[第1章]iOS版GarageBandでメモった曲を、StudioOneで仕上げる(問題発生編)
こんにちは、最近、出張自粛でちょっと寂しいMaruCoo(まる)です。
GarageBandで作った曲をStudioOneに持っていくのにとても苦労している(現在進行形)ので、備忘録兼ねてまとめていきたいと思います。
iOS版GarageBandでメモって、StudioOneで仕上げる
僕の職業はシステムエンジニアです。お客様との打ち合わせや商談対応などのため、名古屋に席を持ちながら、週に1~2回、東京や大阪へ出張していました(今は出張自粛中)。
新幹線の移動中やホテルで寝る前に、iPhoneやiPadのGarageBandで曲のタタキを作成し、コードやメロディまで入力したら、帰宅後にパソコンのStudioOneで仕上げまで持っていく感じです。
ただ、GarageBandからStudioOneに、直接データを持っていけないので、「GarageBandのピアノロールを見ながらStudioOneに打ち込む」という超絶めんどうな方法をとっていました。
最近、GarageBandの操作に慣れてきて、結構な数のノート(音符)を入力するようになったので、さすがに「StudioOneに手入力」は効率悪過ぎなので、GarageBandのデータをMIDIファイルに変換して、StudioOneで読み込むことができないか調べてみました。
方法①:GB2MIDIで変換する
Macで動作するフリーソフトです。GarageBandでAppleLoop(aif)形式に出力した後、このツールで変換するとMIDIファイル出力が出来る!という素晴らしいソフトです。
GB2MIDI (https://github.com/larkob/GB2MIDI)
が、非常に残念なことに、このツール、MacOS X「Catalina」に対応していません。最新の「BigSur」にも対応していないと思います。起動すらできないので、MacOSをアップデートしてしまった方は諦めるしかありません。
僕のMacBook Air(2020)のOSは「MacOS X Catalina」なので、「GB2MIDI」は動きませんでした。
もし可能性があるとすれば・・・、「iPhoneやiPad上のGarageBandで制作し、Catalinaより古いMacにAirDropして、GB2MIDIで変換する」という方法でしょうか。確認できる環境が無いので、可能かどうか誰か教えてください〜。
方法②:StudioOneに付属のMelodyneで変換する
StudioOneに付属する「Celemony Melodyne essential」は、ボーカルトラックのピッチ調整を行うツールで、結構メジャーなようです。
まず、GarageBandでステム(トラックごとのオーディオファイル)を生成します。次に、生成したステムファイルをStudioOneに取り込んで、各トラック毎に「Melodyne」を立ち上げて、オーディオデータからMIDIデータを抽出します。
「MIDI→オーディオ変換」は昔から出来ましたけど、「オーディオ→MIDI変換」って、よくよく考えたらすごいことですよね。
ただ、この方法も完璧ではありませんでした。
GarageBandでステム作成する時に、出来るだけリバーブやディレイがかかっていないシンプルな音色を使うことが重要です。リバーブやディレイがかかった音色を使うと、MIDIトラックに変換した時に、余分なノートが抽出されてしまいます。
GarageBandで作り込んだノートと音色を一旦ピアノなどに変えなければならず、この方法もちょっとしんどいですね。
方法③:LogicProXを使って変換する
大本命の方法がこちら。GarageBandの兄貴分「LogicPro X」を使う方法です。LogicPro XはMIDIファイルの出力が可能なのです。
GarageBandにも搭載して欲しい・・・。
「LogicPro X持ってないし・・・」「LogicPro X持ってるなら、StudioOne使わなくてもいいじゃん」という声が聞こえてきそうですが、StudioOneはWindowsでもMacでも動作するので、両OS使いの僕にとっては外せないDAWなのです。
手順は、GarageBandのプロジェクトを「共有」して、AirDropなどでMacに転送します。次に、転送したプロジェクトをLogicPro Xで開き、必要なトラックやリージョンをMIDIファイルに書き出します。そのMIDIファイルをStudioOneに取り込めば作業完了。
LogicPro Xは24,000円くらいするので初期投資が必要ですが、手作業でチマチマ修正する時間をお金で買うと考えれば安いものです。今なら90日無料トライアルが可能ですし、学生さんや教育機関に従事されている方は、FinalCutProもついたバンドル製品を格安でゲットできますので、試しに使ってみてはいかがでしょう?
というわけで、さくっと完了!!
・・・とはいかないのが世の常・・・。
書き出したMIDIファイルが、なんか変
なぜか、LogicProXで書き出したMIDIファイルが色々と「変」なんです。
どう「変」なのかというと、
①リージョンごとにトラックが分かれる。
②ノートの長さが異常に長くなる。
③ノートが全部4分音符になる。
などです。
①は、LogicPro Xの仕様のようです。トラック毎にリージョンを結合しておく必要があるそうです。
②は、下記サイトで質問されていますが、原因不明。https://discussionsjapan.apple.com/thread/250411108?page=2
③は事例無し・・・。
なんのこっちゃ分からないと思うので、画像を載せておきます。
StudioOneに取り込むと、↓こんな感じになっちゃいます。1枚目が②の事象、2枚目が③の事象です。なして?
詳細は、次の投稿で・・・。
以上、MaruCoo(まる)でした。
記事を読んでいただき、ありがとうございます‼️ 少しでも皆様のお役に立つことが出来たら嬉しく思います☺️