのサイドから。

  • MF 
    攻:バイチェティッチがボールキープと配給で存在感を示す。マティプにコーチングもしてる!(24:52)ヘンダーソンはパスが雑でいらない場面で下がってくるので、マティプが出し先に困る。しかし運動量は◎でコンディション改善傾向かも。
    守:39:00のシーンはファビーニョが背後でカバーリングポジションを取っていたので、マクニール相手にヘンドかバイチェティッチどちらかがバチンと当たりに行ってほしかった。

  • FW 
    攻:マティプ持ち出した時にサラーを中でプレーさせるためアーノルドかヘンドがサイドに張りたいが、特にアーノルドが毎度のごとくストライカーor司令塔になりたがる(23:05)のでサイドに追いやられる場面も。サラーは相手の激しい守りにも苦戦していた。
    ガクポのドリブルが独特で、カウンター時より密集地での状況打開で効果的になりそう。
    守:主にCFを務めたガクポはまずアンカーを抑え、そこからCBにアプローチ。

■後半

選手交代と配置変更はなく、後半へ。
48分にいきなり追加点という最近のリバプールにはない素晴らしい展開。
スローインからの混戦で一度奪われるも、3人で即時奪回を遂行。
ロバートソンで奪いきり、ヘンドとワンツー。キャプテンのワンタッチも素晴らしかった。腕を使ってコールマンを振り切り、独走。
サラー→アーノルドと渡って、ファーのガクポでフィニッシュ。
アーノルド君。あなたは大外で輝くんだよ。
2点目も相手のミス絡みだが、またかつて良かったときを思い出させる展開だった。

各ラインの攻防

  • DF 
    攻:ファン・ダイク&マティプとの比較になってしまうが、ゴメスには展開力を求めたい。このクラブでそれなりのキャリアを重ねたがCBとしてはすべてにおいて下位互換のまま。
    守:スタッツでも示す通り試合を通してアーノルドは守りで穴にはならなかった印象。1vs1は特によかった思う。背後の守りができないのはもう治らないでしょう。

  • MF 
    攻:バイチェティッチがエリア内に飛び出すシーンがあった。プロフィールでは185cmとあったので、ターゲットマンとしても・・というのは求め過ぎ?
    守:連携がとれていなかった。ゲイエに対し、ヘンドとバイチェティッチが一緒に突っ込んでいき、画面外だったが、おそらくヘンドが捨てたスペースを埋めるためにファビーニョが動いた結果、彼がマークしていたであろうマクニールにボールが渡っていた。バイチェティッチは守備でも前に出ていけて好印象だが、背後を消しきれずパスを差し込まれるシーンも。それでも3センターならファビーニョアンカー、チアゴバイチェのインサイドでいいと思う。

  • FW 
    攻:ゴール後のガクポは特にターンで移籍金の価値を示すような上々のパフォーマンス。「ボールを収められ、守備でも信頼できる。」フィルミーノの後継者か?両WGは前半同様、幅をとってボールを受けてチャンスメイク。地味だったが、ワンステップで振れるヌニェスの展開力が良かった。彼は絶対にウイングの選手。
    守:ガクポは守備でも期待できる働き。49:55のシーンではガクポの危機察知能力の片鱗が見えるいいプレスバックをしてくれたが、その直後は背後のドゥクレがを確認しておらずあっさり通してしまう。

■個人的MOM

👑Andy Robertson👑
2点目のきっかけもそうだが、彼は単騎突破できる世界でも貴重なSBだ。
ドリブルのコースどりも素晴らしい。
サラー、アリソンと並ぶ替えがきかない選手だ。

■次節は2/19(日)AWAYニューカッスル戦




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