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心リハ【運動療法】について
こんにちは☀️
現役理学療法士のまるです!
前記事で心臓リハビリテーション(以下、心リハ)の私の考え方について書かせていただきました。
よければ、そちらから読んで貰えると今日の内容が理解しやすいかと思います(^^)
それでは本題に入っていきます!
心リハの内容は大きく分類すると、以下の3つに分けられます。
1, 運動療法
2, 疾病管理プログラム(標準的医療の提供、セルフケアの徹底)
3, 包括的心臓リハビリテーション(患者教育、カウンセリング)
疾病管理プログラムや包括的心リハも非常に大事な要素ですが、
今回は心リハの中でも主体と考えている
「運動療法」
についてまとめてみました!
「運動療法」と1つにまとめると、とても膨大でどこから手をつければ良いか分からなくなってしまうので、いくつかのpartに分けていきます!
運動療法
心リハのなかでも、運動療法は中心的な役割を担っており、個々の運動プログラムを構築して、適度な運動を処方するものです。
いわゆる、運動療法は薬と同様、運動の処方箋のようなものだと感じています。
もちろん適度な運動強度を知るためには様々な運動負荷試験を行い、一人一人に合った安全な運動内容を指導する必要があります。
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その処方箋に沿って最終的には患者個々で運動を継続してもらう必要があります。
運動療法の効果は参考書によって様々ですが、主な効果は以下になります。
●心臓病の増悪による再入院を減らす
●基礎体力や運動能力の向上
●筋肉が付くことで疲れにくくなり、筋肉は心臓の働きを助ける
●動脈硬化の原因となるリスク因子(高血圧、脂質異常症、糖尿病、肥満)の改善
言葉を並べてみると心リハの根本そのものを指しているのでは、、と考えてます!
実際の現場で感じている運動療法の効果は、上記他にQOLの改善、精神的満足度の向上なども挙げられます。
【心血管疾患におけるリハビリテーションに関するガイドライン】でも積極的に推奨されているので、
心リハに携わっている先生方が「運動は大事」とおっしゃられるのはここからもきていると思います。
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何度も述べてはいますが運動療法は心リハの中心的な役割を担っており、標準的なプログラムとなっております。
実際の運動療法の詳細な効果や方法に関しては次回以降の記事で書いていきます!
次回は「高齢心不全患者に対する運動療法の効果、エビデンスについて」です!
最後まで読んでいただきありがとうございました。