長男にコーチングをしてみよう②
前回 「諦めが早い」長男に対して「グロースマインドセット 」
を身に付けてもらおう!と、記事にしましたが、
その為に具体的に行うことは↓↓
①失敗した時は人格を否定せずに、次はどうすれば成功する
一緒に考える
③結果ではなく過程を褒める
です。
まず取り組んだことは
「何を評価するか」です。
当たり前ですが、ここが決まらないと成長を測れないので決めます。
選ぶ基準は
A「成果(成長)が分かりやすい」
B「割と回数があるやつ」
にしました。
Aの理由としては、まずは
評価しやすい物がいいから
です。
成長が分かりやすい物だと、その過程も分かりやすく、最初の取り組みとしてはハードルが低く私自身も継続しやすいと考えたからです。
Bはせっかく成長しても、次の機会まで期間が長いと成功体験を忘れてしまって、またはじめから同じ事を繰り返してしまう可能性があるからです。
この2つの条件満たす物を考えた時に、丁度いい物がありました。
【宿題】
です。
先日までコロナ自粛のため、学校に行けなかったのでお陰様でたくさんの宿題が出ていました。笑
次に取り組んだ事は
「目標設定」です。
今回は長男の様子を見て
①文字を真ん中に大きく書く
②問題を最後まで読む
に設定しました。
あとは「大事な評価の仕方」です。
ここでしくじると、もうやりたくない!!モードに入ってしまうので
一番考えました。
例えば、文字を真ん中に大きく書くという目標に対して、上半分に小さく書いてしまった場合、
❌を付ける or その場で書き直しさせて○を付ける
ですごく悩みました。
私が考える ❌を付ける メリットは、
きちんと間違いを認識させる
事ができるです。これから時間をかけて目標に向かっていくのに、誤った認識で努力するのは無駄だと思うからです。
しかし、❌をつけられると長男は心を閉ざしてしまうかもしれない・・・
うーん、どうしよう。。
次の その場で書き直しさせて○を付ける メリットは
やはり○が貰えるという事でしょうか。
でもこれは何となく、間違いを認識させるのが弱いのでは?
と何となく思いました。。。
結果、私が採用したのは
赤で正解を書く
でした。
どっちでもないんかい!言うてね。。笑
ただし、自分なりに
間違いが認識できて、且つそこまで傷つけない
のはこれだ!! と悩んだ末に決めました。
これを元に取り組んでいくのですが、
もう一つだけ意識して取り組みました。
それは
正解(お手本)を先に見せる(イメージさせる)
です。
これは昨年度の大学生をコーチングした中での気付きで、
トレーニング前に、映像見せたり自分達で課題を口に出させる
事で質は上がり、データは取っていませんが、何も行わないときと比べても
違いが現れました。
長男には「今日やる事何だっけ?」と質問して自分の口から目標の2つを言わせるようにしました。
あとは、
「ここは小さいけど、この字はうまくかけたね〜、でも最後のこれはまた偏ったから、次はどうすればいいんだっけ?」
「問題最後まで読んでなかったけど、途中で間違いに気づけてよかったね、
問題ちゃんと読めたら出来たよね?」
など、なるべく過程を褒めてあげる意識はしました。出来ているかは
分かりませんが。。
ただし、みるみる言動と行動は良くなりました!!
今日はこれが宿題だね〜と自分で用意したり、
ほらね〜やっぱりできるやん!と声を掛けた時も
「ま〜ね〜!!」
とドヤ顔で言ったり!!
これまで褒めた後でも、「やっぱり難しいからもうやらない!!」
と、こじらせ男子だったので、この一言はとても感動しました!!
「グロースマインドセット 」
①失敗した時は人格を否定せずに、次はどうすれば成功する
一緒に考える
③結果ではなく過程を褒める
を意識して取り組み、手法が正しいかは置いといて結果として
大成功と言っていいのではないでしょうか。
まだ、グロースマインドセット の入り口かもしれませんが、
この一歩は大きな一歩ではないかなと感じています。
次回は、この取り組みでの失敗談を書いていこうと思います。
権丈太郎 (早稲田大学ラグビー蹴球部アシスタントコーチ)
1986年生まれ 福岡県出身
競技歴↓
つくしY.R(幼・小・中)→福岡県立筑紫高校→早稲田大学 →NEC Green Rockets 元7人制ラグビー日本代表
#コーチング #グロースマインドセット #子育て #ラグビー