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やまねはもう許さない


まるやまさんが前回の日記「まるやま謝罪します」で白状した5.6年越しの悪行については一旦置いておいて、ここ1週間のやまねのできごとを話します。話させてください。ではダイジェストでお送りしますどうぞ。

やまね近況ダイジェスト

★マンション上階の住人に小銭を両替してもらえた話
★久々に足を運んだ小劇場の階段が異常に細かった話
★急性副鼻腔炎になって右顔面を地獄の悪魔にのっとられた話
★同じ洗濯物を3回まわしてついに干した話
★初めての買取専門店でまさかのアレがアレな値段になった話

詳細は省くので各自で補完してください。
さて東京に戻って約2週間、アラサーやまねは必死に生きてます。
年末ってなんでこんなにお金ないんでしょうね。
でもタバコ(アイコス)を買うお金だけは絞り出せるんだよね(ね、まるやまさん)
最寄りのコンビニ店員さんは、レジへ行くと私の顔見ながら黙ってアイコスに手を伸ばしてくれます…!テリアメンソーール!!(感謝の言葉)

やまねはもう許さない話

へえ、交換日記2ターン目にしてそんなでかい白状しちゃうんだ。
>「まるやま謝罪します」参照

我々が学生を辞めて、芝居の道へ足を突っ込んだあたりの頃ですよ。
終電を逃し、真夜中の小田急線沿いをひたすら歩いていたときの話。

ーぽつぽつと街灯がともる住宅街の中で、小さな公園を見つけた。公園内に明かりはなく、入り口の街灯がブランコの輪郭をぼんやりと浮かび上がらせる。その向こうは吸い込まれそうな真っ暗闇で、物音ひとつしない。私が車道側、まるやまが公園に近い側に並んで歩いており、私は怖くて公園をチラチラと見ながら少し足早になっていた。そうして公園前を横切るのだが、まるやまはチラリとも公園を見ない。そういえば公園に差し掛かってから急に会話がなくなった。日ごろ真面目な瞬間なんて1秒もない人間が黙って真っ直ぐ前だけを見つめ歩き続ける姿が怖すぎて、私も口を開けない。
だけど確か、まるやまが不意に急かしたから、パニックで絶叫ダッシュしたんだっけ。

公園を通り過ぎてどれくらい経った頃だろう。先ほど何があったのかと問いただしたら、まるやまはこの世の全てを理解し諦観している少年漫画の中堅どころみたいな苦笑をした。

「実はあのとき、公園の奥から足音がしたの」
「足音…?!」
「うん、ザッ…ザッ…って擦るような足音が、うちらに向かって近づいてきたの」
「ハッ…?!?まるやまってもしかして…」
「あ~、うん、ちょっとだけね、昔から」

そこから私は、まるやまに一目置くようになった。
一応言いますが私は怪談・怪異の話は大好きです。でも自分は絶対に"みない"と決めている。
だから「こんなふざけた人間でも昔から怪異に関わってきたんだ…しかもこんなに落ち着いていられるんだ…」と「普段ふざけてばかりいるが実は密かにめっちゃ強いキャラ」に感じる頼もしさを感じた。いくらたかられても、たかったことを忘れられていても「でもあいつ”みえる側”なんだよな…」ですべて許せていたのはそのおかげだ。

嘘って何。今日から許しません。もう許しません。もう厳しくいきます。なんだおまえ。
で? それが嘘ならもっと嘘ついてることありますよね。
そんなまるやまさんに宿題出します。

わくわくランキング<白状編>

我々は生まれも育ちも違いますが、大学からの付き合いがあります。
なんだかんだ来年で10年ですよ。
そんな眩しい思い出の中から「まるやまがまだ白状してないことベスト3」を発表してもらいましょう。
正直に発表できたらごほうびをあげます。

来週が楽しみですね。


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