最近のお気に入りアルバム「新世界オリハルコン」
sumika 1st Mini Album
「新世界オリハルコン」
前回は簡単な自己紹介とsumikaとの出会いで終わってしまったので、
今日は私の最近のお気に入りアルバム
「新世界オリハルコン」
についてお話していこうと思います。
このアルバムのリリース日は
2013年10月16日
前身バンドであるbanbiが
同年2月に活動休止を発表してから、
3ヶ月後の5月に3人体制のsumikaが始まりました。
このミニアルバムはsumikaとして
初めてリリースされたCDです。
今ではロックというジャンルに囚われない
曲が特徴的なsumikaですが、
banbi時代やこの頃の曲は今よりも
ロックバンド感が強いように感じます。
収録曲
1.雨天決行
2.カルチャーショッカー
3.イナヅマ
4.ほこり
5.FUN
1.雨天決行
1曲目は雨天決行。
私がこの曲を初めて聞いたのは、Starting CaravanのDVDでした。
アンコール曲として歌われていて、サビの歌詞が印象に残った曲でした。
やめない やめないんだよ まだ
足が進みたがってる
やめない やめないんだよ まだ
足が動きたがってる
やめない やめないんだよ まだ
はいはい、理屈は分かっても
やめない 覚めない 夢の中で
サビの歌詞を見ただけでも今のsumikaとは雰囲気が少し違うように思えませんか?
雨天決行のタイトル通り、雨だろうが嵐だろうが進んでいく。
厳しい社会を、歯を食いしばり踏ん張っていく。
そのようなとても強い意思を感じる1曲だと思います。
前向きになれるような曲が特徴的なsumikaとは違い、社会や人々に訴えかけるような歌詞や曲調が当時のsumikaを表しているように感じます。
2.カルチャーショッカー
2曲目のカルチャーショッカーは雨天決行とはうってかわり、ポップな曲調と歌詞が特徴的な曲となっています。
この曲はタイトルの通り、日本人の "僕" とヨーロッパ系の女性の "君" の文化の違いが描かれています。
踊りもお酒も得意じゃないんだ
できれば読書やお茶がいいのだ
でも君しかいないんだ
僕の瞼の裏に居るのは
ショットをグッと飲み干して
ミラーボール蹴っ飛ばすぞ
例えどこぞの民族の風習だろうが
君の好きなら飲み干すさ
君に好意を抱いている僕は、君のためなら苦手なお酒もダンスも受け入れられる。
純粋な愛を感じる可愛く、雨天決行とは違いほっこりする曲ですよね。
3.イナヅマ
3曲目はイナヅマ。
私が聴いた曲の中で最もsumikaらしくないと感じた曲です。
社会の厳しく辛辣な現実が描かれています。
会社や社会から排除され、傷をつけられた人々の心の痛みや叫びをsumikaには珍しい、ストレートな言葉選びで表現されています。
やっと産み落として顔を見たら
あれ?どっかで見たような顔ばかり
そんなんダストシュートに放っちまえ
上司の無情な廃棄の勧告
ニーズに合った産み分けを
できないやつはわが社にはいらない
就活を控えた大学生には痛すぎる、現実を突きつけるような言葉選びですよね。
この頃sumikaは自分たちでアーティストとして働きながら、社員として裏方の業務も担っていた時期であり、当時の苦悩を曲にぶつけたように私には聞こえます。
今のsumikaとは雰囲気が違いますが、とても好きな曲の1つです。
私の心に強く響くものがあります。
4.ほこり
4曲目はほこり。
この曲を知ったきっかけは雨天決行と同じく、Starting CaravanのDVDでした。
この時は、片岡さんのボーカルに小川さんのキーボードの伴奏のみでアレンジされた演奏でした。
片岡さんのアカペラから始まるこの歌詞が、私の胸にストンと落ちました。
今宵も闇のトンネル
くぐり抜け君のとなり
慢性鼻炎の響きだけ
お邪魔することにするよ
サビの歌詞はこのようになっています。
オーマイそれがぼくのほこり
落ちて踏まれて丸くなっても
オーマイそれがぼくのほこり
みじめでもいい
ぼくのほこり
これまでのアップテンポな曲とは違い、少しスローテンポで落ち着いた雰囲気の曲となっています。
淡い恋模様を描いたような曲となっており、落ち着きがありながらどこか切ない曲調です。
Starting Caravanのときのアレンジは鳥肌がたち感動するので、ぜひ見て頂きたいです。
5.FUN
新世界オリハルコン最後の曲はFUNです。
お気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、
ほこりあたりから歌詞の世界観を上手く表現できなくなっております。
個人的に「ほこり」と「FUN」は歌詞の解釈が難しく、言葉で表現することに苦手意識を抱いています。
全力で頑張りますので、あと1曲お付き合い頂ければと思います。
また思考する
意味のない事にまた思考する
また思考する
そこで泣いていた
私は思考が停止して泣いております(え)
言葉で説明するよりも聞いていただいた方がこの曲の魅力を感じていただけるかと思います。
私個人としてはこの曲のギターがとても好きです。
ポップで明るい曲調なので、何か頑張りたい時や励まされたい時に聞いてみてはいかがでしょうか。
と言うことで
sumika 1st ミニアルバム 新世界オリハルコン
の全曲について感想を書かせていただきました。
「百聞は一見にしかず」いや、「百読は一聞にしかず」ということでリンクを貼らせていただきましたので、お時間がある時に是非聴いてみてください。
他力本願で申し訳ないです。
では今回はここら辺で失礼します!
最後までご覧頂きありがとうございました