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海月姫、を観た!
制作:2014
監督:川村泰祐
撮影:福本淳
出演:能年玲奈、菅田将暉、長谷川博己、池脇千鶴、片瀬那奈
■あらすじと感想
イラストレーターを目指すクラゲオタクの主人公、鉄道オタク、市松人形マニア、枯れ専、三国志オタクが住む天水館。「オシャレ人間は敵!」「男子を必要としない!」をモットーに尼~ズを名乗りぬるい感じで暮らしている。その天水館が地域再開発で取り壊しが決まる。それに対抗してクラゲをモチーフにしたファッションショーを行う、という奇想天外な物語。
能年玲奈、本格派の国民的アイドルになれる逸材!であった女優。それが前提で制作されてしまった【海月姫】ではないでしょうか。何がどうして歯車が狂ったのか様々な週刊誌が書いているが、その本当はわからないし、分からなくても良い。能年玲奈は国民的なアイドルだからである。しかし、純粋アイドル映画として制作されてしまった能年ファンの為の映画はどこに行けばよいのか行き場を失い、フワフワ大海を彷徨う海月になった、って感じでしょうか。この映画の存在自体が能年玲奈の現在かもしれず、僕は少し感動してしまいました。少しですが…。全てが能年ワールドですので、能年玲奈が観たい、という方には是非見てほしい作品です。
エンドロールで池脇千鶴が出演していることを知り、再度見返し。篠原ともえも出ていることを知り、再度見返してしまった時、私は「能年玲奈のための映画」であることを再認識しました。
印象に残ったカットは、映画冒頭の渋谷から逃げる能年玲奈のカット。能年玲奈がクラゲを見るカットも良い。
能年玲奈という女優が再び世の中に旋風を巻き起こすことを祈念してしまう映画でした。
ではでは。