一人職の養護教諭
養護教諭はほとんどの場合各学校に一人。
小学校で児童数851人以上、中学校・高等学校では生徒数801人以上の場合2人配置されることになっている。
一人職は養護教諭の他に管理職、事務職員や栄養教諭などが当てはまる。
一人職は自分の仕事についてすぐに聞ける人がいない、お手本にできる人が近くにいないなど、特に初任者にはデメリットが大きい。
実際に私もまだ養護教諭として半年も経っておらず、日々分からないことだらけだ。
そんななかでどうしているかというと、
その学校のことは事務の先生や教頭先生、長く勤めている他の先生に聞いて、養護教諭の仕事は前任の先生や他校の先生に聞いている。
今はそれで十分なんとかなっている。
だから最初に書いたデメリットはあまり感じていないのが実際のところ。
私にとっては、他の先生にあまり干渉されないことや他校につながりができることなどメリットの部分が大きいと感じている。
他校の養護教諭とのつながりは、一人職同士の助け合いみたいな感覚がある。
教員としてだけでなく、“ひとり”だからこそのメリットはたくさんあると思う。
新しい場所に行くのも、ひとりのほうが自分らしくいられるし、新しいつながりができることが多い。
知り合いと一緒だと、相手は楽しめているかとか自分の振る舞いに何か思うんじゃないかとか余計なことを考えてしまう。
交流できるようなイベントやワークショップでは、同じようにひとりでいる人と話すと、似ている価値観をもった人に出会う確率が高い。
ひとりが珍しい場所では、有り難いことに気にかけてくれる人も多い。
そうやって周りの人の助けも借りながら、ひとりを満喫してきた。
だから、学校に一人という養護教諭が自分にはたまたま合っていたのだと思う。
いつまで養護教諭でいるか分からないけど、しばらくこの一人職の立場を満喫しながら働いてみる。
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