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その支援グループ大丈夫?混乱期にはカルトの勧誘を警戒せよ(5239文字)

新型コロナによる混乱。いつの時代もそうだが、混乱期になれば様々なものにすがりたくなるものである。

めちゃくちゃバッシングされたパチンコの行列も専門家によれば、混乱で依存症が深まってしまった結果だという。単に人の迷惑を顧みず遊びたい困った人という認定は誤っていることになる。

自粛警察も、冷静に考えたら異常行動だから当人たちも突然の混乱に動揺し何かに依存した結果が自粛警察行動に至っているのだろう。

近年、各種SNSが人の時間を占有するようになったため、新興宗教の入り込む余地は小さくなったが相変わらず危険性が取り除かれたわけではない。

ところでこの新型コロナによる影響は一次産業にも出ている。納品予定だった飲食店などが停止しているので収穫したものの納め先がなくなってしまったケースが多発している。

そこに対して、行き場を失った産物を買おう的な自主グループがいくつか立ち上がっているようだ。本来であれば納品できた農産物などが行き場がないので、誰か買ってくれませんか?という告知の場である。一見、いい話だ。

しかし、匿名性の高い掲示板であればリスクはそこまで顕在化しにくいかもしれない。ただ、この手のグループが記名式のFacebook等で展開されている場合は注意が必要である。

なぜなら、このような善意のグループを活用してカルト新興宗教が勧誘をしていても何ら不思議ではないからである。

今日はその警告をお伝えしたい。

言うまでもないことだが、人助けは良いことである。一方で、新興宗教が勧誘に際して狙うのが、[人助けしたい+批判精神が薄れた状態]の人である。

新興宗教も、建前では、世界平和とか理想の人間性などを追求している。これは善行を積みたい意欲を利用して取り込むのが宗教には理想だからである。世間的に見れば問題行動があっても一見崇高そうな理念を掲げれば正当化できて便利だ。

もし、新興宗教の勧誘担当だったら、行き場のない産物を買い取ろう!という善意のサークルを立ち上げて、人助けに興味がある人をフィルタリングし、SNSで行動を把握して個別にアタックする。

サークル自体に宗教色がはっきり出てしまうと、勧誘に使えない。表向き無色透明なサークルにしておくはずである。

まあ滲み出る禍々しさは出るはずなので嗅ぎ取れる人は回避成功だが、少しの違和感は緊急事態の忙しさの前には見逃してしまうこともある。

この善意の助け合いグループの主催者が勧誘行為をしているならば(証拠はは告発以外つかみにくい)、大学で問題になっているサークル型勧誘と基本は同じである。大手カルト的宗教団体がバックについているダミーサークルはいまだに健在だ。

これらのカルトの勧誘における大きな方針は
【1.人助けが好きな人を+2.批判精神を失わせてつけ込む】
である。

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