中国の街に1人で繰り出す、その2
※数年前のお話です。
謎の意気込みと中国散策
「中国に行くからには、ニセモノをたくさん探し出してやろう!」
日本にいる時から、そんな風に強く思っていた。
中国観光の醍醐味といえば、ニセモノやコピー品探しではないだろうか。自分は特にブランド品などに興味はないので、見るだけで十分。日本に買って帰ろう、とかは思っていない。
大学の卒業旅行に北京のディズニー風ニセモノ遊園地に行こうかと思っていたのだ。(実際、行けなかったが…)
そして訪れたニセモノたちとの出会い
出会いは思ったより早かった。
あっという間だった。
中国の街中には、そこらじゅうに偽物が溢れていた。
正直、写真なんて撮りきれない。
ピ◯チュウ?
家具屋さんでディスプレイされていたピカ◯ュウ。
ぱっと見、そこまでおかしくないけど、目の寄り目具合とかなんか違う気がする…。なんか不安になる顔のパーツの配置。
長年ピカチュ◯を見てきた日本人の目は騙せないのである!
チキンラ◯メンの子?
スーパーにあったUFOキャッチャー。
この黄色いひよこっぽい鳥、2本のアホ毛、チ◯ンラーメンのひよこによく似ている。
「このひよこ×このポーズ」はこの後、どこの地へ行っても、どんな店に入っても、色んな形状でグッズ化され、恐らく中国全土に蔓延していたのである。
というか、中国にも(こんな近所にも)スーパーに普通にUFOキャッチャーとかあるんだ!と感動した。
きみは、ドラ◯もんか…?
おもちゃ屋さんで発見したド◯えもん。
たぶん「ダンス猫星人」みたいな名前になっている見覚えのあるキャラクター。
足が光るらしい!
おもちゃ屋、雑貨屋、スーパー、コンビニ…どこへ行っても「見覚えがあるけど、なんか違うような…」といったキャラクターで溢れていた。正直、現地の中国人もどれが本物でどれがニセモノかなんて、もはや、わからないのではないだろうか。
それほどに、混在しているのだ。
改めてここが中国だと気付かされたもの
おもちゃ屋を散策していた時、子供用のドリルや絵本のコーナーがあった。雰囲気は日本の子供向けコーナーと変わらない。
こんな本があった!
カラフルなページに、色んな武器がピンイン付きで載っていた。
見るからに小さい子向けの本だと思うのだが、日本の幼児向けの本で武器の図鑑などあるのだろうか…。
ここは、中国だったのだ。文化が違う。