わたしとピアノ(前編)
"私は普段ピアノを弾いています"
noteを書き始めて
もう少しで1ヶ月が経とうとしていますが、
一度もこのことにきちんと触れたことが無かったので、 前編、後編と分けて書いてみたいと思います。
今回は前編。
"出会いと転機"
について書いていきたいと思います。
音楽よりも動き回ることの方が大好きで
家族も手を焼くほどそこら中を走り回っていた
小娘当時4歳。
保育園に通っていた私には
親友がいました。
そんなある日、彼女は私に
『今日ね、ピアノ教室に行くの!』
と。
それを聞いた私は、
"ピアノ?なんだそりゃ?"
その場は
『ふーん、すごーい!』
っとわけもわからず言った記憶があります。
その後
自分も同じピアノ教室に連れて行かれるなんて
誰が思うでしょう。
これが私のピアノとの出会いです。
そんなこんなで気づいたらピアノ教室に連れて行かれ
私は知らない間にピアノを習いはじめていました。
何もわからず知らぬ間に課される毎週の課題。
勝手に決められた課題を"1日5回弾く"という
練習とも言えないような練習をさせられる日々。
私はピアノも習いはじめて数ヶ月程度は
ピアノを習っているという自覚すらも
ありませんでした。
そんなド阿保すぎる幼少期だったのですが、
そんな私に転機が訪れました。
ヤマハが主催しているピアノコンクールに
出場したことがきっかけです。
当時私は幼稚園生。
コンクールって何?という感じなくらい
何も知らず、知らされず。
唯一聞かされていたことは、
『ステージでピアノを弾いたら
メダルが貰えるよ!』
ということだけ。
発表会の延長線上。
可愛い髪型、可愛いドレス、可愛い靴で
ピアノを弾く。
そうしたら、メダルが貰えるんだ!
と思った私はワックワクしながら
いざ当日。
今でも忘れはしない
グルリット作曲
"シュトゥルム ウント ドランク"
順調に弾きはじめたはずなのに
今まで間違えたことが無いところでのミス。
結果発表
もちろん皆さんの想像通りの結果です。
それでも無知とは恐ろしいものなのです。
名前を呼ばれているみんなが
舞台上に上がっていく。
賞状を貰っている。
(※予選会だった為もともとメダルは無い)
自分だけが呼ばれていない。
何も貰えなかった。
これに耐えられなかったのです。
会場で大号泣。
今思えばとても恥ずかしいことをしていた自分。
もちろん両親も恥ずかしかったことでしょう。笑
それでも
ここで終わらなかった自分。
帰宅後私は母へ一言。
『来年は絶対舞台に乗る』
これが、私の"出会いと転機"です。
今では無くてはならないもの。
そして
私にとって音楽は大好きで大嫌いなものです。
音楽は時に自分を救ってくれる存在。
そして
自分を追い詰める存在にもなります。
どんなに苦しくても。
どんなに辞めたいと思っても。
それでも
『辞められない』
私はもう"辞めたくても辞められない"
この思いだけで音楽を続けている気もします。
きっとこれが音楽という沼なのでしょう。
・
後編は、
"私が音楽を続ける理由"
を書いていけたらと思います。
どうぞお付き合いくださいませ。
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