異動先は養護教諭二人配置
常勤講師の養護教諭、2学期の途中で異動になった。
児童数の多い学校で養護教諭二人配置。
相方となる先生は、市内でも有名なベテランの先生。
ていねいで優しい手当て中の言葉がけ。
腰が低くて他の先生からの信頼も厚い。
研修があれば積極的に参加し、学び続けている。
ICTもどんどん活用している。
褒めだしたらキリがない。
私は先生の思考についていけずに、動き出しも遅い。
いつも後をついていくばかり。
担任の先生との連携は後ろで話を聞いている。
もうフレッシュな年齢じゃないのに情けないなぁと日々思う。
その先生は、私の存在をありがたがってくれるし感謝の言葉もくれる。
でも、それが素直に喜べないくらい無力感を感じて、自尊心が下がっていた。
前の学校では、少しずつ頼られるようになって立ち回り方もわかってきていた。
頼りにされて、誰かの力になれているという感覚が嬉しかったんだな。
環境が変わればゼロスタート。
新しい環境は得意なほうだと思っていたけど、知らない人ばかり、物の位置もわからない、職員室に入ることすら緊張する日々はさすがにストレスに感じた。
大丈夫、まだ分からなくて当たり前。
先生とは養護教諭としての経験も、この学校での年数も段違い。比べてもしょうがない。
日々そう言い聞かせていた。
相方の先生は、際限なく仕事ができるタイプ。
定時で帰るつもりはないだろうし、家でも仕事をする。
先生を残して先に帰ることもできず、謎の待ち時間が生じることもある。(かろうじて仕事はしている)
自分のペースで仕事ができることが充実感につながっていた分、そこが辛く感じた。
周りなんて関係ないと思いつつも気を遣わないわけにはいかなかった。
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2学期が終わる頃には、先生方の名前も覚えてきて知らない人ばかりではなくなった。
相変わらず後ろについていることは多いけど…。
この学校にいる間は、相方の先生から学ぶことにフォーカスして、働き方に折り合いをつける。
児童の手当てや担任の先生との連携、覚えた仕事は自分から動く。
居心地のよいポジションを探りながら見つけていこう。
年が明けたら学期末まであっという間だろうな。
契約期間も3月末まで、継続の可能性は今のところなし。その先は未定。
新しい環境はストレスがかかること、だけどそれも慣れていくことを実感した。
だからまた環境が変わっても大丈夫。
これも自分に言い聞かせて、3月や4月にまた転機が訪れるのを楽しみにしようと思う。