私が考える心臓リハビリテーション
こんにちは☀️
現役理学療法士のまるです!
今日は心臓リハビリテーション(以下、心リハ)に関する内容を発信していくうえで、まずは私が考える心リハについて話したいと思います。
以下はガイドラインに掲載してある心リハの定義となっています。
……
「ん?身体だけでなく心理的、社会的、職業的状態の改善?多面的、包括的プログラム?よくわからん‥‥」
このように思った方もいらっしゃるのではないでしょうか?
私も初めて読んだ時に同じように思いました😅
正直、これだけ読んでも
どのようなことに気をつけて心リハを行わないといけないのか、
心リハは何から行えば良いのかなど
全然イメージができないですよね。
そこで色んな教科書を読んだり、論文を読んだりして
私なりに定義を立ててみました。
私が考える心リハとは、
『患者自身に合った運動療法・薬物療法・患者教育を他職種と協力して用いり、長期にわたり心疾患の再発や死亡を減少させるもの』
と考えています。
心リハは「リハビリテーション」と名がつくため、リハビリ職がするものだろうと思われますが、実際には理学療法士・作業療法士だけでなく、医師・看護師・薬剤師・管理栄養士・臨床心理士・社会福祉士などそれぞれの専門職がチームとして行います。2021年に提示された心リハガイドラインでも他職種で心リハを行うことは推奨されております。
一般的なリハビリだと、衰えた筋力の強化や回復、歩行練習などのイメージですが、
心リハは個々の運動や患者教育を通して体力回復、社会復帰そして、その人の人生を見据えた生涯プログラムです。
また、心リハのリハビリは運動療法のみと思われがちですが、
最大の目的は
『心血管疾患の患者さんが不安なく日常生活を送り、再発を予防して、その人らしく人生を生きていくこと』
なので
運動療法のみではなく、薬物療法・患者教育などを合わせた包括的なケアがかなり大切になってきます。
チームのみんなで
”病気”ではなく”患者さんを診る”
心臓病を患っても、
「~がしたい」
「~ができるようになりたい」
と患者さんが思っているのであれば、
一概にやったらダメと決めつけるわけではなく、
どうすれば患者様の要望を叶えることができるかをチームみんなで議論し、
患者様の思いに沿って実現していくべき。
当たり前のことを言っていますが、私が一番大事にしていることです。
次回は
『心リハの運動療法について』
についてです!
最後まで読んでいただきありがとうございました。