Androidアプリ開発に挑むアラフォーママ物語〜プロローグ『プログラミングを始めた理由』
人生100年、まだ半分も生きてない
祖母の姉93、祖母の兄93、祖母も93歳まで。
手の込んだ料理をしないので質素な食生活。
世界最長寿だった泉重千代さんと同じ誕生日。
そんな自分は、医療の発展の恩恵にもあずかり100歳まで生きられるかもしれない、と勝手に思い込んでいます。
人生100年時代という言葉をメディアで目にすることも多く、老後の資金を準備しなさいよ、という記事を読み、ふと立ち止まり考えさせられました。
「40歳はまだ人生の半分にも到達していないよね。」
「与えられた役割だけに自分をギュっとはめ込む毎日、それがあと倍以上の長い時間続く、それでいいのかな。」
決められた役割から自由になる
子どもたちが小さい頃は母の役割は重たいものです。
難なく全てをこなせるお母さんもいるのかもしれませんが、少なくとも私には楽しいこともある反面、かなり大変でしんどいものでもありました。
自分の仕事がある日々の中に、お弁当作り、習い事の送迎、所属するスポーツチームの当番、PTAの役員など子ども2人分の予定もじゃんじゃか入ってきます。
特に上が高校受験+下が小学校最後の年は、自分と子どもと夫の生活のためのタスクに追われ、子どものスポーツの練習も毎日のようにあり、加齢のせいもあるのか、比喩ではなく本当に目が回りました。
卒業後は母としての役割がだいぶ楽になり、自分の時間が増えてきました。
生活が落ち着いてくると、なんでそんなに必死になって役割をこなそうとしていたんだろうか、と思えてきました。
仕事の飲み会で遅くなる主人、良い妻という役割にギュッと自分をはめ込んでいたので、夜遅くても次の日仕事でも車で迎えに行く。
年長の女性として若い社員が仕事をしやすいように明るく元気に、社長の指示には常にニコニコ従う。会社で求められていると自分が勝手に思っていた役割にも無理に自分をはめ込んでいました。
そんな必要ないよ。それって誰かに強制されていたわけじゃないでしょ。
自分で自分を型にはめていたことに後になって気が付いたのです。
嵐のようなドタバタな毎日を送っている最中には視野が狭くなりすぎて、気付くことができませんでした。
世間体とか、固定観念に囚われていたのかもしれません。
タスクの全体量はかわらなくても、自分以外の誰がやってもいいタスクなんだ、ママが、妻が、必ずやらないといけない訳じゃない、と意識をかえるだけでスッと気持ちが軽くなりました。
実際そうなんです。自分1人でできなくても家族の誰か、家族以外の誰かに頼む、それでいいんです。
全てを完璧にこなさなくても、自分は自分。担う役割は自分で決めていいんです。
そして決めました。
「 残り半分以上もある人生、決められた役割を演じているだけじゃなくて、やりたいことをやろう。」
40代でプログラミングの勉強を始めました
仕事を効率化させたくて使い始めたVBA。これは楽しい!
本を見たり検索したりで何とか作っていましたが、自分で書けるようになりたくて、プログラミングを勉強することにしました。
家事が終わった夜中や仕事帰りの図書館でHTML、CSS、JavaScriptを勉強。会社のプログラマーの方に教えてもらったりもしていました。
そして、その人の紹介で大成情報学院というプログラミングの学校に通い始めました。
その頃勤めていた会社では、何かプログラムを作りたい、でも仕事中そんな時間ない、自分の担当の業務で精一杯、といった情けない状況でした。
結局会社での役割を自分でかえられる実力が付く前に、会社を辞めて勉強に専念することになりました。
そしてプログラミングの勉強を始めた頃から約一年、前職を辞めて半年ほどたち、やっとエンジニアとして就職することができました。
仕事ではWEBアプリケーションを作っています。でもAndroidアプリを作りたいという目標達成のため、また今月から学校に通うことにしました。Androidアプリ開発という講座です。
アプリを完成させられるのか、人に使ってもらえる品質の製品にできるのか、アラフォーママ物語ってなかなか恥ずかしいタイトルだなとか、色々考えてしまいます。
でも自分の挑戦の記録を残したくて、noteを始めました。
講座で習うことと、実際アプリを開発していく過程を記録していきます。
その前のプロローグとして、自分がプログラミングの勉強を始めたきっかけを今回は書いてみました。
40代何かを始めるのに遅いということは絶対にないです
「四十にして惑わず」という孔子の言葉があります。
自分は四十にして仕事を辞めてしまったり迷ったり惑ったりしてばかりだなと思い、40歳を表す「不惑(ふわく)」について調べてみました。
孔子の論語の示す不惑の本当の意味は、「道理も良く知り、枠にとらわれない自由な発想で物事を考えること」なんだそうです。
与えられた役を演じているだけでなく、自分自身という役も日の当たるところに出していいんだと気がついた40歳。
枠にとらわれない大切さに気付くことができるタイミングだったということでしょうか。
これからアプリ開発に挑む過程は簡単ではないでしょう。
プログラマーとして転職できるまでに、勉強を始めてから1年もかかりました。
まだまだ勉強不足なので技術的には未熟な記事になるかもしれません。
でも、読んでくれた方が、どんな年代や性別だったとしても、ギュギュっと自分を押し込めている役割から解放されて、本当にやりたい何かを始めるきっかけになるといいなと思っています。
次回
Androidアプリ開発に挑むアラフォーママ物語〜受講1回目
を書く予定です。
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