低脂肪乳を許せるようになってきた【日記】
牛乳が好きだ。
それだけに、低脂肪乳を認められなかった。
牛乳はおいしい。口に含むとほのかに甘くて、清潔な獣くささを感じる。まったりと風味が広がるのに、するんとのどに落ちる。
低脂肪乳についていいイメージがなかったのは、この独特の風味が欠如しているように思えたから。
こどものときに飲んで、牛乳を水で薄めたような味わいにがっかりしたのだ。
最近、低脂肪乳を買ってみた。
牛乳が廃棄されているという危機意識と、安さが理由だ。
よく冷やして、期待せず口に含む。
びっくり。おいしい。
普段買う牛乳とくらべて薄いことには薄いが、「すっきりした味」として処理できる。夏にゴクゴク飲むぶんには、低脂肪乳のほうがいいかもしれない。
調べてみると、「低脂肪乳」は「加工乳」に分類されるらしい。生乳にいろいろなものを混ぜて成分を調節して作る。
一方、似たような名前の「低脂肪牛乳」は生乳から乳脂肪分だけを減らしたもの。
名前は似ていても明確に違う。
低脂肪乳、すっかりハマってガバガバ飲んでいる。安いし飲みやすいので選択肢としてアリだ。
おわり。