ミドルエイジクライシスはほぼ中二病かもしれない
「楽しみを作る」ことに気乗りがしなくなってきた。
50歳を迎えて数か月。ここ最近「あれ?なんかヒマだぞ?」と思う日が多くなった。仕事も特にトラブルもなく、急な依頼が飛び込んできても対処法も分かってきた。以前は「なにかトラブルが起きたらどうしよう」と毎日心配しながら仕事していたが最近はそういうこともなくなってきていた。
プライベートはというと、最近は推し達(SixTONESとKing Gnu)のツアー等もなく、出かけるとしたら旦那さんと近郊へドライブがてらお出かけ。旦那さんとは推しが一緒であることや、2人ともキャンプやハイキングが好きという共通の趣味があるものの、この夏は暑すぎてアウトドアは行けていない。「週末どうするー?」が木曜日頃からの合言葉になっている。
旦那さんはその他の趣味としてゴルフに興じている。仕事関係の人や地元の友達とちょくちょくゴルフを楽しんでいて、家でも時間があれば素振りをしたりユーチューブでゴルフレッスンを見たりと充実していそうだ。
以前の私はひとり時間も好きなので、旦那さんが週末ゴルフだと聞けば一人旅を計画して温泉やおいしいものを食べに行ったり、友人とフェスに遠征したりと自分なりに「楽しみを作って」満喫していた。
ところがここ最近は「楽しみを作る」ことに気乗りがしない。
先日もしばらく週末がヒマだなぁと思い、ひとり旅を計画しようと楽天トラベルで道後温泉に行こうかなーと調べ始めた。何時の飛行機に乗って、お昼は鯛飯を食べて、湯巡りの事を調べて。途中までワクワクしていたのだが「うーーん、また今度にしようかな」なんてサイトを閉じてしまった。
それなら近場でなにか興味の引く展示会でもやってないかなと検索しても「うーーーん、行っても楽しめるかな」なんて思ってしまう。
それなら見たかった映画やドラマなどでもとNetflixを眺めても「これは重い内容だから今度にしよう。これはちょっと長いから今度にしよう」とお気に入り登録だけがどんどん増える。
あれれ。なんでも後回しのつまんない人間になっていくぞ。
誰も「そんなことしちゃダメ!」なんて言ってないのに。
自由な時間も健康な体もあるのになぜ??とモヤモヤが増幅。
そんな自分にがっかりしてしまった。
『西園寺さんは家事をしない』の母・美代子さんの独白に号泣
このモヤモヤをタイムリーに言語化してくれたドラマがあった。
それは『西園寺さんは家事をしない』の最終回。
高畑淳子さん演じる西園寺さんの母・美代子の独白シーン。
このセリフがめっちゃくちゃぶっ刺って涙がボロボロ出てきてた。一緒に見ていた旦那さんも「お、お、どうした」と慌てさせてしまった。
「やりたいことがなくなっていく」。まさにそうだと思った。
このセリフを聞いてさらに私自身が落ち込んでしまったのは、私は子供もいないし旦那さんも理解がある。仕事はそれなりに頑張ってきたけどかなり自由に生きてきた(クセが強めな母だけがネックだが)。子育てや介護などで大変だったという言い訳も全くできない恵まれた状況だったと思う。
だから余計に50年も生きてきたのに何者にもなっていない自分の空っぽさ加減を突き付けられたようで虚しさを感じてしまった。
ミドルエイジクライシス≒中二病かも??
それをきっかけにこのモヤモヤの正体が「ミドルエイジクライシス」と呼ばれるものだということを知った。ふむふむ。中年期に入り仕事も安定してきた一方で「自分はこのままでいいのか」「本来の自分はなんなのか」という漠然とした不安を抱える、、、。
なるほど。私の気持ちに近しい、、、。
こうして名前が付くと安心するわーと思いつつ、
あれ?これってなにかに似てる、、、
『中二病じゃん!!!』と思った。
ちなみに私は中二病であることも自覚していて、私は結局ずーーーっと思春期のままこの歳になってしまったのかもしれないと、今、この文章を書きながら気が付いた!(noteさん、ありがとう!)
あー、私は中二病を克服できないままミドルエイジクライシスに突入てしまった永遠の思春期なのだな。自分探しの途中なのだな。
あー、もうこんな思春期辞めたいw
ホントの自分なんていやしねーよ!
私の大好きなSixTONESもそう歌っているではないか。
本当の自分なんてどこにもいない。今ここにいるのが自分。今まで生きてきて楽しかったことや好きだったこともたくさんあったはずなのに、なんにもない空っぽな自分なんて思わないようになりたい。これが自己肯定感低めってヤツか。
やっぱり言語化していくって大事だね。
心の整理整頓の第一歩ができた気がします。
<おまけ>ライブver.もかっこいいから見てね