見出し画像

東京のど真ん中で、推しと写真を撮った話

みなさんこんにちは。まるさんかくです。
今日はタイトルにもある通り、都心中の都心である渋谷で推しと2ショットを撮っていただいたという誰得話(だれとくばなし)をさせていただきます。ぜひお付き合いください。

アイドルの特典会

まずなぜ私が推しと写真を撮れることになったかというとずばり、特典会という最高イベントがあったからです。みなさんは特典会に行ったことがありますか?ありますか。そうですか。

そもそもアイドルという言葉の語源を辿ると"偶像"という意味があるようにアイドルとは私たち一般人には手の届かないそんな存在です。しかしそんな存在と写真を撮ったり、握手やお話ができたりすることで、限られた時間のみ身近に感じることのできる空間。それが特典会です。気持ちの悪い解釈ですね。
つまり簡単にいうと普段はステージの上や画面越しでしか見ることのできないアイドル達を間近で見て感じることのできる最高のイベントというわけです。アイドルの皆さんには頭が上がりませんね。まじでありがとう。

というわけで今回は私がそんなアイドルの特典会に初めて足を踏み入れた際の記録をここに記していきたいと思います。

特典会参加に至る経緯

まず私が何の特典会に参加させていただいたかというと、私の最推しアイドルグループであるばってん少女隊とAKIII CLASSICという最近流行りのオシャレブランドさんとのコラボイベントです。

内容はAKIII CLASSICさんとばっしょーのコラボ商品を買うことでメンバーと2ショットが撮れるという大変お得なものでした。
この情報は去年の11月の時点で発表されていたのですがまるさんかくは詳細が出るまで、いや出てからも参加を一生迷い続けていました。理由はシンプルです。ビビリだから。これのみ。
だってみなさん、冷静に考えてみてください。自分の人生で一番とも言っていいくらい好きな存在の近くに行けるどころか、写真まで撮れちゃうんですよ?!そんなの世の道理に反しませんか?!(反しませんよ)

また、私が参加することのできる可能性のある特典会の会場も私のビビリに拍車をかける大きな要因でした。SHIBUYA109です。もう一度言います。SHIBUYA109ですよ。この世のイケてる人間たちが一斉に集うといわれるあの場所。まるさんかくのような田舎生まれの田舎育ち、山間森林大体友達な人間が間違って足を踏み入れた際にはもう大変。ダセェ田舎者が紛れてるぞ!と糾弾を受け血祭りにあげられてしまうのは目に見えています。(全て勝手なイメージです)

そんな恐ろしい場所で推しに会うなんて可能なのか何度も自問自答を繰り返しました。しかしここで諦めてしまったら何も始まりません。TwitterのTLに流れる他のファンの方の特典会レポをみて奥歯を噛み締める日々と別れを告げるため、私は渋谷のイベントに参加することを決意しました。(その時のツイートがこちら)

渋谷のことを修羅と呼んでいます。大変失礼ですね。

特典会に向けて

さて、コラボイベントに参加することを決意したまるさんかくですが大切なのはここからです。推しとの写真を撮るための準備をしなければいけません。
ほんの短い時間とは言え、推しの目に触れる機会があるためまずは見苦しくない見た目づくりから始めました。

まず、まるさんかくが推しと2ショットを撮る上での最も大きな懸念は自身の顔が丸すぎるという点です。本当に丸いんです。もう丸通り越して球。普段はこれはもうそういう運命(さだめ)なんだ、自分の力ではどうにもならないと言い聞かせて諦めていましたが、推しと並ぶためにはそうはいきません。画面越しでもわかるほど顔が小さいアイドルの横に私のような球フェイスを並べるわけにはいかないのです。
早速「顔をシャープにする方法」と切なすぎるワードで検索をかけると、数ある情報の中から口の中で舌をぐるぐる回しまくるというトレーニング方法を見つけました。
         よし、これだ。
これなら私でも手軽にチャレンジできそうです。その日から私は口の中で舌をぐるんぐるん回しまくりました。また、私は何かを毎日続けるということができないカス人間なので、"特典会のことを思い出すたびに20回ずつ舌を回す"という決まりを作り、毎日3〜5セットぐらいぐるんぐるんしました。思い出しすぎですね。そんな舌ぐるんぐるんbotと化したまるさんかくには緊張すると気持ちが悪くなってしまうという弱点があるため、最後の方は舌を回す→軽くオエッとなるという最悪なルーティンを繰り返しながらも毎日頑張っていました。待って、文字に起こすと本当に最悪。

そんな努力も実り無事顔がシャープに…と言いたいところですが、ありえないくらい変化がなかった私は当日までに球のまま推しと並ぶ決意を固めるという方向に努力の舵を切りました。状況に臨機応変に対応する能力ってとても大事ですからね。

また、特典会に向けた努力は見た目だけではいけません。推しとまともな会話をするための強靭なメンタル作りが必要です。普段店員さんとかとの会話もままならないような人間なので人一倍努力をしないといけないのです。
ここでは"第一印象がいい人 特徴"などというこれまた切ないワードで検索をかけることで"笑顔、清潔感、ハキハキと喋る"などという答えを得ました。

  大変です。全て持ち合わせていません。

笑顔や話し方はまだ分かるのですが、清潔感というのが分かりません。現在の自分に清潔感があるのか無いのかすらも分かりません。詰みました。
清潔感というものが分からないがために迷想に迷想を重ね、もはやビオレママの格好をするしか無いのでは?というところまで考えが至った所で全てを諦めました。もうどうにでもなってくれ。
というか今回はオシャなファッションブランドとのコラボなのだから、ビオレママは絶対にすべきじゃ無いですよね。(コラボじゃなくてもですよ)

そんなこんなで大した準備もできず、覚悟も決められないままついに当日がやってきてしまいます。

特典会当日

特典会の日の朝がやってきました。私は楽しみな事があると眠れなくなる側の人間なので、2時間ごとぐらいに目を覚ましては時間を確認してまた寝るというワクワク小学生ムーブを繰り返しつつ7時ごろに起床しました。(ワクワク小学生って何?)
普段だったらはちゃめちゃに眠たい時間ですがこの日の私は違います。起きて早々に準備を始め、颯爽と駅に向かいました。この日の朝の反省点は朝ご飯におせんべいをチョイスしてしまったということくらいです。おせんべいは本当に朝ご飯に向いていません。

ここから予定通りの電車に乗り、都会の満員電車に血の涙を流しそうになりながらもついに.…
渋谷に到着しました!

   浜崎あゆみさん25周年おめでとうございます。

特典会の整理券が配られる場所に行くとそこには結構な数の隊員さんたちが列をなしていました。早速加わっていきます。30分〜40分ほど待って無事に整理券をゲットしました。

その後はトイレのゴミ箱に捨てられているお酒の缶めちゃくちゃ小さいキャリーケースにむりやり2人で座るイケイケカップルなどの姿を見て、渋谷という街の多様性っぷりを感じつつ待機時間を過ごし、10時にグッズ購入列に並び始めました。

ここで私の当初の予定を紹介します。
1会計4000円以上で特典券1枚と交換ができるため、
まず1回目に白Tシャツとアクスタを購入し特典券を
1枚確保。(早めに売り切れる可能性が高いと読んだため)
そしてもう一度並び直し、キャップを購入してもう
1枚の特典券を確保。
私は同じメンバーと2回写真を撮ることを狙っていた(1回の会計で同メンバー複数枚はできない)ため、
本当はこうなる予定でした。完璧ですね。

まず1回目は何のトラブルもなく購入することに成功。何なら人生で初めて買ったアクスタで一発で推しを出す事ができ、幸先いいかも⭐︎と思ってすらいました。

問題は2回目に並び直した時に起こります。
ループ(購入列への並び直し)が解禁された11時過ぎ、早速私は意気揚々とグッズ購入列の最後尾へ向かいます。途中お店をチラリと覗いてみるとお目当てのキャップの在庫がめちゃくちゃ少なくなっているように見えましたが、一旦目を背けました。都合の悪い事から逃げようとするのは私の悪い癖ですね。
列の後ろにつき、しばらく並んでいると

スタッフさん「キャップ完売です❗️」

目を背けていた現実、すぐに帰ってきちゃいました。おもろ。キャップめちゃくちゃ可愛かったし何なら1番欲しかった商品だったので結構ショックでしたが、最悪特典券さえ手に入ればいいのでバッグを購入することに考えを切り替えました。バックも可愛かったし、便利そうですしね。
しかしまたしばらく並んでいるとキャップの他にも続々と完売する商品が出始め、不穏な空気が漂います。まあこんな短時間で全ての商品がなくなるなんてことはさすがにないでしょう。もしそんな事があれば一周回って「爆笑🤣」となるしかありません。絶対買えるに決まってm…


スタッフさん「すみません!全商品完売です!」

        


          爆笑🤣
全商品、無くなったみたいです。そんなことあるんだ。私はただ109の階段を上り、109の階段の上で佇んだ人になってしまいました。ばっしょー×アキクラを舐めちゃいけませんでした。

まあいつまでもグズグズしていたって商品が復活するわけでもないので、空き時間にコラボ商品と似た感じのキャップを探しに出かけます。(執着すご)
幸い渋谷はファッションに関するお店がたくさんあるのですぐに見つける事ができました。
都会はありがたいですね。今後は感謝を込めて渋谷のことを修羅ではなく、NFC(ナイスファッションシティ)とでも呼ぼうと思います。(やめてください)

しかしキャップを購入できたは良いもの、根っからの田舎者のため同じような建物が大量に並ぶ渋谷センター街で何度も迷子になってしまい、だいぶツーショット待機のための集合時間ギリギリになってしまったので飲むようにお昼ご飯を食べ、再び109に向かいます。

ついに対面

時間ギリギリで109につき、いよいよツーショットの待機列に並びます。(私が今回ツーショットを撮っていただくのは最推しメンの上田理子ちゃんです。)
    
    この時点で心臓が飛び出そうです。

まさか自分がここまで緊張しいだとは思いませんでした。列が進むにつれ心臓が高鳴りまくります。まるで早鐘。(典型的な例え)  まるでドラムロール(特殊な例え)
果たしてこのドラムロール鼓動に耐えられるのでしょうか。マスクの中でめちゃくちゃ深呼吸を繰り返し心を落ち着けてようと試みますが、無意味です。その時のツイートがこちら。

臨場感が伝わってきますね。(Twitterを開く余裕はあるんだ。)

そしてしばらくしてついにツーショットを撮る会場である小さな部屋みたいな場所に案内されました。
 
    
      
     ばってん少女隊が、いました。


厳密にいうと前半のメンバー3人(希山さん、上田さん、春乃さん)がいました。いやそんなこと当たり前なんですけどね?!こんないきなりいると思わないじゃん?!(大混乱)

私の勝手な想像ではもっとメンバーは遠くにいて、私たち側が徐々に近づいていくと思っていたので部屋に入っていきなり至近距離にメンバーがいたことに心底驚き、これでもかと目をかっ開いてしまいました。(誰にも見られていませんように)
この時点でもう前に並んでいる方は数人です。覚悟を決める時間もありません。ここ最近で1番焦りました。前の方が写真を撮っている間に暴れまくる脈を手を使って物理的に抑えつつ(なんで?)、事前に調べておいた第一印象をよくする方法を必死に思い出します。今回は初回なのでとりあえず"爽やかな挨拶、笑顔で目を見て話す。これができれば十分だろう(アセアセ)"などと考えているうちにあっという間に私の順番がやってきました。意を決して上田さんの元へと近づきます。

上田さん「お願いします!」
私「はじめましt…本当にかわいい‼️」

終わりました。最悪です。
あんなに挨拶は大事だと学んだのにはじめましてもろくに言えませんでした。それどころか初対面なのにいきなり本当に可愛い!などとナンパめいた言葉をかけてしまいます。理由はシンプル、あまりにもかわいかったから。です。
写真や動画だけでもめちゃくちゃにかわいいですが、生で見てみると可愛さが一兆億倍です。マジでやばい。

挨拶からつまづきまくってしまいましたが何とかポーズ指定をして無事に写真を撮っていただいた後、伝えたい言葉をどうにか絞り出します。

私 「あ、あの新宿とあと8周年も行きます❗️
  初めての福岡です❗️(必死の形相)」
上田さん「ありがとう!もしかして何かでコメント
     くれてた子?」
私 「(?!?!)あ!インスタで.…!」
上田さん「そうだよね!〜〜?(あんまり聞き取れな
     かったけどインスタのユーザー名言って
     くれてた?)ありがとう!またね!」
私 「ありがとうございました!ありがとうござい
   ました!(お礼を言いながらそそくさと後ずさ
   るキモムーブ)」

結構記憶が飛んでしまって、本当はもうちょっと何か話したような気もするけど大体こんな感じでした。私は知らぬ間にアイドルではなく天使と特典会をしていたのでしょうか。
まさかちょっと前に何気なくしたインスタのコメントを覚えてくれてるなんて思いもしなかったので、頭が真っ白になりました。(インスタの名前の部分は幻聴かもしれません)
危うく109で喜びの舞を、披露するところでした。(やめてください)   だけどそのくらいこの時は本当に嬉しくて仕方なかったです。やったね❗️

今まで色んな方が特典会に何度も足を運んでいた理由が身に染みてわかりました。
アイドルって本当にすごいですね。(結局これ)
忙しい間をぬって長時間たくさんの人と写真を撮っているのに全く疲れを見せず、一人ひとりに120%の対応をしてくれる。こんなのなんぼあってもいいですね。

正直、私側の対応(挨拶、表情)や写真写りなどは100点満点中マイナス5000点くらいでしたが、ものすごくいい思い出になりました。次こそは絶対に目を見て話そうと思います。(今回一度も上田さんの目を見た記憶がない人)
諸先輩方、特典会に関するアドバイスなどあればぜひまるさんかくまでお願いします。(必死)

前述の通り参加するまではめちゃくちゃ緊張していたのですが、この1日の経験だけで終わる頃にはもう一度撮らせてくださいと土下座をしそうになったほど特典会の良さを実感しまくりました。
これも全てツーショットを撮ってくれた理子ちゃんを始めとしたメンバーさん、素敵な場を用意してくれたスタッフさんのおかげです。本当にありがとうございます。(謎目線)

いやー特典会って最高ですね!(急な大声)


今後に向けて

さて、最後に今後こういった機会があった場合、どこを改善すべきなのか考えていきます。

         全てです。

爆速で答えが出てしまいました。改善すべきところしかありません。見た目の面から人との会話の仕方に至るまで全てを見直す必要があります。
とりあえずこれからは口の中で舌を回すトレーニングをなるべく継続し、球フェイスをせめて楕円形フェイスにできるようにするところから始めたいと思います。

ここまで読んでくださりありがとうございました!




  

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?