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カテーテル挿入 (激痛!)

入院

今日(5/19)から入院する。
朝から大変な1日だった。
以前病院からもらった書類には、「13時に窓口に来てください」と書いてあった。
にも関わらず、9時半ごろに病院から電話が鳴った。
「今どこですか?9時までに来てもらう予定でしたが」と看護師さんは言う。
すぐに用意していきたいところだが、奥さんは家におらず、まだ帰ってくる予定も無い。13時に病院行くつもりだったので、当然だ。
「ちょっと何時になるかわかりません。」と答えて、電話を切った。
その事を奥さんに連絡すると、戻るのはギリギリになるとの事だった。
家には怪獣2人(息子4才と娘2才)が暴れ回って、部屋を汚し続けている。
身体が重く、全く片付ける気にならない。

11時半ごろ、やっと奥さんが帰って来た。
ウィダーインゼリーとチキンラーメンをさっと食べた。

タクシー

その後、タクシーで1人で向かう事になっているため、奥さんが事前に調べていたタクシーアプリのGOをダウンロードした。
自宅から第二日赤病院までの料金を調べてみると、8,830円と出た。
奥さんが事前に地図アプリで調べていた料金は、5.,000円くらいだったので、やけに高い。
事前決済システムなので、高い値段で決定したら、そのまま支払いに進んでしまう。
他の方法は無いかと、別の配車アプリ、IUberを確認してみた。
料金を確認したところ、5,,360円と出た。
これで良いかと思い、注文しようとしたが、「近くに車がありません。」と出る。
とりあえず間に合わないからと、家を出る準備をし、玄関で息子にキスをしてもらい、すぐに家を出た。
外に出ると、雨がどしゃ降りだった。
アプリで車を探しても一向に見つからないので、直接タクシー会社に電話する事にした。

タクシー会社の方にも、「近くに車が無いので時間がかかるかもしれません」と言われた。
とりあえず、「待ちます」と伝えて、もう一度配車アプリを確認した。
すると、近くに車が来ていた。
早速、手配をした。
そして、タクシー会社にもう一度電話をし、「先ほどの依頼をキャンセルしてください。」という事を伝えた。
そして、配車アプリをまた開き、画面を確認していたが、表示されている車が一向に動かない。
10分ほど待った後、その車は消えた。
これはまずいと、タクシー会社に再度電話し、「やっぱりお願いしたいです。」と伝えた。
その時には13時半を回っていた。

マンションのロビーの玄関で待つことにし、ゴロゴロとスーツケースを転がしながら、パンパンの足で何とか移動した。
その後、タクシー会社から、車が見つかった事を知らせる電話がなり、さらに5分ほど待つと、「車が到着しました。」と2回目の電話があった。
周りを見回してみたが、タクシーが見つからない。
すぐにタクシー会社に電話をし、「到着したとの連絡があったのに、来てないです。」と伝えた。
「移動させます。」と言って、タクシー会社は電話を切った。
そんなやりとりをもう二往復して、待っていたら15分後くらいにタクシーがやっと来た。
運転手さんと目が合ったが、かなり焦っているらしく、歩行者用の道路から入ろうとして来たのて、ロータリーから回るようにジェスチャーした。
その時には、ずっと立っていた足はパンパンで、はち切れそうだった。
何とか足を上げて乗り込み、「高速で向かう事はできますか?」と運転手さんに聞くと、「いやー、あそこは近いので、下道で十分ですよ。」とこちらを無視した謎の主張。
高速を使うのが不安なのか何なのかわからないので、とりあえず運転手さんの言う通りに、下道で行く事になった。

カテーテル挿入

渋滞もなく予定通りに病院に着き、運転手さんにお礼を言ってすぐに3病棟8階に向かった。
その時には、14時半を回っていた。
受付では、遅れた人間に対する態度とは思えないくらいの丁寧な対応で、申し訳ない気持ちになった。
そこでは、普段忙しいであろうそれぞれの科の医師が、僕のために待ち構えていた。
移植内科や移植外科の先生に代わりばんこに話を聞いた後、車椅子に乗せられ、看護師さんに地下一階のレントゲン室に連れて行かれた。
その途中、衝撃的な事を知る。
全身麻酔でやると思っていたカテーテルの手術は、局部麻酔でやるとの事。
意識のある中、麻酔を打たれたり切ったりされるのは、かなり怖い。
それから、僕は麻酔が聞きにくい体質なのか、意識の問題なのか、とにかく痛い。
脱腸の手術の時は、メスを入れられた時に普通に痛くて、ちょっとちょっと、と思った記憶がある。
急激な緊張が襲って来たが、心の準備をしなければいけないと思い、シミュレーションを始めた。
「かなり痛い手術になるはず。覚悟を決めろ。」と最悪のケースを想定して、備えた。
レントゲンを撮影し、そのまますぐに車椅子で手術室に運ばれた。
今思えば、心の準備をする時間が短かったのは、逆に良かったのかもしれない。

手術室に運ばれた後、手術台に寝転び、身体の上にガーゼを被せたり、消毒したり、慌ただしく滞りなく進んでいった。
緊張はマックスに達しており、何とか乗り切ろうと、家族の事を考えて「お父さんがんばるから!」と勝手に勇気づけてもらった。
ちょっと痛い麻酔注射を何本か打たれて、その後、グリグリと管を入れ始めた。
最初は、そんなに痛く無いな、これなら問題なく終わりそうだ、と思っていたが、やっぱりそううまくは行かなかった。
心臓に管を入れなければいけないのか、かなり奥まで入れようとする。
以下の画像のような手術なので、首元からグリグリと管を入れる。
とんでもない力で上から体重をかけて、グリグリ入れる。
横を向いて寝ている首元あたりから、圧迫される時の痛みが走る。
麻酔も切れ始めているような不安な気になる。
上からグリグリされながら、早く終わってくれー!と願っていた。
おそらく、30分から40分くらいかけて手術は終わった。
満身創痍のまま、透析室へ車椅子で運ばれた。

透析室には誰もおらず、患者は僕1人だった。
看護師さんは、4,5人いた。
みんなでワキあいあいと、それでいてしっかりと確認しながら、透析を進めていった。
僕1人のために、みなさん残っていてくれたのでは無いかと予想して、改めて感謝した。
最初ということもあり、透析時間は3時間で、水分は300mlしか引かなかった。
透析の役割は、老廃物の除去と水分の除去だ。
水分は、2〜4リットル引くのが普通では無いかと記憶している。
痛みが増していたので、痛み止めをもらったらすぐに引いた。
とにかく慌ただしい一日だった。
疲れたが、透析後は相当身体が軽くなったので、老廃物が除去された事が体感で分かった。
明日も朝から透析をやるらしい。
足はまだむくんでいるので、スッキリとした足になるのが待ち遠しい。
奥さんから来ていたLINEに、子供達からの応援メッセージが入っていたので、元気が100倍になった。

また明日からがんばろう。

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