見出し画像

『ドリルを売るには穴を売れ』

本noteでは、読んだ本の感想やデータ活用のヒントを発信していきます。今回の第一弾は、マーケティングの名著『ドリルを売るには穴を売れ』を読んだ感想です。書籍の見どころや学び、そしてビジネスにどう活かせるのかを解説します。ぜひ最後までお楽しみください!

こういう方におすすめ!

  • 自社の強みを活かしながら、より効果的に商品やサービスを売りたい

  • マーケティングを学びたいが、難しい専門書はハードルが高いと感じる

  • 商品開発やサービス設計で、顧客の本質的なニーズを捉えたアイデアを生み出したい

タイトル:『ドリルを売るには穴を売れ』
著者:佐藤 義典


①この本を読むことになった背景

この本を手に取ったきっかけは、自社のサービスやSNS戦略がうまく嚙み合っていないと感じたことでした。
そのため全体の戦略を再度見直す必要があると考え、顧客視点に立ち返るためにマーケティングを学び直そうと思いました。その中で、マーケティングの入門書として評価が高い本書にたどり着きました。

②この本のみどころ

2007年の出版以来、多くの増刷を重ね、マーケティング入門書として広く知られています。詳細な内容は多くの解説記事があるため、ここでは私なりの見どころを紹介します。

1.シンプルな内容だからこそ深い

本書はベネフィットやセグメンテーション、差別化、4Pといったマーケティングの基本概念を扱っており、新しい発見が少ないと感じるかもしれません。
しかし、著者が述べているように「何事も本質はシンプルであり、シンプルだからこそ『言うは易し、行うは難し』」という言葉が響きました。実際に自分ができているかと問われると、全くできていないことを痛感しました。そのため、折に触れて読み返し、自問自答しながら血肉化するのに最適な本だと感じました。

2.「理論+ストーリー」で理解しやすい

各章でマーケティング理論が説明された後、それを活用するストーリーが展開されます。具体的には、マーケティングを駆使してイタリアンレストランを立て直す物語が描かれており、理論がより実践的に理解できる構成になっています。
この「理論+ストーリー」の説明方法は、自分が何かを伝える際にも取り入れたいと感じました。

③この本を読んで実践すること

1.日常の中でマーケティング脳を鍛える

マーケティングとは市場調査、広告戦略、営業戦略など売ることに対する全ての活動を指します。単に本を読むだけでなく、日常生活の中で「自分はなぜこの商品を選んだのか」「この販売戦略の意図は何か」と考えることで、実践的なマーケティング感覚を鍛えられると気づきました。
今後は、自分の購買行動を分析し、「なぜ?」を繰り返して考える習慣をつけていきたいと思います。

2.顧客にとっての「価値」から自社サービスを見直す

本書のタイトル『ドリルを売るには穴を売れ』が示すように、顧客はドリルそのものではなく、「穴を開ける」という目的を持っています。極端に言えば、穴を開ける方法さえ提供できれば、ドリルである必要はないのです。
しかし、自分が提供するサービスに固執しすぎて、顧客の本質的なニーズを見失っていたと反省しました。
これを機に、もう一度顧客視点に立ち、価値の再定義とサービスの見直しを進めます。

3.まずは自分が誰よりも成長する

著者は「おわりに」の中で、人が大きく成長するための3つの要素を挙げています。

1.自分の実力を超えるゴールを設定すること
2.自由に動けて自分でその責任を負うこと
3.支えてくれるメンターの存在

出典:『ドリルを売るには穴を売れ』

本書のストーリーの主人公もこれらの要素を兼ね備えており、マーケティングだけでなく、自己成長についても学べる内容でした。
事業を推進する立場として、まずは自分自身が誰よりも成長することが重要だと改めて認識しました。

④まとめ

本書を通じて、マーケティングの基礎を再認識するとともに、実践的な学びを得ることができました。特に、マーケティング思考を日常の中で磨くこと、顧客視点で価値を再定義すること、そして成長を続けることの重要性を再認識しました。
今後もこの学びを生かしながら、実際のビジネスに活用していきます。

感謝

最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
この記事が役立ったと感じていただけたら、「スキ」で応援していただけると嬉しいです。ぜひ「フォロー」もして、今後の更新をお楽しみに!

いいなと思ったら応援しよう!